TURTLE MOON の Web雑記
種蒔き・花期・種収穫・枯死!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その11(総集編):2014年3月19日
北海道某所(札幌圏)からお届けする「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」のテキトー栽培記。
2013年度も、その1(5月)・その2(6月)・その3(7月上旬)・その4(7月中旬下旬)・その5(8月)・その6(9月前半)・その7(9月後半)・その8(10月)・その9(11月)・その10(12月)と、長期にわたりお届けしてまいりました。
最後となる「その11」は、それらの総集編となります。
■ 2013年5月『2年目は3種類の種』
■ 5月14日


これが今年(2013年)蒔く市販の種、株式会社トーホクの「切花用 矢車草」。

こちらは昨年蒔いた、株式会社サカタのタネ「平山寒咲き八重混合 矢車菊」。
この余りがあるので、併せて蒔いてみたい。

両者、見た目に違いはないようだ。

さらに、昨年「サカタの種」を育てて「収穫した種」も、比較のため蒔いてみよう。

上が「トーホクの種」・左下が「サカタの種」・右下が「収穫した種」。
「収穫した種」のみ、不揃いで黒ずんでいる。
栽培2年目は、この3種類を蒔くことにした。
■ 5月16日

このプランターと用土に、3種類の種を蒔く。

プランター左側が「トーホクの種」・中央が「サカタの種」・右が昨年サカタの種から「収穫した種」のスペース。
この日 蒔いたのは、プランターの それぞれ奥側。
手前側は、開花時期を ずらし花期を延ばすため、1ヶ月後に蒔く予定。
■ 5月23日

1週間後。
昨日辺りから、3ヵ所すべてで発芽。
■ 5月26日

3日後。

「収穫した種」は、蒔いた種が少ないとはいえ、あきらかに発芽率が低い。
■ 5月28日

2日後。
■ 5月31日

3日後。
おおむね順調。
■ 6月『成長し蕾膨らむ』
■ 6月6日

種蒔きから21日目。

順調に伸びている。
■ 6月11日

5日後。
■ 6月16日

5日後。
どんどん伸びる。

ひと月経ったので、時間差栽培のため空けておいた手前側に、「第2陣」の種を蒔いた。

こちらは父が管理する「石の輪のゾーン」。

ここを間借りし、これまで育てたプランター奥側「第1陣」から、間引いた苗を植え替え(移植)。
■ 6月22日

6日後。

前日より、プランター手前側の第2陣が、芽を出し始めた。

やはり「収穫した種」は発芽率が低い。

植え替えしてきた「石の輪のゾーン」の第1陣が無事定着。
■ 6月29日

1週間後。

暖かい日が続き、いっきに伸びた。

蕾も ちらほら。

第2陣も繁茂中。

「石の輪のゾーン」にも蕾が。
■ 7月『ついに開花・白い花咲く・風折れが注意点』
■ 7月2日

種蒔きから47日目(第2陣は16日目)。
■ 7月5日

3日後。

開花も遠くなさそう。

発芽率が低かった「収穫した種」第1陣も、生き残った2株は順調そうだ。

「収穫した種」第2陣は、やはり発芽率・育ち具合ともに劣る。

草丈が高くなったので、洋ラン用支柱でサポート開始。

「石の輪のゾーン」も すっかり伸びた。

昨年の「サカタの種」にはなかった、白い花の蕾を発見。
これは楽しみ。
■ 7月6日

プランター第2陣を間引き、「石の輪のゾーン」へ植え替え。
ちなみに「石の輪のゾーン」では、「トーホクの種」「サカタの種」「収穫した種」を混合している。
■ 7月7日


種蒔きから52日目で、ついに花開。


今後が楽しみだ。
■ 7月9日



プランターは花期到来。

「石の輪のゾーン」には白い蕾が たくさん。
■ 7月10日

「石の輪のゾーン」も、ついに開花。

初めてみる白い花。
■ 7月12日


青い花が咲き始めた。
■ 7月13日


プランターの「トーホクの種」も、白い花を咲かせている。
■ 7月17日

育つほどに大きく傾く。

洋ラン用支柱を増やして対応。
■ 7月18日

プランター第2陣を間引き、新たに「石の輪のゾーン2」へ植え替え。
■ 7月21日




夏の日射しが、ヤグルマギクを美しく照らす。


「石の輪のゾーン」には、青い花が見当たらない。
■ 7月27日

プランター「トーホクの種」第1陣が、2株倒れた。

洋ラン用支柱のせいで、応力が集中したのかもしれない。
■ 8月『花期から種期へ』
■ 8月1日

種蒔きから77日目(第2陣は46日目)。

プランター第1陣は、花が枯れ種を結びつつある。

プランター第2陣も、そろそろ花を開きそう。

「石の輪のゾーン」第1陣は、花期真っ盛り。

「石の輪のゾーン」第2陣は、著しく育ちが悪い。

「石の輪のゾーン2」第2陣も咲きそうだ。
■ 8月5日

プランターの第2陣が、種蒔きから50日目で開花。

「石の輪のゾーン2」の第2陣も、同日開花。
■ 8月13日

夏の盛りだが、プランター第1陣は花が枯れ、種ばかりになった。

その種にカメムシが集っていた。

「石の輪のゾーン」第1陣は、いまだに たくさんの花を咲かせている。
■ 8月20日

プランター第2陣にも、種の時期が近い。

「石の輪のゾーン」第2陣も、やっと開花。

「石の輪のゾーン2」は花盛り。
■ 9月『秋蒔きリベンジ・主役はポリポット』
■ 9月1日

種蒔きから108日目(第2陣は77日目)。

プランター第1陣は、完全に枯れた。

プランター第2陣も、終わりが近そう。

「石の輪のゾーン」も大半が枯れた。

白い花が いくつか残る。

「石の輪のゾーン2」には、まだ蕾もちらほら。
■ 9月7日

前日「石の輪のゾーン」第1陣を すべて抜き、種を収穫。
その空きスペースと初期育成用のポリポットに「第3陣」を蒔いておいた。

「石の輪のゾーン」第2陣は、いまだ花を残す。
■ 9月9日


プランター第2陣に、大好きな青い花。
■ 9月10日

昨日辺りから、ポリポットに蒔いた第3陣が芽吹き始めた。
室内栽培のためか、たった3日で発芽した。
■ 9月12日


プランター「収穫した種」第2陣が、青い花をいくつも開いた。

プランターの第3陣が、ポリポットから遅れて発芽。
■ 9月17日

プランター第3陣が、わずかに伸びた。

やはり、室内栽培のポリポット第3陣のほうが、成長が早い。
■ 9月22日


「石の輪のゾーン2」が、しぶとく花を咲かせている。
■ 9月27日

「石の輪のゾーン」は種の収穫を待つばかり。

ポリポット第3陣が、ひょろひょろと伸びている。
■ 10月『いまだ花咲く第2陣』
■ 10月3日

種蒔きから140日目(第2陣は109日目。第3陣は27日目)。

いまだ花咲く、プランターの第2陣。
■ 10月7日


プランターの第2陣が、青い花を開き続ける。
■ 10月10日

プランターはいまだ花期。

「石の輪のゾーン」は、父に抜かれて強制終了。
■ 10月12日

ポリポット第3陣が、ずいぶんと育った。
■ 10月16日

あまりの密集具合なので、5つのポリポットに植え替え。
■ 10月17日

大型の温帯低気圧対策で、プランターを風除室内へと退避。
■ 10月18日

もう寒いので、プランターはこのまま風除室内に置くことに。
■ 10月28日

「石の輪のゾーン2」は、枯れつつもまだ蕾が。
■ 11月『初雪後にも花』
■ 11月1日

種蒔きから169日目(第1陣は終了。第2陣は138日目。第3陣は56日目)。

プランター第2陣が、細々と花を咲かせ続ける。

プランター第3陣は、あまり成長していない。

「石の輪のゾーン2」の第2陣は、寒い屋外でまた花を開いた。

ポリポットの第3陣は伸び盛り。
■ 11月9日

昨日、今シーズンの初雪が降った。
それでも、プランターにはいまだ花。
■ 11月12日

北海道に本格的な冬到来。
「石の輪のゾーン2」は この有様だ。
■ 11月16日


しぶとく花咲く、風除室のプランター。

その第3陣も、ごく僅かに成長。

雪は溶けたが、さすがに「石の輪のゾーン2」は終了のようだ。

ポリポット第3陣は、伸びすぎたので針金などでサポート。
■ 11月26日


プランターには、引き続き花。
■ 12月『種を収穫し暫定終了』
■ 12月2日

種蒔きから200日目(第1陣は終了。第2陣は169日目。第3陣は87日目)。

プランターは、風除室から空き部屋へと移動。

第3陣は、もう育ちそうにない。

屋外の「石の輪のゾーン」「石の輪のゾーン2」は、完全に雪に埋もれた。

ポリポットの第3陣は、暖かな室内で伸び放題。
■ 12月28日

26日後。

長持ちしたプランターも、さすがに枯れた。

第3陣の苗も、ご覧のとおり。

いっぽう、ポリポットの第3陣は順調だ。

妙に ひょろひょろ伸びている。

来年には、花を咲かせそう。
■ 12月29日

これが、いままで少しずつ収穫してきた花床。



この種を、翌シーズンへと繋いでゆこう。
■ 2014年1月・2月『ポリポット咲く』※初公開
■ 2014年1月21日

前年の9月6日に蒔いた種が、3ヶ月半の時を経て、ついに開花。



真冬に咲いたヤグルマギク。
■ 2月11日

ポリポットの第3陣が、引き続き花期。






雪に閉ざされた北海道に、ささやかな贈り物。
●2013年まとめ
○2年目の「ヤグルマギク」栽培も、つつがなく終了した。
○茎が折れたりカメムシに集られたりはしたが、さほど問題ではかった。
○そういえば、今年はアブラムシに集られなかった。
○他の植物もそうだったので、年により流行があるのだろう。
○セミの大発生みたいに。
○今年のトピックは、なんといっても第2陣の息の長さだ。
○数ヶ月にもわたり、美しい花を楽しませてくれた。
○通常、1株の花期は1ヶ月ほどなのに。
○第1陣とくらべ、かなり矮小に育ったが、そのぶん長く生き抜いた。
○気長に ゆっくり育てたのが功を奏したか。
○寒くて育たなかっただけだが。
○まるで抑制栽培だな。
○さすがにプランターの第3陣は、昨年同様すぐ枯れた。
○屋外栽培での秋蒔きは、やはり北海道には適さないと。
○室内栽培のポリポット第3陣は、3ヶ月半の時を経て開花した。
○狭く日当たり悪い環境なのに。
○意外なほどの生命力だ。
↓以下、これまでの栽培やネットなどで得た知識。
○キク科の「矢車菊」を、流通上の通称として「矢車草」と呼ぶことも多い。
○ヤグルマギクの醍醐味は群生。
○とはいえ種蒔き時は、株間が8cm以上になるようにしたい。
○干渉を減らし風通しを確保するためだ。
○種は2,3cmほどの深さに埋める。
○間引き時のダメージを考えると「筋蒔き」したほうがいいのでは。
○気温により3日〜1週間ほどで発芽。
○事前に種を水に浸しても、発芽は促進されないようだ。
○水やりは土表面が乾いたらたっぷり。
○十分な水はけを確保し根腐れ対策。
○日当たりよい場所が望ましいが、私の栽培では ほぼ日陰。
○痩せ地でも そこそこ育つ。
○追肥も さほど必要ない。
○せいぜい開花期に少量。
○むしろ徒長させないよう注意。
○春蒔きは50日ほどで開花した。
○時間差栽培により長く花期を楽しめる。
○私の栽培では、高くて草丈55cmくらい。
○葉の産毛が特徴的。
○茎が折れるので、支柱でのサポート必須。
○むしろ支柱のせいで応力が集中し、折れる場合もあるので注意。
○ただし折れてもそこそこ育つ。
○病害虫にも強い。
○可憐なわりに丈夫だ。
○耐寒性にも優れる。
○そのぶん暑さは苦手らしい。
○なので北海道のような寒い地域では春に、暖かい地域では秋に種を蒔くのが、基本的な栽培スケジュール。
○2年続けて北海道での秋蒔きに挑戦したが、みごとに枯らした。
○花1輪の見頃は4日間ほど。
○1株の花期は1ヶ月といったところ。
○だが第2陣のように、開花以降が寒いほど、花期が長くなるらしい。
○長いと1輪が10日くらい咲いていた。
○ただし種は成育不良気味。
○昨年の栽培で得た子世代の「収穫した種」は、発芽率・成長具合いともに かなり劣った。
○今後も弱体化しそうなので、累代栽培はしないほうがいいかも。
○種安いし。
○ヤグルマギク栽培のコツは「蒔き時を間違わない」「肥料少なめ」「支柱などでサポート」。
↑以上。
○さて、次のシーズン(2014年度)はどうしよう。
○とりあえず、青い花だけのプランターを設えてみたい。
○青い花から集めた種を、分別して保管したので。
○これは楽しみ。
○青いヤグルマギクは、私が1番好きな花なので。
○それでは、3年目の「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)テキトー栽培記」をお楽しみに!
○ほぼ自己満足の世界ですが。
○この想い伝わるといいなぁ……。
> 2014年版「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)テキトー栽培記」へ続く!
- 『ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)テキトー栽培記」テキトー栽培記2012』総集編
- ■ 種蒔きから花期・収穫そして枯死まで!「ヤグルマギク(平山寒咲き八重混合 矢車菊)」テキトー栽培記 その10(まとめ)
- 『ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)テキトー栽培記」テキトー栽培記2013』記事一覧
- ■ 2年目は3種類の種!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その1(5月)
- ■ 成長し蕾膨らむ!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その2(6月)
- ■ ついに開花! 白い花も咲く!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その3(7月上旬)
- ■ 花盛り! 風折れが注意点!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その4(7月中旬下旬)
- ■ 花期から種へ!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その5(8月)
- ■ 秋蒔きリベンジ!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その6(9月前半)
- ■ 秋蒔きの主役はポリポット!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その7(9月後半)
- ■ いまだ花咲く第2陣!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その8(10月)
- ■ 初雪後にも花!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その9(11月)
- ■ 種を収穫し暫定終了!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その10(12月)
- ■ 種蒔き・花期・種収穫・枯死!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草)」テキトー栽培記2013 その11(総集編)(このページです)
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