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2007年小樽雪あかりの路写真集Day and Night(Page7 of 8)
■ 工夫と継続の力!手宮線会場(5)
この小樽雪あかりの路も、今年でもう9回目です。
小樽の情緒ある景観と、雪とろうそくのあかりの組み合わせは、とても美しくてロマンチックです。
しかし、それらのイメージが強い分、毎年訪れる度に「ワンパターン」を感じてしまいます。
でも、今年は考え方が変わってきました。
小樽市は、いまだ泥沼の不況にあえぐ、寂れゆく地方の過疎地です。
観光でネームバリューはありますが、決して豊かとはいえないのが実態です。
なのでこの雪あかりの路は、等身大の手作り・手弁当的な運営が前提なのです。
「手変え品変え」が基本となる、ディズニーランド的な都会のエンターテイメントとは違う方向性で運営してゆく必要があるのだと、理解することにしました。
しかしもちろん、それなりの工夫もみられます。
手宮線C会場と呼ばれる一画では、雪の地面を掘り下げたところにスノーキャンドルを大量配置するという、新しい試みが行われておりました。
そばに寄って写真を撮っていると、まるで、ろうそくの「光の池」にいるかのようでした。
ここの一画は、日本庭園をイメージして作られているのだそうです。
通路は崩れないように、水をかけて凍らせるなどして固めているということです。
それでは最後のページで、その他の会場でみかけた「面白雪像」などをご紹介いたします。
雑記記事では未掲載の写真ばかりですよ!