特集記事
海上自衛隊のマリンフェスタ06'レポート(Page6 of 6)
■ 集結!護衛艦せとぎり&ゆうぎり・掃海母艦うらが・潜水艦ゆきしお
最後のページでは、しもきたやじんつうの他にも、小樽港に集結していた戦艦があるので、まとめてご紹介いたします。
まずは、2艦並んで停泊していた、護衛艦「せとぎり」と「ゆうぎり」の写真です。
この2艦は、はつゆき型護衛艦を改良した、あさぎり型の護衛艦です。
ゆうぎりは1989年、せとぎりは1990年に就役しました。
このように、船舶が横に並んで係留するのを、「抱き合わせ係留」というそうです。
係留スペースが足りない場合によくみられるということですが、緊急時には身動きがとれなくなりそう(笑)。
「護衛艦せとぎり・ゆうぎり」DATA
基準排水量:3,550t(ゆうぎりは3,500t)
全長:137m
最大幅:14.6m
喫水:4.5m
速力:30kt
乗員:220名
次からは、掃海母艦「うらが」の写真です。
この艦は、うらが型の掃海母艦で、1997年に就役しました。
掃海母艦とは、海中を探索して機雷などを取り除く作業(敷設も可)のための母艦です。もちろん、大規模災害時にも活躍します。
「掃海母艦うらが」DATA
基準排水量:5,650t
全長:141m
最大幅:22.0m
喫水:5.4m
速力:22kt
乗員:160名
水面から最上甲板までの距離(乾舷)が長く、母艦というだけあって、輸送艦並みに大型だったのが印象的でした。
そして、気づいたらこっそりと海面に浮かんでいたのが、ゆうしお型の潜水艦「ゆきしお」です。
「潜水艦ゆきしお」DATA
基準排水量:2,250t
全長:76m
最大幅:9.9m
喫水:7.4m
速力:20kt(水中)
安全潜入深度:300m
乗員:75名
潜水艦というものを見たのは、生まれて初めてのことだったのですが、なにやら得体の知れないムードを醸しだしていて、ちょっと怖い印象を持ちました。
B-2やF-117のような「ステルス型爆撃機」なんかもそうですが、隠密的な性質を持つ兵器というのは、独特な雰囲気がありますよね……。
さて、今回の特集記事は、いかがでしたか?
半笑い要素の少ない記事になってしまいましたが、そちらをご期待の皆様には、どうもすいませんでした……。
今回のマリンフェスタでは、艦艇公開だけではなく、体験航海として洋上展示訓練なども実施されていたようです。
できればそちらもレポートしたかったのですが、そこまでするほどミリオタでもないし ちょっと都合が悪くて……。←ウソのいい訳はやめろw
この小樽港は、「また来たよ!米空母キティホーク」などの記事にもあるように、近年は特に、軍艦の出入りが多いようです。
そのため頻繁に、市民への艦艇公開などが実施されており、私たちはだんだんと「慣らされてきている」のかもしれません。
近頃は、色々ときな臭い話もありますので、「その時」のための準備をしているようにもみえます。
小樽港は、このまま軍港化への道を進んでゆくのでしょうか?
とりあえずは、今回ご紹介したような軍艦たちが、これからもずっと、宝の持ち腐れ状態であって欲しいと思いました。
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「海上自衛隊のマリンフェスタ」特集記事一覧
- >■ 海上自衛隊のマリンフェスタ06'レポート(全6ページ)(当特集記事)
- >■ 海上自衛隊のマリンフェスタ'08レポ(全5ページ)