TURTLE MOON の Web雑記
クモ嫌いがクモ撲滅のためによりクモと触れ合うハメに:05年7月06日
爬虫類な私は(謎)、夏が大好きなのですが、ひとつこの季節で、とても嫌なことがあります。
それは、クモ(蜘蛛)が大の苦手だということです。
私の住む北国では、虫たちが活発になるのが、ちょうど今頃のシーズンです。
通常、都市生活者(?)としては、あまり虫の類と触れ合う機会は、多くないハズなのですが、我が家のすぐ前が草ボーボーの空き地で、近くに川が流れているせいもあって、住宅地としては虫が多い環境なのです。
まぁ、少しくらいハエや蚊が多くても、我慢はできるのですが、前述の通り私はクモが大嫌いなので、クモのエサとなる虫が多いこの辺りには、まるまると太ったオニグモやらが、あちらこちらで巣を張っていやがるのです。
で、私が夜遅くに帰宅すると、家が狭い小路の奥に建っているため、小路の通路にクモが堂々と巣を張って、この私を待ち構えているときがあります。
小路は街灯も少なく、夜中は視界が悪いので、私はクモが巣を張っていることに気づかず、クモの巣へ体ごと突っ込んでいってしまうことが、しょっちゅうです。
そのときはもう、パニックに陥りますね。「ヒィィィィ〜」とか叫んでいるかもしんない(笑)。いい歳こいたおっさんなのに……。
顔や首筋・髪の毛の中などに、オニグモがヘバリ付いて、モゾモゾとしたりするモンですから、辛抱たまらん!ってなモンです。
その、クモがいる小路ですが、いつも大体同じような位置に、巣が張られているのです。
その位置は、家の隣の定年間近のおっさんが、ひとりで住んでいる家の前なんですが、そのおっさん、クモの巣を壊すだけで、ぜんっぜんクモ本体を殺さねぇのさ。本体を殺さないと意味ないじゃん!
こんなことをいうと、都会に住む人なんかに、「かわいそ〜」とかいわれるかもしれませんね。
でも、虫が多い場所で暮らすなら、そんなの素手で潰すくらいじゃないと。いや、それは豪快すぎ(笑)。ホントに目の前でそれやられたら、かなり引くけど……。
うちのオカンは新婚当初、オヤジが家に入ってきた虫を逃がすのを見て、「ああ、なんて情けない人だろう」と思ったと、いっていました。
オカンは田舎育ちで、虫なんて殺すのが当たり前、いちいち逃がしていたらきりがない、という生活スタイルだったらしいです。
まぁ、人間なんて勝手な物で、チョウチョとかクワガタが家に紛れ込んできた場合は、殺したりはしないでしょうけど。ヘタしたらエサとか与えてるかもしんない(笑)。
話は戻って、クモの件ですが、しかたないので、結局私自身が、クモどもを撲滅することにしました。
クモをみつけしだい、殺虫剤で毒殺です。最初はコストを考えて、チャッカマンで火あぶりにしていたのですが、火あぶりでは、クモが死ぬよりも先に、巣が溶けてしまって、クモ本体が下に落ちてしまうパターンが多かったので、やめました。下に落ちたクモが、私の靴の上に乗っかったときは、「いぎぃぃ〜」という奇声を発してしまいました(笑)。いい大人が……。
でも、疎ましい存在であるクモと、関わらずにいたいがために、クモを退治するべくクモと対峙しなければならないなんて。今、上手いこといった(pato様風)。
嫌いな物にこそ、向き合う機会が多くなるのが人生。というか、向き合う機会が多いからこそ、好きにも嫌いにもなる、ということなんでしょうかね??
私のクモ撲滅運動が、成功しますように……(-人-)。