TURTLE MOON の Web雑記
まさに命がけ! 川を遡上するサケ2010(2of2):10年10月8日
前回の記事に引き続き、川を遡上するサケをウオッチしております……。
ザザァァァ……
そこここに、遡上の途上で力尽き、小さな命を燃やし尽くしたサケの姿がみられます。
そう、サケたちにとって、産卵というのは生命を賭けた大仕事なのです。
あっ。
カラス……。
カラスがサケの亡骸を、ついばみ始めました。
次々と、カラスが亡骸に集まります。
残酷にみえますが、これが生命の営みというものなのです……。
ザザァァァ……
そんな、厳しい自然の掟と戦うサケたち。
ときおり水流に押し戻されながらも、上流を目指して必死に遡ります。
なかには、たぶんオス・メスのペアであろう2匹が、お互いを励ますように寄り添う姿も。
いいなぁ……。←サケでさえペアなのにオマエときたらw
それにしても、ずいぶんとたくさんいますね。
私には小学生のとき、昔はこの川にサケがいたと「古老の話を聞く会」で聞いて、驚いた記憶があります。
そう。私が子供のころは、この川にサケがいたなんて、信じられないことだったのです。
それが今では、サケ大賑わいといった風情なのですから、世の中どうなるかわかりませんね(笑)。←昔カムバックサーモン運動ってあったよなw
今年は、例年よりも数多くのサケが、この川を遡上しているようです。
しかしさすがに、こんなに激しい段差を乗りこえられるサケは、いないのではないでしょうか……。
……んっ?
の、乗りこえちゃってるよ!
サケのジャンプ力すげぇぇぇ!
そもそも、この川にサケが回帰するようになったのは、昔あるイベントで稚魚を放流したからです。
なので実際のところ、この川がサケの繁殖に適しているとは、いいきれないかもしれません。
魚道が完備されているわけでもなければ、たとえ最上流まで上りきったとしても、適当な産卵場所はないはずですからね。今のところ……。
それでも、かなりの上流までサケが上ってきております。
体を紅葉のように赤く染めながら、傷だらけになって川を遡上するサケたち。
この命がけの遡上は、果たして報われることがあるのでしょうか?
産卵が無理ならば、せめて、我が家の台所に俎上したらいいと思うのですが……。←どちらにしろ不憫だなw
この川にサケが遡上する光景は、今や近隣住民の秋の風物詩となっております。
そのため、ぽつぽつと見物人が川べりに集まってくるのですが、私がカメラで撮影をしていると、これがやたらと話しかけられる(笑)。
ここにいると、人々の心的距離が縮まり、ほんわかとした気持ちになるのでしょうね。
サケたちは、我々人間の心のなかにまで、たいせつな宝物を運んでくれているのです……。←オマエはサケが運ぶイクラにしか興味ないだろw
以上、「遡上するサケ」を、前回と今回の2回にわたってご覧いただきました!
2010年は、遡上待機中だった前々回を含めると、全3ページもサケの記事を公開したことになりますね。
だんだん皆様のパソコンから、サケの生臭いニオイが漂ってきたでしょうが、どうかご勘弁を!←そのパソコン、未来すぎw
- 「サケの遡上」記事一覧
- >■ 2006年11月1日:道民の楽しみ!身近な川で遡上するサケをウオッチング
- >■ 2006年11月3日:身近な川を遡上するサケを捕獲して喰らう!
- >■ 2007年10月20日:北海道の秋の風物詩! 住宅街の2級河川を遡上するサケの……
- >■ 2009年11月14日:川の幸? 遡上するサケと通年で居つくマガモ
- >■ 2010年9月20日:記録的猛暑の影響は? 川の遡上をひかえたサケ
- >■ 2010年10月6日:めざせ上流! 川を遡上するサケ2010(1of2)
- >■ 2010年10月8日:まさに命がけ! 川を遡上するサケ2010(2of2)(このページです)
- >■ 2011年11月9日:身近な2級河川を遡上する「サケ(鮭)」2011
- >■ 2012年11月8日:住宅街の二級河川を遡上する「サケ」と目がマジな「アオサギ」の写真