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TURTLE MOON の Web雑記

カチカチ山!炊事遠足で恥をかいた思い出話:06年11月23日

私が、超カワイイ男の子だった、中学校時代のお話です。←オマエがカワイイわけないだろw

その日は、楽しみにしていた炊事遠足でした。
私の班では、道産子には大定番の、ジンギスカンをすることになっていました。

目的地は、学校から徒歩2時間くらいの、山腹にある広場です。
そこそこ急な傾斜の山道でしたが、食事の楽しみがあったためか、みんなそれほど苦もない様子で、順調に歩を進めておりました。

班員たちと談笑しながら、山道をひたすら登っていた、そのとき。
突然、私が背負っていた学校指定のリュックサックから、もの凄い勢いで炎が燃え上がったのです!

「うわぁぁぁぁあああ!!」

あまりに突飛な展開に、驚愕の声を発する私。
それをみた周囲の人間も、意外な展開に口をあんぐりです。

慌てて私は、カバンを地面に捨て去り、モンゴリアンストンパーのごとく地団駄を踏むように、自分のリュックにストンピング攻撃。
あ、モンゴリアンストンパーってのは、何十年も昔に活躍していたプロレスラーです(笑)。←歳がバレるなw

必死の消火活動の末、無事、炎は鎮火しました。
しかしながら、私のリュックも、その中に入っていたジンギスカン用の食材も、ついでに着ていたジャージの肩口の辺りまでもが、無惨に焼け焦げてしまいました。

私が、持ち運びを担当していた食材は、ズバリ「お肉」です。
ジンギスカンの鉄板という舞台で、華々しく主役となるはずだった、羊肉……。
それが今や、私に踏まれまくって、みるも無惨な生ゴミの塊となってしまいました。

おかげで、私の班のジンギスカンは、「肉なし」です……。

楽しいものになるハズだった、遠足のメインイベント、炊事の時間。

私は、班員からの非難の目を一身に受けて、黙々と、肉なしのジンギスカンを頬張りました……。
いやまぁ、いくらかは、他の班から肉を分けてもらってはいたのですが、私は恐縮のあまり、とても肉には手をだせませんでした(涙)。

ではなぜ、突然、私のリュックが燃えだしてしまったのかについてです。

実は私、肉とともに、種火用のマッチの手配役でもありました。
それが、遠足の前日になって、私の家に、小型のマッチ箱がないことに気づいたのです。
あったのは、お徳用の大判マッチだけ。
仕方なく私は、遠足用にはバカデカすぎの、お徳用マッチをリュックに詰め込んだのです。

そのお徳用マッチは、すでに封が開いていたものなので、遠足中にリュックの中で揺られまくって何かの拍子にマッチが着火してしまった、ということらしい……。

初めから、お徳用のマッチ箱から使いそうな分のマッチのみを、持ちだせばよかったのかもしれません。
でもそれでは、マッチ点火用のヤスリ部分がありません。
ヤスリの部分くらい、他の班から借りてもよかったのですが、無駄に責任感が強い私です。
それでは、自分に与えられた役割を正しく果たしたことにはならないと考え、結果的にお徳用マッチをまるごと全部、遠足へ持って行くことにしたのです。←要領のよさと生真面目さは反比例しやすいなw

しかしそのせいで、リアルカチカチ山かという勢いの珍奇な事件を起こしてしまい、私は、他のクラスにまで伝わる笑いモノとなってしまいました……。

この一件は、その後、我がクラスの語りぐさとなりました。
何名かの生徒は、卒業文集内でもこの事件に触れ、私の恥ずかしい失敗は、末永く伝えられてゆくことになります……。

当時の私には、これを「おいしい」と思う余裕はありませんでした。
そもそも、食べ物以外をおいしいと表現すること自体、されていなかった時代でもありましたし……。

焼け焦げたリュックとジャージは、共に学校指定のものであったことから、後日それらを買い直しするハメに。
楽しいはずの炊事遠足が、私の中では、軽いトラウマとなってしまいました……。←そのワリには、面白オカシク記事にしてるよなw

皆様も、お徳用マッチを持ち運ぶ際には、くれぐれも突然の着火にご注意ください!←今やマッチなんて使われてないよw

それではまた!


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