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TURTLE MOON の Web雑記

ホモのおっさんも若い男の方がいい?:06年1月20日

隣町に、かなり個性的な(婉曲的表現)男が住んでおりました。

その男は、私と同級生に当たるのですが、学区が違うので同じ学校に通ったことはありません。しかしその彼は、近隣に住む人たちには、ちょっと知られた存在でした。

その彼……仮に「D君」といたしましょうか。D君はぶっちゃけ「ホモ」らしく、更にちょっとだけ頭の具合が独特な人(婉曲的表ry)で、誰もがひとめ見ただけで「関わらないほうがいい」と思うであろう、奇異なオーラを放っておりました。

まぁ今の時代であれば、そんな人はそれほど珍しくはないのかもしれません。でも、私が学生の頃は、こんな田舎町で、しかも当時はホモとゲイとおかまの違いですら、きちんと認識されていないようなご時世でしたから、D君の存在は、我々にとっては珍奇であることこのうえなかったのです。

なぜ、D君がホモであるのがわかるのかというと、彼は自分の好みの男性をみつけると、その人の顔をまじまじと見つめだし、もう「ジュテ〜ム……」とかいいながら抱きつきそうな勢いになるからです。
しかもD君はかなりの色白で、口の周りにうっすらと、青ヒゲが丸く浮き出ています。昔、とんねるずの石橋貴明が演じた「ホモ男田ホモ男(漢字は適当です)」のような、典型的な「ホモ顔」なんです(笑)。

昔、この私が学生だった頃、どうやら私はD君に気に入られていたらしく(涙)、彼と街ですれ違うたびに、熱い視線を体中で感じておりました……。

以前、私が本屋さんで立ち読みをしていたときは、私の顔と立ち読みで開いている本との間に、D君が顔を半分突っ込んでくる始末。このときばかりは、全身にアフリカの砂漠をツンドラにしてしまいそうなほどの悪寒が走りましたね……。
そのとき以外でも、彼とは家が近所なせいで、頻繁に彼の獲物にされていました(涙)。もしかすると、オナ○ットにでもされていたかもしれません……(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

まぁ正確には、特別に私が気に入られていたというよりも、どうやらD君は若い男性であれば、だいたいがストライクだったようですが(笑)。

以上、なんとなく過去のことのようにお話ししておりますが、D君は現在も昔と変わらず、元気に生息しているようです。

つい先日、私が長距離バスに乗ろうとしていたら、なんとあのD君も一緒に、同じバスに乗り込んでくるではないですか!
いや〜久しぶりにD君をみたけど、昔と全然雰囲気が変わっていない(笑)。彼の放つ奇異なオーラは、全く衰えることを知らぬようでした。

長距離バスの車内はガラ空きで、席の移動がし放題の状態でした。
私は身の危険を感じて、バスの一番奥の席に陣取り、体をカブトムシの幼虫のように丸めて、D君にみつからないように、息をひそめておりました。ってかなんで私が、こんなにビクビクしてなきゃならないのか……。

平日の昼間ということもあり、バスには男性がD君と私とバスの運ちゃん、そして18歳くらいの大人しそうな少年の、4人しか乗っておりません。つまり運ちゃんを除くと、D君のターゲットになるのは、私と少年だけなのです。コワー

D君は、まず大人しそうな少年の顔を舐めるように眺め、その後バスの後部で縮こまっている私をみつけて、すぐそばの席まで移動してきました(((( ;゚Д゚)))。

しばしの間、私の顔をのぞき込むD君。
しかし彼は席を離れ、ターゲットを大人しそうな少年ひとりに絞ったようです。ホッ

可哀想なのはこの少年です。ガラ空きのバスであるにも関わらず、隣の席をD君に陣取られてしまい、かなりギョっとしていたのですが、大人しい性格らしく何もいえないでおります……。
そしてそのまま、少年は約1時間の長旅中、D君に観賞され続けておりました。うん、絶対に少年のトラウマになっただろうね(笑)。

幸運にもD君のターゲットから外れた私ですが、心の中に僅かながらの寂寥感が訪れておりました。

「ああ、三十路を越えたおっさんの俺には、もう彼も興味ないよな……」

いや、別にホモに好かれたいというワケじゃない(笑)。しかしながら、失った若さへの慟哭を感じることがあるという、同世代の女性たちの気持ちが、少しだけ理解できた瞬間でもありました……。

無駄に長くてすいません……。ってかコレ全部読む人いるんだろうか(笑)?
ってな感じです。ではまた!


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