種蒔きから収穫まで ほぼ放置!「フウセンカズラ(風船蔓)」テキトー栽培記2014
北海道某所(札幌圏)からお届けする、「フウセンカズラ(風船蔓)」のテキトー栽培記。
2013年に続き、2年目の栽培です。
この2014年分は、1シーズンを まとめてご覧ください。
2014年6月『2年目は ほぼ放置』
6月1日
昨年、使い切れず「余った種」と……
昨年それを栽培し「収穫した種」を、「石の輪のゾーン」と「プランター」の2ヵ所に蒔く。
昨年は写真のように、ひと晩水に浸してから、育苗用のポリポットに蒔いた。
しかし今年は「テキトー栽培」どころか「放置栽培」で育てる予定。
そのため、なにもせずに、そのまま蒔いた。
6月13日
この「石の輪のゾーン」で……
11日ごろ発芽を確認。
蝦夷梅雨のような長雨が続くが、無事に成長しているようだ。
種蒔きから10日で発芽し、いまも続々と芽吹いている。
余った種を減らすべく、大量に蒔いていた。
なので、どんどん間引く。
もう1箇所、このラティスフェンス前の「プランター」にも蒔いていた。
こちらは9日ごろ発芽を確認。
元々は、母のアサガオ用のプランターだが、勝手に混植しておいた。
6月21日
「石の輪のゾーン」は……
順調に成長中。
「プランター」は……
左右にわかれて……
伸びてきた。
2014年7月『急成長』
7月1日
真夏到来。
「石の輪のゾーン」は……
つつがなく成長中。
「プランター」も……
左右ともに……
問題なし。
6月には長雨が続いたが、さほど悪影響はないようだ。
7月13日
「石の輪のゾーン」は……
細い茎を ひょろひょろ伸ばす。
ほぼ放置のため、あきらかに密集しすぎ。
「プランター」は……
左側が、フェンスに蔓を絡め始めた。
右側も、7月になり急に繁った。
7月28日
「プランター」は……
ぐんぐん伸びる。
白く小さな花が……
開花していた。
2014年8月『花と風船』
8月1日
「石の輪のゾーン」は……
一列になって……
さらに背を伸ばす。
「プランター」は……
どんどん蔓を伸ばす。
花に混じり、小さな風船ができ始めた。
「石の輪のゾーン」よりも「プランター」のほうが、日当たりがいいせいか成長が早い。
8月10日
「石の輪のゾーン」は……
葉ばかり繁る。
「プランター」は……
ラティスフェンスを どんどん登る。
花も たくさん。
風船も……
大きく膨らんだ。
8月25日
「石の輪のゾーン」は……
急激に蔓を伸ばした。
ヒマワリの茎にも絡んだ。
ヤグルマギクにも絡む。
蔓性植物の「絡み欲」は凄い。
気づけば花も咲いていた。
目立たないが、可憐な花だ。
「プランター」は……
かなり繁った。
ラティスフェンスの上まで到達。
花が咲き……
風船も どんどんできる。
2014年9月『成長鈍化』
9月1日
いよいよ秋。
「石の輪のゾーン」は……
ほぼ放置のため、ご覧の有様。
花期は真っ盛り。
そういえば深夜アニメ「てさぐれ!部活もの」で、副部長の佐藤陽菜がこの花のカチューシャをしている(代々副部長に受け継がれている)。
だが、こんなに小さく地味な花だとは、ほとんどの視聴者は知らないだろう。
「プランター」は……
花が減り、風船ばかりに。
2014年10月『種実る』
10月2日
「石の輪のゾーン」は……
あまり間引かなかったせいで……
ここまで繁った。
花期は……
そろそろ終わり。
ぼちぼち風船もできている。
やはり「プランター」よりも、成長が遅い。
その「プランター」は……
数回 蔓を誘引したが、ラティスフェンスを超えてしまった。
根元はこんな感じ。
多くの風船が、焦げ茶に変色している。
2014年11月『栽培終了』
11月1日
北海道は冬間近。
「石の輪のゾーン」は……
葉が枯れて……
蔓が残った。
風船も いくつか残る。
あれだけ繁ったわりに、風船は少なめだ。
「プランター」は……
いまだに元気。
風船は……
多くが枯れてこの状態。
もういつでも種を採れる。
11月15日
数日前、ついに初雪が降った。
「石の輪のゾーン」も……
雪で埋もれた。
「プランター」は……
元々親の管理なので……
すでに片付けられていた。
ラティスフェンスはベランダ内へ。
蔓と風船が、わずかに絡みついていた。
2014年12月『種収穫』
12月20日
こちらが今年収穫した風船。
すべて開いて……
種を収穫。
ハートマークが可愛いらしい。
採る気になれば、もっとたくさん収穫できたが、来年蒔く予定がない。
そのためこれらは、この記事のためだけに収穫した。
これで、2年間に及ぶフウセンカズラ栽培は、完全に終了。
2年目の「フウセンカズラ(風船蔓)」栽培 まとめ
2年目の栽培は、ほぼ放置状態だった。
元々、栽培する気もなかったし。
昨年の栽培で、十分満足できたので。
以下、これまでの経験や知識の書き抜き。
6月1日に、種を ばら蒔きしてからは、ほぼ放置してきた。
昨年は、育苗用のポリポットからスタートしたが、その必要はなかったようだ。
発芽促進で水にも浸したが、今年はそれもなし。
蒔き時は「八重桜が咲いてから or 散ってから」。
放っておけば、10日ほどで発芽する。
用土は、使い古しの元肥入り園芸用土。
最初に苦土石灰くらいは撒いたほうがいい。
追肥もしていない。
さすがに間引きと水やりは必要だが。
水やりでは葉水をかけるとよい。
蔓はテキトーに誘引すべき。
蔓のためのフェンスやネットの準備が、面倒といえば面倒だ。
今年の「石の輪のゾーン」では、ヒマワリの支柱や茎に絡ませた。
「緑のカーテン」を設えたいなら、摘心する必要がある。
摘心方法は、本葉5~7枚のころ、茎の先端をカットする。
すると枝数が増えるので、カーテンの隙間を減らすべく、横方向を意識して誘引する。
ただ風船を増やしても、普通なら、そんなに種は要らないと思う。
売る気じゃなければ。
ちなみに昨年は、種を400も収穫できた。
だから余っちゃって余っちゃって。
やたらとコロコロ転がるし。
たくさん蒔きすぎると、この記事のように繁りすぎる。
芽吹いたら、容赦なく どんどん間引いて、ある程度 株間を確保したい。
どちらにしろ、あまり手をかけずに育てられる。
完全放置とはいわないが、他の植物のついででOK。
こんなところ。
このフウセンカズラは、栽培が簡単のようだ。
これだけテキトーでも育ったので。
注意点は「種を早く蒔きすぎない」くらい。
より詳しくは、昨年の総集編もご覧ください。
今年よりは、真面目に栽培しているので。
ではこの記事はなんだったのだと。
とにかくこれで、2年間に及ぶフウセンカズラ栽培は、完全に終了。
もうやることがないので、継続はしない。
他にも いろいろ育てたいし。
まだ育てたことがないなら、1度は栽培してみるといいと思う。
葉色が明るいので、緑のカーテンには最適だ。
栽培も簡単だし。
風船も可愛いし。
私は、この2年間の思い出を胸に、今後の人生を生きてゆきます。
いきなり大仰。