TURTLE MOON の Web雑記
休園が決定……小樽公園こどもの国は、気持ちのよい寂れっぷり!小動物園レポ:06年7月13日
私が生まれる数年前の、1970年(昭和45年)に開園した「小樽公園こどもの国」。
それから36年間に渡って、小樽市民を中心に利用されてきましたが、今年の10月で、しばらく休園することが決定しました。
同市の過疎化による利用者の減少や、市の財政難にともなって遊具・施設の老朽化が進んでいたため、仕方のない選択であるといえるかもしれません。
この私も、幼少のころ、何度か遊びに行った記憶があります。
なので、幼き日を懐かしみ、その別れを惜しむという意味で、約20年ぶりに足を運びました。ニート風味なおっさんひとりでですが……。←寂しすぎw
ところで、今回の記事は、「半笑い系」という当サイトのテーマに沿って、こどもの国の寂れっぷりをニヤニヤとレポートする予定でした。
しかし、記事の内容を煮詰めていくうちに、だんだん切ない気持ちになってきましたので(笑)、若干、抑え気味でいきたいと思います……。
私が子供だったころの入園料は、確か数十円くらいでした。しかしこれが、いつの間にやら無料になっていました。
主要な遊具の利用料金も、60〜90円ほどという、昭和プライスといえそうなほどの安さ。いやまぁ、それに見合った遊具のしょぼさではありますが……。
で、入り口を抜けると、私にとっては懐かしい、小動物園がありました。
「小」動物園というだけあって、そこに飼われている動物は、そのへんの学校で飼育されていそうな、親しみやすいものばかり。今どきのペットショップのほうが、珍獣・奇獣に溢れていそうです(笑)。
この小動物園での一番の人気者は、自由にエサを与えることができる、ヤギさんたちのようです。
他には、クジャク・トビ・セキセイインコ・ウコッケイにウサギなどもおりました。
しかし、どれも金網が厳重で、あまりよくみえませんでした……。
この小動物園で飼育する動物たちは、全部で11種・77匹だそうです。はるか以前は、200種類もの動物を飼育していたそうですから、寂しくなったものです。
写真からも、そこはかとない寂寥感が、垣間みられるかもしれせまん……。
現在飼われている動物たちは、7月中には、兵庫県の移動動物園に、引き取られてしまうのだそうです。
こどもの国の動物たちは、仲間や観客が少なくて、寂しい思いをしていたかもしれません。なので、新たな環境では、ぜひ幸せになって欲しいものです。←でも、今みたいに静かな環境のほうが、動物自身には幸せなのかもよ?
7月20日追記:計画の変更があったようです。動物たちは、市内の動物愛護グループが引き取ることになったということです。
小樽公園こどもの国は、2008年にリニューアルオープンする予定です。遊具をはじめとする現在の施設は、ほとんどすべてが撤去され、維持・運営に予算や人員を割かないタイプの、新しいスペースに生まれ変わるのだそうです。
しかし、「That's昭和」ともいえそうな、1970年代のしみじみとしたノスタルジーに浸りたいかたは、ぜひ今のうちに足を運んでみることをお勧めいたします。なんたって、タダだし(笑)!
今回の記事では、小動物園の様子を中心にご紹介しました。こどもの国のレポートは、遊具関連を雑記記事としてご紹介した後、特集記事としてまとめて公開する予定です。どうぞおたのしみに!
それではまた〜。