TURTLE MOON の Web雑記
我が憧れの名花!「ヤグルマギク(平山寒咲き八重混合 矢車菊)」テキトー栽培記 その1(5月):2012年6月29日
私憧れの植物「ヤグルマギク(矢車菊)」。
「ヤグルマソウ(矢車草)」とも呼ばれるが、正しくはキク科の植物で、矢車に似た花を咲かせるのが特徴である。
一面に群生する、色とりどりのヤグルマギクは、誠に素晴らしい眺めだという。
まさに、隠れた名花であるといっても、過言ではないだろう。
今年は、「ラディッシュ」「オジギソウ」「ヒマワリ」などと同時に、このヤグルマギクを育ててみようと思う。
■ 5月13日
こちらが今回育てる種、(株)サカタのタネ「平山寒咲き八重混合 矢車菊」。
生産地は中国、発芽率は60%以上とのこと。
期待に胸を膨らませつつ、種を観察。
イカや宇宙人を思わせる、ユニークなフォルムの種だ。
気に入った。
発芽率を高めるために、これを数日水に浸しておこう。
●「ヤグルマギク(矢車菊)」について
○キク科ケントゥレア属。
○耐寒性の1年草。
○ドイツ連邦・エストニア・マルタ共和国の国花。
○ツタンカーメンの棺に供えられていた。
○宝石サファイアは、ヤグルマギクの青色を湛えたものが最上とされる。
○マリー・アントワネットが愛した花で、「パンがなければヤグルマギクを食べればいいじゃない。一応喰えるし(笑)」といったとかいわないとか。
○いうかボケ。
■ 5月23日
種を水に浸して3日後、小型のプランターに蒔いておいた。
それから1週間ほどで、待望の芽がでた。
憧れのヤグルマギクが、ついに眼前に。
●なぜヤグルマギクが憧れなのか
○実は、当サイトのテーマカラー(背景色)の青色が、Webで色名指定が可能な「cornflowerblue(コーンフラワーブルー・コーンフラワーはヤグルマギクの英名・16進数指定:#6090ef)」なのだ。
○それがきっかけで、2005年の当サイトオープン時から、本物のコーンフラワーブルーをみてみたいと思っていた。
○しかし、ホームセンターなどで探しても、鉢植えでは販売されていなかった。
○思いはつのり、いつか絶対に育ててみたいと思うようになっていた。
○そんな流れで、ヤグルマギクが憧れの植物として、長らく心の片隅に引っかかっていたのである。
○ふーん。
■ 5月25日
2日後。
若干育った。
かわいい双葉が、たくさん顔をだしている。
●栽培地は北海道
○ヤグルマギクは耐寒性の植物だ。
○「平山寒咲き八重混合 矢車菊」とあるように、この種は寒咲きである。
○しかし、北海道のような寒い地域では、早春に種を蒔き、夏に開花させるべしとのこと。
○ちなみに、暖かい地域では、秋に種を蒔き、春に開花させる栽培スケジュールとなる。
○私のような園芸初心者を、不安にさせる複雑さだ。
○書籍によっては、暖かい地域の栽培スケジュールのみで、地域により種蒔き時期が異なるとは記されていなかった。
○ああ不安だ。
■ 5月28日
着実に成長している。
そろそろ間引きをする時期か。
●試練の間引き
○ラディッシュの栽培記(その1)でも述べたが、私は間引きの作業が苦手である。
○間引かれるほうの苗や葉などに対して、必要以上に感情移入してしまうからだ。
○ラディッシュと違い、普通ヤグルマギクの葉は食べないのでなおさらだ。
○優柔不断な人間なのだ、私は。
○外食のオーダーなども、どれかを選ぶ理由と同じく、選ばれなかったほうにも理由を与えないと、申し訳ない気持ちになってしまう。
○だからといって、特段優しい心根の持ち主ではない。
○こんなことだから、まっとうな社会人生活からドロップアウトして、ニート風味に陥るのだ。
○どうでもいい自分語りにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
○ちょっとすっきり。
■ 5月30日
種蒔きから14日目。
間引いた苗を、僅かばかりでも肥料の足しにするべく、プランターの端に集めている。
とはいえ、ヤグルマギクの育成には、多肥を避けるのがセオリーだ。
ちなみに、初日から水に浸したままの種もあったが、水中ではまったく発芽しなかった。
無意味だったか、種を水に浸すのは。
●育成方針に悩む
○少数の株を大きく育てるか、小さくても群生させるかは、大いに悩むところだ。
○プランターが小さいので、なおさらだ。
○多少成長不良でも、たくさんの花が溢れている姿が、ヤグルマギクのイメージなのだが。
○であればやはり、密集ぎみで育てるべきか。
○間引く数も少なくて済むし。
○そう思いつつ、最終的には間を取ったような折衷案で、中途半端な育成をしてしまいそう。
○皆様におかれましては、駄目な子どもを見守るような気持ちで、この栽培記をご覧いただければ幸いです。
○本当はアラフォーのおっさんだけど。
○ヤグルマギクに対する思い入れが強いせいか、自分語りが多くなりすぎた。
○ああうざかった。
> ヤグルマギク(矢車菊)テキトー栽培記「その2(6月)」へ続く……。