TURTLE MOON の Web雑記
マニア好みなインテリア植物！「多肉植物（黒法師・巻絹・火祭り・樹氷・寿・虹の玉・その他）」テキトー栽培記（その1｜2014年10月）：2014年11月18日
当サイトの主力コンテンツとなった「テキトー栽培記」。
ここでは、初挑戦となる「多肉植物」の栽培記をお届けする。
テキトー栽培記の基本方針は「種から育てる」。
だがこちらも「食虫植物」同様、特別編として苗からのスタートとする。
マニア好みな多品種ぶりと、そのユニークな姿形や生態を、皆様と共に楽しんでゆきたい。
■ 2014年10月15日
近所のホームセンターに通い……
これら8品種の多肉植物を……
100〜500円ほどで購入。
こちらがベンケイソウ科アエオニウム属の「カシミアバイオレット」。
その名のとおり……
バイオレットカラーの葉（花ではない）が特徴だ。
同じくアエオニウム属「黒法師」。
こちらはこの黒さが特徴。
アエオニウム属は木立する品種が多いようだ。
ベンケイソウ科センぺルビウム属「巻絹」。
ご覧のように……
葉に白い糸を絡めるのが特徴的。
ベンケイソウ科クラッスラ属「火祭り」。
燃えるような赤色が美しい。
この火祭りもそうだが、多肉植物は品種名が面白い。
ベンケイソウ科セデベリア属「樹氷」。
この微妙な色合いが魅力的。
ツルボラン科ハオルチア属「寿（レツーサ）」。
ハオルチア属には……
葉の一部を透けさせる品種があり……
その部分を「窓」と呼ぶ。
この「窓」から……
僅かな光を内部まで届けるそうだ。
ベンケイソウ科クラッスラ属「銀箭（ギンセン。もしくは銀揃（ギンゾロエ））」。
表面には硬めの毛が生えている。
印刷が擦れているが、恐らく銀箭でいいのだろう。
ベンケイソウ科セダム属「虹の玉」。
多肉植物らしい、ぷっくりとした葉が特徴的。
寒さにあてると、真っ赤に紅葉するそうだ。
●初挑戦「多肉植物（カシミアバイオレット・黒法師・巻絹・火祭り・樹氷・寿・銀箭・虹の玉）」栽培
○初挑戦となる多肉植物の栽培。
○テキトー栽培記の「種から育てる」の方針からは外れるが、特別編として苗からスタートしたい。
○栽培地は北海道某所（札幌圏）。
○もう寒いので、当分は室内栽培する予定。
○以下、栽培する品種について。
○現時点で「カシミアバイオレット・黒法師・巻絹・火祭り・樹氷・寿・銀箭・虹の玉」の8品種を栽培中。
○カシミアバイオレット：ベンケイソウ科アエオニウム属。冬型種（春秋型）。別名「バイオレットクイーン」。日に当てると葉がバイオレットに色づく。日光を好む。微かに臭気を放つ。
○黒法師：ベンケイソウ科アエオニウム属。冬型種（春秋型）。日に当てると黒色が いっそう濃くなる。アエオニウム属は、下側の葉が枯れ落ちながら成長し、木立して大型化する品種が多い。夏は休眠する。
○巻絹：ベンケイソウ科センぺルビウム属。春秋型種。ヨーロッパの高山が原産で、とても寒さに強い。葉に白い糸を絡めるのが特徴的。説明書きは属名のみの記載だが、巻絹もしくはその交配種と思われる。
○火祭り：ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。燃えるような赤色が美しい。寒さにあてるとより濃く紅葉する。多肉初心者向け。
○樹氷：ベンケイソウ科セデベリア属。春秋型種（夏型）。淡い微妙な色合いが魅力的。表面に薄く白い粉を吹く。
○寿：ツルボラン科（旧体系ではユリ科・アロエ科）ハオルチア属。春秋型種。別名「レツーサ」。ハオルチア属の一部の品種は、葉に「窓」と呼ばれる半透明の部分を持つ。それにより耐陰性を高めるが、逆に強い光は苦手。多肉にしては多めの水やりが必要。
○銀箭（ギンセン）：ベンケイソウ科クラッスラ属。夏型種。別名「銀揃（ギンゾロエ）」。産毛状に白い毛を生やす。比較的丈夫。
○虹の玉：ベンケイソウ科セダム属。夏型種。セダム独特の、ぷっくり丸みを帯びた葉が可愛いらしい。寒さにあてると真っ赤に紅葉する。
○以上。
○これら8品種を購入するにあたり、数週間の時間を要した。
○まず近所のホームセンターに赴き、いくつかの品種に目星をつけ、一旦ネットや本で情報を仕入れてから購入に踏み切った。
○家とホームセンターを何往復しただろう。
○これは動植物を購入する際の基本だと思う。
○特に寄せ植えをする場合には、各品種の性質を踏まえて組み合わせるべきだ。
○多肉植物には、それぞれの品種に「夏型種」「春秋型種」「冬型種」といった生育期があり、それを把握しておく必要がある。
○だがそれは流動的なものらしい。
○情報源により、様々な見解もみられるし。
○実際に育てて、自分なりに模索するのも、やり甲斐がありそうだ。
○このマニアックさが、多肉植物の魅力だと思う。
○好奇心を そそられる。
○普通の花や野菜よりも。
○けっきょく私の園芸は、食虫植物と多肉植物をメインとすることに落ち着いた。
○ああ私らしい。
○ペットであれば、犬猫よりも爬虫類を好むタイプなので。
○犬猫も大好きだが、いまいち好奇心を そそられない。
○他の どのような分野においても、好奇心を そそられるものに惹かれる。
○そのことに、最近気づいた。
○まぁ私の話はこれくらいで。
○それでは「多肉植物」のテキトー栽培記に、どうかお付き合いください。
○多年草の多品種栽培なので、かなりのロングラン記事になりそうです。
○目指せ「その100」。
○月1ページなら8年オーバーかよ。
○気が遠くなりそうだ。
■ 10月19日
本日は寄せ植え作業。
このサボテン・多肉植物の専用培養土を……
ミニプランターに詰め、各株を仮配置する。
その後、用土を指などで軽く押し固め……
凹みに土を補充して完成。
根が予想よりも短かったので……
用土を満杯にしてから作業すると楽だったと思う。
中央には、黒法師と巻絹。
背が伸びる黒法師を、奥側に配置した。
右側には、現時点で もっとも背の高い樹氷を配置。
色は淡いが、それなりに存在感があるようだ。
左側には、火祭りを配置。
これで彩りが加わった。
基本的に、春秋型種で構成してみた。
黒法師は冬型種だが、春秋型とする情報源もあり、問題ないだろうと判断した。
余った巻絹は、空いたプラ鉢に植え替え。
引き続き、銀箭と虹の玉を……
これまた空いたプラ鉢に植え替え。
この2品種を組み合わせたのは……
どちらも夏型種だから。
私は育成重視なので、株間は広めにしている（このプラ鉢は狭すぎたが）。
カシミアバイオレットは、他とサイズ的に見合わないので、ひとまずこのまま単独栽培。
寿のようなハオルチア属の品種は、強い光を好まないため、同属のみで組み合わせるのが無難らしい。
●寄せ植え
○ミニプランターに、黒法師・巻絹・樹氷・火祭りを寄せ植え。
○用土には、（株）プロトリーフの「サボテン・多肉植物の土」を使用。
○私のような初心者は、専用用土の一択だろう。
○どの株（苗）も予想より、根が短くて驚いた。
○なので掴み所がなく、作業には難儀した。
○特に樹氷は、力を入れると折れそうなうえ、触れると表面の粉が拭われてしまう。
○仮配置が終わったら、隙間に用土を充填し、指などで軽く押し固めて固定する。
○根が短いので、予め用土を満杯にしてから作業したほうが楽だったと思う。
○多肉植物には「夏型種」「春秋型種」「冬型種」といった生育期がある。
○寄せ植えする場合は、それを考慮して組み合わせるべきだ。
○このミニプランターは、春秋型種で構成してみた。
○黒法師は冬型種だが、春秋型とする情報源もあったので、問題ないだろうと判断した。
○余った巻絹は、空いたプラ鉢に植え替えした。
○同じく空いたプラ鉢に、銀箭と虹の玉を寄せ植えした。
○この2品種を組み合わせたのは、どちらも夏型種のため。
○やっぱ同棲するなら、気の合う相手でないとな。
○美人ならなお嬉しい。
○なんの話だ。
○私は育成重視なので、株間は広めに配置している。
○なのでセンスの悪さを責めないで。
○インテリア的な存在として、美しさを追求するなら、みっしり植えると様になる。
○もっとお洒落な容器を選び、色合いや背の高さなども考えつつ、株間を詰めて配置するとよい。
○どうぞご自由に。
○さらに生育期も考慮するなら、それなりの知識や経験、そしてセンスが問われそうだ。
○そもそも多肉植物の栽培理由は、「インテリア・お洒落雑貨の一種として」か「あくまでも園芸・栽培対象として」かで、大別されると思う。
○後者はペット扱いに近いかも。
○もちろん私は後者。
○楽しみ方は人それぞれだ。
○それが多肉のよさだろう。
○さぁ、みんな一緒に多肉りましょう！
○妙な表現やめ。
■ 10月25日
本日は、初めての水やりを実施。
シューシューと音を立て……
水が吸い込まれた。
ただ多肉植物は、よく水のやりすぎで枯らすと聞くので、初回ということもあり少なめに与えた。
黒法師は……
若干だが……
背が伸びたようだ。
巻絹は……
さほど変わらないが……
糸が増えた気がする。
火祭りも……
ほぼ成長せず。
水不足のせいか……
この美しい赤い葉に……
若干皺が寄っていた。
樹氷も……
変化はないが……
変わらず元気。
巻絹の余りのうち……
1株がランナーらしきものを伸ばしていた。
カシミアバイオレットは……
少々育った。
葉の色艶もいい。
寿は……
相変わらず。
これらハオルチア属の仲間は……
基本的に成長が遅いらしい。
銀箭と虹の玉では……
心なし銀箭が……
育ったようにみえる。
虹の玉は……
変化なし。
室内栽培のため、もう少し寒くならないと、真っ赤に紅葉しないようだ。
●水やりの楽しさ
○初の水やりを実施。
○カラカラに乾いた土が、シューシュー音をたてながら吸水した。
○ミニプランターは深いため、底に水が溜まらない程度に、少なめに水やりした。
○というか、今回は初めてなので、すべて少なめに与えておいた。
○枯らすとしたら水不足よりも、多すぎた場合だとよく聞くので。
○どきどき。
○明日いきなり枯れたりして。
○ひとまずは元気そうだが。
○今回「水やりの楽しさ」を再認識した。
○そう、水やりは楽しいのだ。
○ペットのエサやりと同じだ。
○楽しみのはずなのに、いつの間にか面倒な作業に感じていた。
○多肉植物は「水やりが少ないので楽」というが、それは栽培の楽しさを、多少スポイルしているかもしれない。
○そもそも私のように、やたら多品種を育てるから、水やりが面倒になるのだ。
○ちなみに今年は、この多肉植物を除いても、他に11品種も栽培している。
○ゴーヤ・パクチー・ルッコラ・ラッカセイ・ラディッシュ・ヤグルマギク・ヒマワリ・フウセンカズラ・ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラと。
○さすがに多すぎたな。
○ともあれ冬を迎え、多くが栽培終了となるため、年中楽しめる多肉の存在が有り難い。
○もう立派な園芸好きだな。
○園芸男子だったか。
○壁ドン並みに流行ればいいのに（笑）。
○それでは、多肉植物のテキトー栽培記は「その2（2014年11月）」へと続きます。
○植え替えの影響は？
○水やり後の様子は？
○寒さによる変化は？
○新しい品種も追加購入だ！
○楽しみですね！
○多肉栽培という、新たな趣味を発見し、私の好奇心は打ち震えております。
○アラフォーにもなって、新たな世界が広がったというか。
○皆様にも、このワクワク感が伝われば幸いです。
○期待に胸を膨らまして また来月！
＞「多肉植物（カシミアバイオレット・巻絹・火祭り・樹氷・寿・銀箭・その他）」テキトー栽培記（その2｜2014年11月）へ続く！
- すべての「テキトー栽培記」はこちら
- ■ カテゴリ別 記事一覧「テキトー栽培記」