TURTLE MOON の Web雑記
内向き志向で復権の兆し? 北海道某所の夏祭り:10年7月18日
ドンドコドンドコ……
立ちならぶ屋台。
溢れ出す電球の光が、みんなの顔を優しく照らす。
ハッカ・ソース・チョコレート・焼き鳥と、様々な食べ物の匂いが、歩を進めるごとに入れかわってゆく……。
ざわめき。
絶え間なく聞こえ続ける、若者たちの喚声。
メロディが拾えない、無秩序な音の渦……。
ここは、大勢の住民で賑わう、北海道某所の夏祭り会場です。
けっして、マスコミが取材にくるような、観光客を呼び込むためのお祭りではありません。
そんな素朴な地元のお祭りですが、ご覧のように、なかなかの人出となっております。
しっかし、この過疎の街に、こんなに大勢の若者がいたとは!
それに、15年ほど昔とくらべると、ずいぶんと活気が戻ってきているように感じます。
暴対法が施行された1992年以降、こういった地元のお祭りは、軒並み寂れておりましたので……。←っていうかオマエも歳喰ったなw
あっ!
オートバイサーカス懐っかしいぃ〜!
しばらくの間、このような祭り独特の大型施設は、矮小化する傾向にありました。
しかし昨今は、これらも昔の勢いを取り戻しつつあるようです。
射的!
バキューン! バキューン!←昭和のガキかw
「栄養わかもと入り美味東京ケーキ」って!
見た目は鈴カステラ的なお菓子ですが、なぜだかそれに胃腸薬の「強力わかもと」が混ぜられているようです(笑)。
これ、普通に考えれば、かなり奇妙な組み合わせに感じませんか?
でもそういえば、私は子どものころ、わかもとを炒り豆かのようにボリボリ喰うのが好きだったっけ(笑)。
なので、やはりこれは「有り」ですね。←オマエはガキのころからヘンだったんだなw
この「宮崎名物 肉巻きおにぎり」超喰いてぇ〜!←喰えばいいだろw
さすが東国原知事、宮崎名物のアピールには欠かせない存在になりましたね(笑)。←こういうの昔だったら絶対に無断使用だよなw
最近はこのような、トルティーヤやらチュロスやらケバブやらタンドーリチキンやらといった、外国の食べ物を扱う屋台が目につくようになりました。
この「きゅうりの浅漬け」や「こんぺいとう」は、和風の屋台ではありますが、お祭りの客層に合うんだか合わないんだか……。
まぁこんぺいとうのほうは、現代風にカラフルアレンジしていたので、若者受けしそうではありましたが(笑)。←きゅうりの浅漬けをバリバリ食べ歩くのも楽しそうだぞw
いや〜、こうやってお祭りの雰囲気に包まれていると、すっかり童心に返ってしまいますね。
今回は、ひとり寂しくお祭り見物をした私ですが、それでも心がどんどん沸き立って、しまいには頭がボ〜ッなりました(笑)。←いつもボ〜ッとしてるだろw
ところで、最近の若者は都会や外国などに対して、昔のように過剰な憧れは持たなくなったと聞きます。
なんとなく、内向き志向になったというか。
それでも、このように若い人たちが大勢集まって、地元のお祭りを楽しむ姿は、悪くない感じ!
バブル期からしばらくは、なんとなくこの手の素朴なお祭りを、小馬鹿する風潮がありましたからね。←勝手に決めつけるなw
やれ内地(北海道弁で本州を指す)の ねぶたやら夏フェスやらとくらべると、しょぼいとかイケてないとかなんとかいって……。
あらゆる問題が山積する、現在の日本。
多くの人たちが「ろくでもない時代になった」といいます。
しかしながら、変に背伸びをすることもなく、みんなが自然体で地元のお祭りを楽しめるこのムードは、とても心地のいいものです。
バブルのころは、毎日がずっとお祭り騒ぎだったので、非常に疲れましたしね(笑)。
この夏祭りで、
「もしかすると日本は、別に悪い方向には進んでいないのでは?」
と、思ったり思わなかったりした私です……。←どっちだよw