TURTLE MOON の Web雑記
次世代へと続く途!PCエンジンハイスコアノート:07年10月4日
「私が子どものころにしたためた痛いノート」の記事です。
ひたすら続くこのシリーズですが、もう飽きたとかいわないよね!?←……
それでは今回は、ポスト・初代ファミコン世代のTVゲーム機「PCエンジン」に関する、痛いノートをご覧いただきます!
PCエンジンは、1987年にNECホームエレクトロニクスから発売されたTVゲーム機です。
当時一時代を築いていた任天堂の「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」の、次の時代を担うゲーム機として注目され、ゲームマニアを中心にそこそこの人気を博しました。
私も、ファミコンをはるかに超える性能を誇ったこのゲーム機に、さっそく飛びついたクチです。
ファミコンの性能ではまったく叶わなかった、最新のアーケードゲームを忠実に移植できそうなほどの、高性能だったからです。
加えて、反主流派を気取りたがていった当時の私にとっては、応援のしがいもありましたし(笑)。←中二病w
ちなみに、この私のPCエンジンのゲームに対する のめり込み具合は、以前の記事「2006年12月2日:パスワードが通らない!PCエンジン版R-TYPEノーミスクリアにかけた青春の思い出話(1of3)」などからも伺い知ることができます。
はいそれでは、ノートをめくってみることにいたしましょう……。
まずは、PCエンジンのローンチタイトル「上海」のページです。
上海は、麻雀パイを使ったパズルゲームです。
スコア制のゲームではないので、ここでは各面のクリアの有無と攻略法を記録しておりました。
そもそも、ローンチ時のPCエンジンには、あまり買いたくなるようなソフトがありませんでした。
なので、仕方がなく購入したゲームだったのです。
このゲームで、麻雀ができるようになればと密かに期待していた私でしたが、単に麻雀パイをアイテムとして使用しているだけの内容であり、まったく覚えることができませんでした……。
次は、ラリー系レーシングゲーム「ビクトリーラン」のページです。
このゲーム、計画的に車体のメンテナンスをおこなう必要があるうえに、各ステージの制限時間がかなり厳しかったと記憶しております。
ノートをみても、日数をかけて少しずつタイムを縮めている様子が伺えますね。←勉強もこれくらい真面目にやってればなw
お次は、ホラーテイストなロールプレイングゲーム「邪聖剣ネクロマンサー」のページです。
ここでは、バックアップ用の「覚醒の言葉」が記録されておりました。
当時のロールプレイングゲームでは、続きをプレイするために、わざわざこのような超クソ長いパスワードを使用していたのです。
しっかし、このネクロマンサーのパスワードが酷い。非道い。
その長さが半端ではなく、しかも『ひらがな・カタカナ・アルファベット』が混在しているので、記録・入力がとても面倒なのです。
カタカナやアルファベットは色違いで表示されるので、その分いくらかは見やすくなっていたのですが、当時の低解像度のフォントで濁音半濁音まで見分ける必要もあり、かなりの苦行でした。
ご覧のように、私も色ペンを駆使して書き写してはいたのですが、それでも、間違えることがしばしばありました……。
邪聖剣ネクロマンサーは、ゲーム本編も難しめでしたが、この覚醒の言葉の取り扱いこそが、真の敵だったといえましょう(笑)。
そのせいもあってか、このゲームをクリアしたときは本当に嬉しかったですね。
わざわざノートに「CONGRATULATION!」だなんて、デカデカと自慢気に記入していたくらいですから(笑)。
邪聖剣ネクロマンサーは、なにせこの私が生まれて初めてクリアした本格ロールプレイングゲームだということもあり、とてつもない感動と興奮をもたらしてくれた、思い出のゲームなのです。
それまでは、終わりなきループ制のアクション・シューティングゲームを中心にプレイしてきたので、ゲーム内にもストーリー性があるというだけで新鮮でしたし。
私はネクロマンサーで、新たなTVゲームの面白さを知ることができたのです……。←できればドラクエ1で知っておきたかったなw
ところでこのゲーム、エンディングで続編の登場を予感させて終わるのですが、結局現在まで「2」はでておりません。
親切丁寧な「ゆとりゲーム」に慣れきった現代のプレイヤーたちに、このネクロマンサーのパスワードの長さと不親切さを、嫌というほど味わってもらいたいものです!←でるとしてもパスワード制なワケないだろw
このページでは、ナムコの和風アクションゲーム「妖怪道中記」のクリア状況を記録しておりました。
妖怪道中記は、マルチエンディング制のゲームで、クリア時の条件によって『天界・人間界・畜生界・餓鬼界・地獄界』と結末が変わってくるのです。
しっかしまぁ、それをわざわざ、こんなノートに記録する意味があったのでしょうか……?←このノートの存在自体が意味不明だよw
以上、この私が かれこれ20年ほど昔にしたためた「PCエンジンのハイスコアノート」をご覧いただきました!
振り返れば、“ハイスコア”ノートといいつつ、だんだんスコア(得点)以外のデータを記録する機会が増えてきていたようですね。
PCエンジンの時代に入ると、スコアを競うゲームだけではなく、すでに様々なスタイルのゲームが登場していました。
そのうち、バッテリーバックアップ方式も導入されて、このようなTVゲーム用のノートを制作する必要性が、すっかりさっぱりなくなってしまうのです……。←最初から必要なかったよw
今回ご紹介した痛いノートは、TVゲームの多様化と進化が伺える、ゲーム史を語るうえで大変貴重なノートだったといえるのではないでしょうか?←ものはいいようだなw
そうそう、このようなPCエンジンのソフトは、任天堂「Wii」のバーチャルコンソールや携帯端末などの新環境で、現在もプレイすることが可能なんだそうです。
この記事をみて、懐かしさをおぼえたり興味を持たれた皆様は、ぜひともプレイされてみてはいかがでしょうか?
TVゲームの歴史の奥深さと、当時のゲーム好きたちの情熱が、そこには残されているのですから……。←テキトーぬかすなw
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