TURTLE MOON の Web雑記

貧乏人ほど飲み物をなみなみと注ぐの法則：05年12月5日

現在は、ほぼ北海道限定で販売されている、乳酸菌飲料「カツゲン」。道産子にはお馴染みかと思いますが、道外の皆様には、あまり知られていないかもしれません。

そのカツゲンのイチゴ味が、先月下旬頃から発売になっておりました。もちろん、北海道限定＆期間限定販売です。
イチゴ物には目がない私（3?歳毒男）としては、絶対に外せない！というワケで、買ってきました〜。

日本ミルクコミュニティ（株） メグミルク：「いちごカツゲン」

お味の方はといいますと、無果汁ですが、甘酸っぱい春先のイチゴの香りを思わせる、カツゲンにしてはさわやかな味わいでした。ノーマルカツゲン同様、味はやや濃いめですが。

ところで上の、グラスに注いだいちごカツゲンの写真を見て、ふと思ったのですが、

「俺、欲張ってグラスぎりぎりまで注ぎすぎ……」

ここで、あることを思いだしました。私が以前、小さなシステム開発関連会社に、契約社員として在籍していた頃のお話です。

そこで新入りの私は、社内に来客があったときには、お茶やコーヒーなどの給仕をしておりました。
そのとき、私はお客様の前という緊張感もあってか、よくテーブルやお盆の上などに、極少量ですが、飲み物をこぼしてしまっていました。

たぶん社長には、
「この程度のことも、ろくにできないのかコイツは……」
と思われていたに、違いありません（涙）。

で、あまりに頻繁にお茶をこぼすので、社長に注意を受けました。
「もっと落ち着いて運んでこいよ。なっ？」
既に30歳近かった私は、とても恥ずかしく思いました。

その後、どうしてそんなミスを繰り返すのか、自分でよく考えました。
緊張で手が震える……というほど、緊張はしていない。
ならどうして……。
そこで、注がれた飲み物をよく見ると、これが溢れ出す寸前まで、グラスになみなみと注がれているではないですか！コレだよコレ、原因は！！

私の幼い頃からのクセなのでしょうか、私がグラスに飲み物を注ぐ際には、「沢山飲みたい・飲んで欲しい」という気持ちが強く働いてしまい、ついグラスのギリギリにまで、飲み物を注いでしまうのでした。
なんか……ビンボーくせぇなぁ、オイ（笑）。

だって、ホテルやなんかで、高級ワインをワイングラスなみなみに注ぎ込んで、重さとこぼさないようにする緊張で、持つ手やグラスがぐらぐらしているなんて場面は、ありえませんからね。よく見ると、テーブルにこぼれたワインが、シミを作っていたりなんかして（笑）。格好悪いことこの上ないですね。
いくら高級なバーでも、グラスになみなみとワインを注ぐだけで、貧乏人臭が漂い始めます……。

それに気づいた私は、以降は立派なお茶くみ係として、バリバリ働こうかと思ったのですが、同時期に会社との契約期間が終了してしまい、契約延長はしなかったために、グレードアップした給仕のテクニックを、ろくに披露する間もなく、その会社をクビに去りました（涙）。

……カツゲンを飲みながら、そんなことを思い出していました。
結論：飲み物をなみなみと注ぐクセは、直っていないようだ。