TURTLE MOON の Web雑記

なんでも「高い」というウチの父！：06年2月5日

一度吐き出したジンギスカンキャラメルを、再び口の中に放り込むことでお馴染みのウチの父ですが（昨日の記事参照）、そんな「もったいない主義」の父（昭和ひと桁生まれ）ならではの、口癖があります。

それは、色々なモノの金額に対して、「高っかいなぁ……」ということです（笑）。

スーツが上下で20,000円！　父：「高っかいなぁ……」
美術館の入館料1,000円！　父：「高っかいなぁ……」
ラーメン1杯600円です！　父：「高っかいなぁ……」
タクシーの初乗り470円！　父：「高っかいなぁ……」
バスの市内線料金は200円！　父：「高っかいなぁ……」

父は、あらゆるものの値段に対して、「高すぎる」と感じているようです。貨幣価値が、高度経済成長期辺りから変化していないのでしょうか？

挙げ句の果てには、「そんなのタダにすればいいのに、儲けようとしやがって……」と、続くこともあります。
どうやら、「金儲けすることは恥ずかしいことだ」が、根本的な道徳観にあるみたいです。ホリエモンもびっくりですね（笑）。
まぁ私も、多少はそういう考えも理解はできますが、やはりこの時代の流れでは、そうもいってられませんしね……。

やはり私も、そんな父に影響を受けているのか、お金を稼ぐということに、微妙に抵抗感があります。だから今ニート（以下自粛）

しっかし、一家の大黒柱たる父が、なんに対しても「高い」を連呼するさまをみるのは、あまり気持ちのいいものではないですね。

私は子供の頃から、そんな父の口癖が、情けなく思えてイヤでした。男ならドーンといけよ！といいたかった（笑）。
でもそんな私も、今ではすっかり「高い」が口癖の大人になってしまいました……。
だって、可処分所得ゼロなんだもん（涙）。

節分に買った恵方巻きが、3本で1,140円だったと聞いて、親子そろって
「しっかし高っかいなぁ……」
でしたからね！
予約特典まで付いていたのにね（笑）。
（3日節分の記事参照）

そんな我が家ですので、いつの日か父が「安っいなぁ」というまでは、日本のデフレはまだまだ進行してくれて問題ないです！←明らかな無責任発言

ではまた！