TURTLE MOON の Web雑記
あしながおじさん!?おもちゃをくれると約束したおじさんを探す思い出話 1of2:07年3月3日
それは、四半世紀以上昔のお話……。
小学校の低学年だった私は、友達数人と、かまくらをつくって遊んでいました。
雪まみれになって遊ぶ、超無邪気な私たち。
こましゃくれたイマドキの子どもがみたら、なにがそんなに楽しいのかと問われるであろう勢いで、ワイワイギャーギャー大盛り上がりの私たちです。
するとそこへ、見ず知らずのおじさんがやってきました。
年齢は……そう、現在の私くらい。三十〜四十歳そこそこといった感じ。
ボンボンの付いたニット帽を被り、安そうなロングコートを羽織って、それで全身黒ずくめという出で立ちです。
そのおっさんが、私たちに向けてこういいました。
「オイ!おもちゃ欲しいか!?」
突然の超魅力的な申し出に、色めき立つ私たち。
「ウン!ウン!ウン!欲しいです!」
薬局のケロちゃん人形のように首を激しくうなずかせながら、間髪を入れずに答える私たち。
もし我々が犬だったら、尻尾を振りすぎで千切れそうになっていたことでしょう……。
当時、貧乏暮らしの私たちには、おもちゃなんてものは、めったに買い与えられるものではなかったのです。
今の子どもたちとは、おもちゃに対する「飢え」が違う。
「おじさんなぁ、おもちゃを作る仕事をしてるんだよ。だから今度、おもちゃをあげるよ!」
こ、こ、こ、こ、この人はどこの神様ですか???
この夢のような福音に、私たちは興奮のるつぼです。
「ええ〜〜〜っっ!?じゃあ、ミクロマンのやつちょうだい!」
「オレはスーパーカーのでっかいやつ!」
「じゃあオレはアクロイヤーも!」
「オマエばっかりずるいぞ!」
欲に任せて掴み合いを始める私たち(笑)。
そんな私たちの様子を、嬉しそうに眺めるおじさん。
「おお、いいぞ〜。好きなのやるからな!」
「ィヤッターーーーー!!」
その言葉に、喜び大爆発の私たち。
なんの疑いも持たずに、100%おじさんを信じてしまっていたのです。
「じゃあ、ちょっとそこで待ってろよ!」
おじさんは、そう言い残して踵を返しました。
「どうもありがとう!約束だよ!」
期待に胸を膨らまして、お礼の挨拶をする私たち。
気が早いというかなんというか……。←そういう問題かw
はい!そんなわけで、このお話は次回に続きます(笑)。←ちょw中途半端ww
次であっさり終わりますので、ぜひともお付き合いください!
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