TURTLE MOON の Web雑記
年寄りと一緒に山歩き!:05年10月18日
寝ているところを、親にたたき起こされました。
「ホレッ!滝みに行くよ!」
寝ぼけていた私は、「タキってどういうものだっけ……?」と考えながらも、「何時頃でかけるん〜?」と聞いたら、今すぐにでる!とあっさりいわれました。いや、こっちの都合も考えろ(笑)。
食事をとる暇もなく、でも顔くらいは洗おうと、洗面所にいる間中、親に早くしろ!と名前を呼ばれ続けました。
ってかなんで、ウチの親はこうも計画性がないのか……。出掛けることが決まった時点で、俺を起こせばイイジャン!
親が家を出る支度が済んで、一緒にいくメンバーが玄関に揃ったところで、私を起こしにくる。どうせ私が写真を撮る役をしなきゃならないのにさ……。
ぼやきつつも、我が家から車で20分ほどの山中にある、滝へと続く山道に到着しました。
しかし、「こんなけもの道、歩かなきゃならんのか〜」と母がいいだし、早くも険悪なムードが漂います。
それを無視して、どんどんけもの道に入っていく、父。しかし、さすがに父も70代の年寄り、イマイチ足どりがおぼつかない。そのうち、明らかに落ちたらアボーンな崖を見下ろして、弱気な顔をみせるようになってきました。
一方の母は、「先に行っててや〜」といってしゃがみ込み、野小便を始めました。前途多難です(笑)。
週に4日はヒンズースクワットをしている私は、三十路のおっさんではありますが、まだまだ元気。な、ハズでしたが、なにせ朝から何も食べていない状態で、山歩きに連れだされてしまったので、ガス欠モードでフラフラ。あ、あの鳥おいしそう……
なので、息を切らして「まだ着かねぇのか!」とわめきだす母を完全に無視して、私はもくもくと歩くことだけに専念しました。
我々家族と一緒に来ていた叔母(60歳くらい)は、「危ないならもう戻ったほうがいいんじゃないの〜」と、何度も主張しだします。もう、みんな帰りたくなってるみたい(笑)。
まぁ結局は無事に、念願の滝をみることができました。
落差も水量もそこそこで、若干迫力には欠けますが、そもそも有名な滝ではないので、こんなモンなんじゃないでしょうか。
しかし当然帰り道も、同じ道のりを歩かなくてはなりません。
今度は行きと違って、全員黙りこくったまま、もくもくと山道を歩いて帰りました。
家に帰ると、私は「ハラヘッター」で、母と叔母は「二度行くことはないだろう」といい、父は「ぐったり」として昼寝を始めました。
でも、滝自体はまぁまぁでしたが、時期的に紅葉のシーズンということもあって、山中の景色はとても綺麗なものでした。
やっぱり山歩きなんてモノは、それなりの体力のある人間が、きちんと準備をしてからやるべきだと痛感いたしましたが……。