TURTLE MOON の Web雑記
ついてくる!円山動物園のお散歩ラッパチョウに激萌え:06年5月19日
円山動物園レポート!
さっぽろ円山動物園の記事、第三弾です。
今回は、熱帯鳥類館をご紹介いたします。
ここは、熱帯の温室になっており、何種類かの鳥たちが、放し飼い状態になっていました。
ふとみると、2階のバルコニー状になっている手すりの隙間を歩く、一匹の鳥の姿が……。
どうやらコイツは、ラッパチョウという鳥のようです。
「ラッパチョウ」
ラッパチョウとは、南アメリカの熱帯雨林(アマゾンなど)に住む、飛ぶよりも走るほうが得意な、ツル目ラッパチョウ科の珍鳥です。
地上生活者で、昆虫類や果実などのほかに、野生では猿が落とした木の実なども食べるという、ちゃっかりしたヤツ。全長は、成鳥で50cmほどです。
通常は、5,6羽のグループで隊列をつくって行動します。群れの絆は強く、繁殖期は一妻多夫制をとります。
巣は、高い木のウロにつくります。樹上の巣穴は、10mを超えるような高い位置につくられ、そこでオス同士が交代で卵を温めます。
卵から孵った雛は、生後一日目から、15mもあるような高さにある巣穴からでも、地面まで飛び降りて巣立つんだそうです。
……なかなか個性的な鳥さんだったようで(笑)。
このラッパチョウ、やたらと人なつこい性格のようで、どんどん観客に近づいてくる。
なでられても平気らしく、ときどき小さく「ヴゥ〜♪」と鳴くのがまたかわいい。というか激萌え♥
ラッパチョウには、「Trumpeter」という英名が付けられておりますが、私の耳には、それほど美しい鳴き声には聞こえませんでした(笑)。でも、そこがまた、愛らしい……。
で、このラッパチョウ、すっかりなついてしまったようで、我々が階段を降りると、一緒に後をついてきました(笑)。
まぁついてきてくれるのは嬉しいのですが、我々が押しボタン式自動ドアから隣室に移動しようとすると、そちらにまで ついてこようとします。
私は、温室部分を抜け出させるのは、さすがにマズいと思ったので、ラッパチョウに声をかけました。
私「こら!飼育員さんにしかられるよ!」
ラッパチョウ「グゥ〜♪」
まったく通じておりません(笑)。←当然w
私は、ラッパチョウが温室から出てしまわないよう、手で彼の通行を制します。しかし、自動ドアのレスポンスが遅く、隙をついて温室を抜け出すラッパチョウ。オマエなぁ……。
しかし、熱帯鳥類館の出口まで辿り着くと、「おさんぽしています」のPOPが……。
このラッパチョウは、最初から館内の移動が自由だった、ということのようです(笑)。
そもそも、我々が入ってきた入り口が、館内の裏口側だったと……。
別れ際、このラッパチョウがあまりにかわいかったので、私は上着のふところに隠して、ウチに連れて帰ろうとしましたが、飼育員さんにみつかり、こってり油を絞られました!←これ、本気にする人がいたらどうすんのよw
そんなワケで、熱帯鳥類館のラッパチョウに、萌えまくりの私でした。
円山動物園の中では、地味な印象の熱帯鳥類館ですが、私は、ここだけでも十分に楽しめました。
さて、円山動物園関連の記事は、また来週にでも公開いたします。
おたのしみに!
※5月31日追記:「訃報」
大変、悲しいお知らせです。このラッパチョウは、当記事公開の数日後に、亡くなってしまったそうです。本当に悲しいです。熱帯鳥類館のアイドル「ラッパチョウさん」には、くれぐれも安らかに眠ってもらいたいと思います。