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TURTLE MOON の Web雑記

動画もあるよ!電子ゲーム版「パックマン」のプレイ画面:06年12月17日

前回に引き続き、1981年ころに発売された懐かしのLSIゲーム、トミーの「パックマン」の記事です。

今回の記事では、ゲーム画面を中心にご紹介いたします。

トミーのLSIゲーム「パックマン」

それでははりきって、スイッチON!

トミーの「パックマン」画面1
トミーの「パックマン」画面2
トミーの「パックマン」画面3(中央ちょい右にチェリーが!)

下のリンクからは、動画をご覧いただくことができます。
動画の最後のほうに、パックマンが移動せずにエサを食べる「裏技」のシーンがあります
安っぽい電子音で再現される、アーケード版風味のオープニングメロディも必聴ですよ!

いや〜それにしても、私にとっては、涙がでそうなほどの懐かしさです。

前回の記事でご紹介した、外箱や本体のデザインもそうでしたが、肝心のゲーム内容のほうも、みどころ満載です。
フルーツボーナスのチェリーや、迷路のワープトンネル、アーケード版と同様のオープニングメロディなど、オリジナルであるアーケード版パックマンの要素を、できるだけ再現しようとしているのがうかがえます。

しかし、デザイン性を重視しているためか、ゲーム内容は やや中途半端な部分がありました。

電子ゲームでは、キャラクターの表示パターンを重ねることができないのが、ハード上の大きな制約となっております。

そのせいで、このLSIゲーム版パックマンでは、パックマンが常に左を向いており、左から右方向へバックした場合にはエサを食べられないという、なんとも不条理なルールが設けられてしまいました。
二個並んだドットは一口で喰うし、モンスターと隣りあっただけでミスになるし……。

トミーの「パックマン」説明書

それでも、5面クリアするごとに、スコア表示部分に「good」のメッセージが点滅するなど、オリジナルにはない要素も加えられております(さきほどの動画で確認できます)
このように、箱から本体・ゲーム内容にいたるまで、当時のおもちゃとしては、なかなか凝ったつくりだったようです。

キャラクターの動作が鈍く、全体的にスピード感に欠けるゲーム内容ではありますが、それでも全体的には十分に楽しめるものだったと思います。

トミーの「パックマン」専用ACアダプター

私は、別売りのACアダプターを購入してまで、このゲームを、朝から晩までプレイしまくります(笑)。

しかし、当時、電子ゲームを楽しんだ皆様はご存じかと思いますが、この手のゲーム機には、音声のON・OFFや音量調整といった便利な機能は、備わっていないのが普通でした。
なので、大人たちにとっては耳障りでしかたない、ピコピコうるさい電子音が、ゲーム中にはひたすら大音量で鳴り続けてしまうのです。

当時の子供たちは、夜遅くにLSIゲームをしたければ、頭から布団を被って、呼吸困難になりながら遊んだものです(笑)。
さもないと、親に「もうやめろ!」と叱られてしまいますからね……。

なので、このパックマンを朝から晩までやりまくりたかった私は、この問題を解決するべく、本体に改造を施しました!←無駄な情熱w

トミーの「パックマン」本体裏側(配線を改造)
トミーの「パックマン」本体裏側の電池ボックス内(配線を改造)

写真のように、スピーカー部への配線の途中に抵抗を挟んで、音量を抑えられるように改造したのです。
もちろん、結線を外せば音声をOFFにもできます。
これで、夜中まで思いっきりゲーム三昧だ!←もっと違うことに頭をつかえよw

当時の私は、これほどまでに、このゲームに熱中していたのです……。

小遣い16ヶ月分の大金を遣って、やっとの思いで手に入れたこのパックマンは、当時の私にとって、それはそれは大切な宝物でした。
だから私は、あれから四半世紀が過ぎた現在でも、決して処分することなく、押し入れの奥で保管し続けてきたのです。

トミーのパックマンは、造形的にもインテリア性が高く、ナムコの正規ライセンス品でもあるため、ヤフーオークションなどでは、それなりの金額で取引されているようです。

しかし、これは私の思い出の品です。まったく手放す気はありません。
いやまぁ、ニート風味な私ゆえ、1万円以上の価格が付くのなら、考えなくもないですが……。←オマエの思いはその程度かw貧乏はみじめだなww

昨今のTVゲームとくらべると、当時の電子ゲームなんてのは、それはそれはしょぼっちいおもちゃです。
現代の子供たちには、バカにされそうな程度の代物なのかもしれません。

それでも、その時代の積み重ねがあったからこそ、超リアルな仮想現実の世界を表現する、現代のTVゲームが存在するのです。
皆様に、電子ゲームの懐かしさや、当時の子供たちの情熱が、この記事から少しでも伝わってくれたら嬉しいです。


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