TURTLE MOON の Web雑記
都会から来たおぼっちゃんがいじめられた思い出話・前編:06年10月25日
やぁ皆様、「いじめ」って嫌だよね!←なに急にw
しっかしまぁ、最近は、いじめ関連の報道を、目にする機会が多いですよね。
まるでいじめが、今年に入って大ブームになっているかのような勢いです。
しかし、当然のごとく、太古の昔からいじめはありました。
今回は、私が小学生のころの、いじめに関する思い出話です。
それは、1980年前後のお話です。
そのころの私が住んでいたのは、北国の斜陽ぎみな地方都市でした。
私が通う小学校は、やや貧乏ぎみな家庭が多い学校でした。
それでもみんな、そんなことは意識もせずに、楽しく小学生ライフをエンジョイしておりました。アホだから!←ちょwアホはオマエだけw
そんな、みんなで貧しければ怖くない!ってな勢いで過ごしていた私たちの前に、ひとりの転校生が現れます。
仮にその転校生を、「M君」としておきましょう。
M君は、両親の都合で、都会の小学校から転校してきました。
それがどうやら、そこそこ裕福な家庭の子供であるようなのです。
みると、色白でお目々パッチリ、前歯がカワイイげっ歯目顔という、おぼっちゃん風の容貌です。
おしゃれな服装とあいまって、いかにも「育ちがよい」という雰囲気が、全身から立ちのぼっております。
一方の我々ときたら、つぎはぎだらけの なおざりな身なりに、頭の中は食べることでイッパイといった雰囲気の、アホまるだしの昭和顔。
その差は歴然です。
気づくと、我々貧乏人にはないオーラを放つ、おぼっちゃん風のM君の姿に、クラス中の女子の頬が、ほんのりと桜色に(笑)。
その瞬間、男子軍団から沸き上がる禍々しいムードが、教室を支配し始めました……。
その後、明るくて物怖じしない性格のM君は、すぐにクラスに溶け込みました。
M君はいつも、快活な微笑みを顔にたたえております。
まさに、この小学校には居なかった感じの、自然に人の輪の中心になりそうな男の子です。
なので、今思うと、かなり女子にはモテそうな雰囲気でした。
しかし、そんなM君だからこそ、その一挙手一投足に、異質さを感じてしまいます。特に、我々男子連中は……。
ただでさえ、育ちのよさそうな顔つきなのに、服装も我々よりあか抜けた雰囲気です。
そして、ある日突然、髪型をビートルズのようなマッシュルームカットにしてきたするなど、目立った行動をとることがあったのです。
そんな異分子を、我々ビンボー男子たちがよく思わないのは、ごく当然の成り行きでした。
とりあえず、私や、私がつるんでいるグループは、M君とは比較的よくお話するほうでした。
しかし、この私が参加できるグループです。当然のように、クラスの主流派ではありません。←かなしいw
一方、ひとりのガキ大将が束ねる、クラスの中心的グループが、M君をいじめることに決めたようです。
そうです。ガキ大将の鶴の一声で、M君が地獄の日々を送ることが決まるのです。
すべては、ガキ大将の命令通り。
それが、当時の私たちの間では、当然のことだったのです……。
え〜と、今日も今日とて、読むのが嫌になるようなクソ長さになってしまいました。
そのくせ、テーマがテーマです。
いつものように、うかつにふざけた表現を繰り返していたら、反感を買われてウイルスメールがごまんと送られてきそうな、デリケートな内容になっております……。
そんな、重苦しい不安を胸に抱いたまま、次回へと続かせていただきます……。
それではまた〜。