栽培2年目を振り返る!「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ)」テキトー栽培記(その26|総集編2015)
北海道某所(札幌圏)からお届けする「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ)」のテキトー栽培記。
これまで、その1(2014年6月)・その2(7月)・その3(8月前半)・その4(8月後半)・その5(9月上旬)・その6(9月中旬下旬)・その7(10月前半)・その8(10月後半)・その9(11月)・その10(12月)・その11(総集編2014)・その12(2015年1月〜2月)・その13(3月〜4月)・その14(5月)・その15(6月)・その16(7月)・その17(7月※ハエトリソウのみ)・その18(8月)・その19(8月※ハエトリソウのみ)・その20(9月)・その21(9月※ハエトリソウのみ)・その22(10月)・その23(10月※ハエトリソウのみ)・その24(11月〜12月)・その25(11月〜12月※ハエトリソウのみ)と、長々お届けしてまいりました。
続く「その26」では、2年目となる2015年の15ページ分を、総集編として振り返ります。
2015年1月〜2月『ネペンテス越冬失敗』 ※元記事はこちら
1月9日
食虫栽培8ヶ月目。
ミニプランターでは、2株の「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」を栽培中。
真冬のため、いまは2階の空き部屋に置いている。
2つのミニプラ鉢には、昨年収穫した種を蒔いた。
それぞれ1苗 芽吹いたが、ほとんど成長していない。
置き場所は、自室の窓辺。
5号プラ鉢(背は低め)では「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
置き場所は、ハエトリソウと同じ空き部屋。
こちらはモウセンゴケと同じ、5号プラ鉢で栽培中の「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」。
寒さに弱いため、自室の愛亀の水槽前(ビニールで簡易温室に設えてある)に置いている。
この寒さで、どの株も衰弱ぎみ。
初の越冬なので、不安が尽きない。
2月1日
ハエトリソウの この株は、たくさんの子株を吹いている。
モウセンゴケは、さらに枯れてきた。
それでも、新たな捕虫葉が生えつつある。
ウツボカズラは、急激に枯れた。
5つの捕虫袋も ご覧の有様。
2月12日
ウツボカズラは、完全に枯死。
越冬失敗。
8ヶ月弱の栽培で、残念ながら終了となった。
この失敗の要因は「日光不足」と「水のやりすぎ」と結論づけた。
2月20日
真冬の寒さも ひと段落。
だがミニプラ鉢の実生(種から育てる、また育った植物)ハエトリソウは、2苗とも消失していた。
2015年3月〜4月『実生ディオネア再発芽』 ※元記事はこちら
3月1日
食虫栽培10ヶ月目。
ミニプランターのハエトリソウは、葉に精気が戻ってきた。
モウセンゴケも、かなり勢いづいている。
ちなみに秋までは、ハエトリソウと一緒に「腰水(こしみず。受け皿に水を張り、鉢の底面を浸す管理方法)」に浸していた。
冬からは、水苔に直接水やりしている(ハエトリソウも同様)。
4月1日
越冬終了。
ハエトリソウは、新たな葉を伸ばし始めた。
モウセンゴケは、いっきに伸びた。
4月12日
気づけば、消失した実生のハエトリソウが再発芽。
4月20日
置き場所の空き部屋は、最低室温が18℃ほどに。
いまさらながら、腰水管理を再開。
ハエトリソウは、新たな捕虫葉が続々伸びる。
モウセンゴケも同様。
粘液の分泌も確認できる。
まだ虫はいないが、いよいよ食虫植物のシーズン到来。
2015年5月『新苗シーズンへ向け準備万端』 ※元記事はこちら
5月1日
食虫栽培12ヶ月目。
ハエトリソウは、新緑の風情。
若い捕虫葉が、続々と生える。
実生のハエトリソウも、僅かながら成長を確認。
モウセンゴケは晩冬から、すでに成長期。
5月21日
ハエトリソウは、若い葉が勢いよく立ち上がる。
ちなみに実生の種は、昨年この株から採種した。
その実生苗にも、成長がみられる。
春になり成長が加速。
今後が楽しみだ。
2015年6月『ピンギキュラ・ウトリクラリア・その他を購入』 ※元記事はこちら
6月1日
食虫栽培13ヶ月目。
ミニプランターのハエトリソウが、いっきに急伸。
よくみると、株分かれしていた。
たくさんの子株も吹き、現在何株なのか把握できない。
昨年咲いたこの株は、複数の花茎を伸ばし始めた。
実生は まだまだ小さいが、ハエトリソウらしくなってきた。
モウセンゴケは、もっさり繁った。
こちらも恐らく、株分かれしているのだろう。
栽培2年目ともなると、徐々に増殖してくるようだ。
6月4日
ハエトリソウを追加購入。
商品名は「ハエトリザウルス」。
さらに「ムシトリスミレ(虫取りスミレ・ピンギキュラ)」を新規購入。
商品名は「あっ!用心棒」。
添付のカードには“メキシコの雲霧帯に分布”とあった。
なのでメキシコ産のピンギキュラ(ムシトリスミレの学名)だ。
6月1日
今度はモウセンゴケを追加購入。
正式には、和名でサスマタモウセンゴケ・フタマタモウセンゴケ・ヨツマタモウセンゴケ・ヤツマタモウセンゴケなどと呼ばれる種類らしい。
しかも「深紅」と称される、葉が赤い株だ。
さらに「サラセニア」を新規購入。
様々な変種・栽培品種などがあるサラセニア。
こちらは比較的、赤い模様が目立つ、太くて寝るタイプの捕虫葉。
詳しくは「サラセニア・プルプレア」だと思われる。
6月21日
ミニプランターのハエトリソウは数日前より、昼は屋外か玄関フード内・肌寒い夜は玄関内に置いている。
分かれた4株が、長い花茎を伸ばした。
追加購入したハエトリザウルスも、徐々に成長中。
現在はミニプランターとともに、昼は屋外か玄関フード内・肌寒い夜は玄関内に置いている。
ただ日に当てすぎたらしく、どちらのハエトリソウも若干、葉焼けしてしまった。
実生のミニプラ鉢は、引き続き自室内で栽培中。
モウセンゴケも、昼は屋外か玄関フード内・肌寒い夜は玄関内。
やはり若干、葉焼けぎみ。
あと区別するため、こちらは今後「ドロセラ・カペンシス」と学名で呼称したい。
同様に新参は「ドロセラ・ビナータ【深紅】」と呼称する。
こちらもカペンシスと同じ置き場で、捕虫葉が元気に伸びた。
葉色が濃いため、葉焼けしたかは不明。
サラセニアも同様に、昼は屋外か玄関フード内・肌寒い夜は玄関内。
日に当てたせいか、より赤味を増した。
ちなみに玄関に置かれた株は、すべて腰水管理中。
ムシトリスミレは、直射日光を避け自室内で栽培中。
腰水にはせず、水やりは霧吹き程度。
用土は乾かしぎみがよいらしい。
6月28日
今度は「ミミカキグサ(耳搔草・ウトリクラリア)」を新規購入。
詳しくは学名「ウトリクラリア・ロンギフォリア」。
ぱっとみ雑草の風情だ。
この根に付いている捕虫嚢(正式名称不明)が、プランクトンなどの微生物を吸い込んで捕食する。
なので通常、虫を食べる様をみることはできない。
つまりほとんど、ただの草。
それでも、奇麗な花を咲かせるという。
この6月で、栽培数が いっきに増えた。
真夏へ向けて、賑やかになりそうだ。
2015年7月『時期外れの植え替え・花期真っ盛り(ハエトリソウのみ)』 ※元記事はこちら
7月からはハエトリソウのみ別枠化し、単独ページでお伝えする形式になりました。
ですが この総集編では、今後も同時進行でご覧いただきます。
2015年7月『追加購入・時期外れの植え替え・深紅の白い花』 ※元記事はこちら
7月1日
食虫栽培14ヶ月目。
夏本番を迎える。
ミニプランターのハエトリソウは、みるみる花茎を伸ばしている。
開花も近そうだ。
ハエトリザウルスは、僅かに成長がみられる。
ミニプランターとハエトリザウルスは現在、玄関フード内にて腰水管理中。
ミニプラ鉢の実生は、引き続き自室の窓辺。
このような実生を、成株まで育て上げるには、3〜5年はかかるという。
気長に育てたい。
ドロセラ・カペンシスは、玄関フード内にて腰水管理。
半日陰の置き場所だが、まだ少々葉焼けぎみ。
ドロセラ・ビナータ【深紅】も同環境。
購入後よく伸びている。
早くも、長い花茎を複数伸ばした。
サラセニアも、玄関フード内で腰水管理。
赤味を増して禍々しさUp。
ムシトリスミレは、引き続き自室の窓辺。
徐々に葉を増やしている。
ミミカキグサも、自室の窓辺。
まだ栽培4日目だ。
7月3日
またサラセニアを購入。
だが先の株とは、姿形が異なる。
詳しい品種は不明だが、後にTwitter経由で「スワニアナ系」ではないかと ご指摘いただいた(まだ未確定)。
こちらは黄緑基調で、葉が細長く立っている。
なので「立ち上がるタイプのサラセニア」と呼称し、先のプルプレアを「寝るタイプのサラセニア」として区別したい。
同時にムシトリスミレを追加購入。
こちらは姿形から、北米産の「プリムリフロラ」と思われる。
なので「アメリカン・ピンギキュラ」と呼称し、先のメキシコ産を「メキシカン・ピンギキュラ」として区別したい。
7月4日
ハエトリソウが密集したので、植え替えを実施。
水苔から抜いては、根を水洗い。
根は あまり張らないようだ。
こちらはすべて、昨年開花した親株から「分裂(株分かれ・株分け)」した子株。
矮小な苗は、もったいないが捨てた。
引き続きハエトリザウルスも植え替え。
ほぼ根鉢そのままで植え付けた。
以上をワンサイズ大きな、横長の新ミニプランターに同居。
左から中央が花茎を伸ばした親株4株・右が分裂した子株7株・右隅手前がハエトリザウルス。
ハエトリソウの植え替え適期は、晩冬から春先らしい。
なので時期外れで、しかも親株の開花前だが、さほど問題ないだろう。
続いてドロセラ・ビナータ【深紅】を植え替え。
ほぼ根鉢を崩さず、ドロセラ・カペンシスと同じ、5号プラ鉢に植え付けた。
ハエトリソウとモウセンゴケは、引き続き玄関フード内に置き腰水管理。
さらにミミカキグサの植え替えも実施。
よくみると、捕虫嚢らしきものを確認できた。
植え付け先は、同じ5号プラ鉢。
こちらも購入時のピートモスまるごと植え付け。
周囲の水苔とは、色違いで見た目が悪いが、仕方がない。
細い根が絡む集合体でもあり、変にいじるよりも安全だろう。
置き場所を自室の窓辺から、玄関フード内に移動し腰水管理。
7月5日
本日も植え替えデー。
2種のサラセニアを、ハエトリソウのお下がりのミニプランターへ植え付ける。
どちらも根鉢を崩さず、水苔に差し込んだ。
こちらは水苔に、バーミキュライトを少量混ぜてある。
水苔単用よりも、夏場に蒸れにくくなるらしい。
引き続き玄関フード内で腰水管理。
さらにムシトリスミレの植え替えを実施。
まずはこのメキシカン・ピンギキュラを、3.5号サイズのプラ鉢へと植え付け。
やはり根鉢を崩さず、バーミキュライトと水苔少々のブレンド用土に植え付けた。
ついでに、いくつか下葉を抜き、葉挿しによる増殖にチャレンジ。
用土は、バーミキュライト単用。
メキシカン・ピンギキュラは、引き続き自室内栽培。
腰水にはせず、霧吹きなどを使用して、用土表面が軽く湿った状態をキープする。
次はアメリカン・ピンギキュラの植え替え。
メキシカン・ピンギキュラと同じ、3.5号プラ鉢へ植え付ける。
用土は、サラセニアのミニプランターと同じ、水苔にバーミキュライトを少量混ぜたもの。
このアメリカン・ピンギキュラは、湿気を好むため水苔メイン。
同じムシトリスミレでも、北米産とメキシコ産では、栽培方法が大きく異なる。
今後もハエトリソウやモウセンゴケ・サラセニアらとともに、玄関フード内で腰水管理。
7月6日
新ミニプランターのハエトリソウは無事、植え替えに成功したようだ。
そして、ついに1輪目が開花。
7月は、しばらく花期を楽しめそうだ。
7月7日
翌日、2輪目が咲いた。
すぐさま、種を採るために人工授粉。
あと この日のような寒い夜は、玄関内へ退避している。
7月11日
ハエトリソウは花盛り。
ドロセラ・ビナータ【深紅】も、植え替えに成功。
複数の花茎が、続々と伸びている。
すでに蕾も膨らんだ。
7月13日
咲いては枯れて、また咲いて。
ドロセラ・ビナータ【深紅】は、白い花を初開花。
7月16日
アメリカン・ピンギキュラも、植え替えに成功。
だが、大きめの株が子吹きしつつ、徐々に枯れてきている。
真夏にしては肌寒いので、夜は当分、玄関フード内から玄関内へと退避。
7月17日
ハエトリソウはできるだけ、人工授粉を試みている。
新ミニプランター右の子株も、そこそこ育っているようだ。
ドロセラ・カペンシスは、もっさり茂った。
7月20日
ハエトリソウは、花期真っ盛り。
白くて可憐な花を、連日咲かせている。
これで4株4本の花茎で、すべて花開いた。
ミニプラ鉢の実生は、さほど変わらず。
さすがに真夏は暑すぎるのか。
植え替え後も元気なサラセニア。
日当たりがよいせいか、どちらの株も赤味を増した。
メキシカン・ピンギキュラも、同様に元気。
徐々に葉を増やしている。
自室の環境が合うのだろう。
葉挿しによる増殖は、見事に失敗。
湿度が低かったり、適期ではなかったりで、テキトーにやりすぎた。
ミミカキグサも、植え替えの影響を感じない。
徐々に葉を伸ばしているが、やや葉焼けしてしまった。
7月29日
ドロセラ・ビナータ【深紅】が、白い花を咲かせていた。
開花が朝のうちだけなので、見逃すことが多い。
2015年8月『真夏を乗り切り種結実・花期真っ盛り花期真っ盛り(ハエトリソウのみ)』 ※元記事はこちら
2015年8月『半日陰で急成長・ドロセラの紫の花』 ※元記事はこちら
8月1日
食虫栽培15ヶ月目。
真夏の栽培が続く。
新ミニプランターのハエトリソウは、すでに花期終了。
現在は種の成熟待ち。
実生栽培中のミニプラ鉢では、じわじわと成長中。
だが、周辺の苔のほうが育ちが早く、埋もれがち。
モウセンゴケのドロセラ・カペンシスは、爆発的に育った。
ドロセラ・ビナータ【深紅】は、引き続き花期。
サラセニアは、徐々に巨大化中。
ムシトリスミレのメキシカン・ピンギキュラは、着実に葉を増やす。
アメリカン・ピンギキュラも元気そうだが、親株が子株を吹くと枯れてくる。
この調子で、いつ花期を迎えるのだろう。
ミミカキグサは順調に伸び、細かな葉も増えてきた。
ちなみに食虫植物の栽培において、あえてエサの虫を与える必要はない。
8月12日
ドロセラ・カペンシスが昨年に続き、花茎を伸ばし始めた。
いっぽうドロセラ・ビナータ【深紅】は花期終盤。
枯れた花殻が目立つ。
8月17日
ドロセラ・カペンシスが、夥しいほどの粘液を分泌。べっとべと。
8月21日
ハエトリソウが、種を結んでいるのを発見。
新プランター右の子株たちも、ハエトリソウらしい姿形になってきた。
ドロセラ・カペンシスは今朝、今年の初開花。
だが、昼には萎んだので撮影はできず。
ドロセラ・ビナータ【深紅】は、すでに花期終了。
種は結んでいるだろうか。
寝るタイプのサラセニアは、巨大に育った捕虫葉が、真っ赤に染まって禍々しい。
立ち上がるタイプも、日を浴びて真っ赤に染まった。
ミミカキグサは、多少伸びた程度。
みると葉に、斑点状の痕が。
かなり涼しくなったので、今後の変化に注意したい。
8月22日
ドロセラ・カペンシスの花。
8月23日
カペンシスは花期 真っ盛り。
根元側の蕾から、順番に開いてゆく。
2015年9月『真っ黒い種を収穫(ハエトリソウのみ)』 ※元記事はこちら
2015年9月『季節の変わり目に桜色』 ※元記事はこちら
9月1日
食虫栽培16ヶ月目。
我が北海道は、そろそろ秋本番。
新ミニプランターのハエトリソウは、全体的に よく育ち、賑やかになってきた。
実生のミニプラ鉢は、徐々に育ってはいるが、まだまだこれからという感じ。
モウセンゴケのドロセラ・カペンシスは絶好調。
花も続々咲いている。
ドロセラ・ビナータ【深紅】は花期が終わり、葉の勢いも落ちてみえる。
どんどん赤味を増すサラセニア。
ムシトリスミレのメキシカン・ピンギキュラは、落ち着いた雰囲気。
アメリカン・ピンギキュラは、子株の成長が目立つ。
ミミカキグサは、全体的に よく伸びた。
現在、新プランターのハエトリソウとモウセンゴケとサラセニアとアメリカン・ピンギキュラとミミカキグサを、玄関フード内で腰水管理中。
この玄関フード内は、朝日が差し込む「半日陰(1日のうち数時間だけ強い日が当たるような場所。木漏れ日など日光が遮られつつ当たる場所も半日陰とされる)」の環境。
食虫植物には無難な日射量だが、狭く急に室温が上がるので、蒸れやすいのは問題だ。
ミニプラ鉢の実生ハエトリソウとメキシカン・ピンギキュラ(腰水にはせず)は、自室の窓辺に置いている。
9月3日
ドロセラ・カペンシスは、引き続き花期真っ盛り。
9月12日
まだまだ花期。
ときおり人工授粉しているが、果たして種を結ぶだろうか。
9月13日
ハエトリソウの4本の花茎から、種を収穫。
これが本日収穫できた、すべての種。
4本のうち1本の花茎は、収穫ゼロに終わった。
9月21日
ハエトリソウは今年も、親株が子株を吹き始めた。
ハエトリザウルスも、あまり育たないわりに、多くの子株を吹いている。
ドロセラ・カペンシスは、そろそろ花期終了。
花茎が まっすぐ伸びきった。
ドロセラ・ビナータ【深紅】は、赤黒い捕虫葉が、ぼちぼち粘液を分泌中。
サラセニアは2株とも、新しい捕虫葉が急成長。
メキシカン・ピンギキュラは、室内で順調に育つ。
だが、葉が入れ替わっているだけにもみえる。
アメリカン・ピンギキュラは成長鈍化。
もう玄関フード内では寒いのだろうか。
ミミカキグサも成長鈍化。
それどころか、大きめの葉が枯れてきている。
もうそろそろ、置き場所を見直すべきか。
2015年10月『越冬へ向けての充実期(ハエトリソウのみ)』 ※元記事はこちら
2015年10月『耐寒性の差が顕在』 ※元記事はこちら
10月1日
食虫栽培17ヶ月目。
そろそろ晩秋。
ハエトリソウは溢れんばかり。
特に子株の成長が目立つ。
実生のハエトリソウは、苔に埋もれつつ成長中。
モウセンゴケのドロセラ・カペンシスは、まだまだ大量の粘液を分泌中。
ドロセラ・ビナータ【深紅】は、新たな葉が続々伸びる。
だが古い葉は枯れ出した。
サラセニアは2株ともに、まだまだ成長期。
寝るタイプと立ち上がるタイプで、背丈が これだけ違う。
ムシトリスミレのメキシカン・ピンギキュラは、相変わらず じわじわ育つ。
葉の表面には、ねばねば粘液。
アメリカン・ピンギキュラは、元気がなくなってきた。
大きな株は、子株を吹いて枯れてしまう。
ミミカキグサは、徐々に枯れてきている。
肌寒い日が増えたので、すべての玄関フード内の株は、毎晩 玄関内へ退避する予定。
10月21日
道内では、すでに初雪の便りが ちらほら。
そんななかハエトリソウたちは元気。
だがもう寒いので、数日前から玄関内へ移動してある(晴天時のみ玄関フード内)。
子株も育ち、混沌としてきた。
ドロセラ・カペンシスは、凄い粘液量。
気づけば花殻から、黒い塵が落ちていた。
もしかして種だろうか。
それにしては、芽吹くとは思えないほど小さい。
ドロセラ・ビナータ【深紅】も元気そう。
枯れた葉は目立つぶんだけ、ハサミでカットしている。
モウセンゴケたちも数日前から、玄関内に置き始めた(晴天時のみ玄関フード内)。
寝るタイプのサラセニアでは、この捕虫葉が巨大化中。
立ち上がるタイプでは、この捕虫葉が もっとも長身。
サラセニアの2株も、数日前から玄関内へ(晴天時のみ玄関フード内)。
メキシカン・ピンギキュラは、さほど変わらず。
置き場所は、引き続き自室の窓辺。
アメリカン・ピンギキュラは、大きめの株に黴が生えていた。
このアメリカン・ピンギキュラは寒さ対策で、玄関から空き部屋へと移動済み。
ミミカキグサは、勢いを失った。
このミミカキグサも、空き部屋へと移動済み。
だが、もっと早くに移動すべきだった。
2015年11月〜12月『初冬に気を吐く子株たち(ハエトリソウのみ)』 ※元記事はこちら
2015年11月〜12月『初冬を迎え停滞』 ※元記事はこちら
11月1日
食虫栽培18ヶ月目。
そろそろ初雪の便り。
新ミニプランターのハエトリソウは、もう寒いので先月末、玄関内から2階の空き部屋へ移動。
枯れた捕虫葉が目立ってきたので、ぼちぼち摘んでいる。
ミニプラ鉢の実生苗は、あまり育っていない。
こんな貧弱な株が、厳しい冬を乗り切れるだろうか。
モウセンゴケのドロセラ・カペンシスは、この寒いなか、いまだ葉が生い茂る。
だが枯れた葉も目立つので、少しずつ摘んでいる。
ドロセラ・ビナータ【深紅】は、やや勢いが落ちてきた。
枯れた葉は、テキトーに摘んでいる。
このモウセンゴケたちも、玄関内から2階の空き部屋へ移動。
サラセニアも、先月辺りから停滞ぎみ。
よく日に当てたので、さらに赤味は濃くなった。
このサラセニアのミニプランターも、2階の空き部屋に移動している。
ムシトリスミレのメキシカン・ピンギキュラは、変化が少ないが元気そう。
こちらは購入以来、自室の窓辺で栽培中。
過湿を好まないらしく、腰水には浸していない。
アメリカン・ピンギキュラは停滞ぎみ。
葉には黴のような痕が増えた。
こちらは水を好むそうで、2階の空き部屋で腰水に浸している。
ミミカキグサは、じわじわ枯れてきている。
このミミカキグサも、2階の空き部屋で腰水管理。
寒くなるにつれ、玄関フード内→玄関内→空き部屋と移動してきた。
だがすでに、空き部屋でも寒すぎるのかもしれない。
11月22日
ドロセラ・ビナータ【深紅】の周辺に、細かな塵が落ちている。
これが種なのではないか。
モウセンゴケの種は、非常に細かいと聞くし。
だが、このような園芸店で売られる株は、結実しないのだとか(真偽不明)。
アメリカン・ピンギキュラとミミカキグサは日中極力、日向(ガラス越しだが)へ移動している。
これでもまだ枯れるなら、置き場所をつくり自室へと移動したい。
12月2日
いよいよ師走。
初冬だが、新ミニプランターのハエトリソウは、2階の空き部屋で落ち着いた。
最近はハエトリザウルスも、親株の葉が枯れてきた。
実生は育たないが元気そう。
だが苔に黴が生えてきたので心配。
ドロセラ・カペンシスは寒いなか、新たな花茎を伸ばしている。
狂い咲きは果たしてあるか。
12月6日
ミミカキグサを空き部屋から、多少暖かな自室へ移動。
ちなみに自室は現在、最低で14℃ほど。
低温については、10℃までは耐えるらしいが、真冬は それ以下になる。
加温しなければ、このまま枯れてしまうかもしれない。
12月22日
すでに外は冬景色。
そんななか2階の空き部屋は、最低10℃以上を維持している。
ハエトリソウは、耐寒性が高い植物なので、まだまだ余裕の様子。
腰水も継続中。
実生苗は、苔の黴が勢力を伸ばした。
このまま侵食されそうで怖い。
ドロセラ・カペンシスは、勢いは落ちたが まだまだ元気。
寒いのに、蕾を膨らませつつある。
ドロセラ・ビナータ【深紅】も、葉は減ったが元気そう。
モウセンゴケも腰水継続。
サラセニアは、完全に成長が止まった。
寝るタイプは、大型の捕虫葉も若い小型も、この2ヶ月ほぼ変化なし。
中型の捕虫葉は、徐々に枯れてきているようだ。
立ち上がるタイプも、中型の捕虫葉が枯れてきた。
購入時の古い葉から、順に枯れているのだろう(大型の葉は購入後の夏に成長)。
サラセニアも腰水継続。
メキシカン・ピンギキュラは、いまだ僅かに成長中。
葉も増えており、むしろ秋より元気そう。
だが若干、葉の粘液が減った。
アメリカン・ピンギキュラは、全体的に弱りぎみ。
苔が精力を増し、白黴を生やし始めた。
腰水は継続中。
ミミカキグサは、自室に移動してからも、あまり元気がない。
成長どころか、じわじわと枯れている。
腰水は継続中。
これで、2015年の食虫植物栽培は終了。
1年間たっぷりと、そのユニークな生態を堪能できた。
栽培数も増え、今後も大いに楽しめるだろう。
さて、2016年は……。
2015年の「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ)」栽培まとめ
この1年で、我が食虫植物たちは大いに育った。
春以降は、新たな株を購入し、さらに賑やかになってきた。
ハエトリソウ:たくさんの子株を吹き、ミニプランターを埋め尽くす勢い。開花後に種も収穫できた。
実生のハエトリソウ:1度枯れたが5月に再発芽。以降じわじわ成長中。
モウセンゴケのドロセラ・カペンシス:晩冬以降、もっさりと生い茂った。秋には8本の花茎が、続々と咲かせた。
ドロセラ・ビナータ【深紅】:購入後、すぐに白い花を咲かせた。
ウツボカズラ:越冬失敗で2月に終了。
サラセニアの寝るタイプ:購入後、赤味を増して大型化。
立ち上がるタイプのサラセニア:購入後、同様に大型化。
ムシトリスミレのメキシカン・ピンギキュラ:購入後、葉を更新するばかりで大差なし。
アメリカン・ピンギキュラ:購入後、子株を吹いた親株が枯れ、更新されつつ弱体化。
ミミカキグサ:購入後、勢いよく繁ったが、涼しくなって枯れつつある。
これだけ育てると、世話は かなり忙しい。
他にも、花に野菜にハーブに多肉植物にチランジアにと、たくさん育てているし。
とはいえ食虫については、肥料は要らず水やりも腰水メインなので、さほどでもなかったかも。
特別な世話といえば、様子により置き場所を変えるくらい。
1番面倒なのは、栽培記用の撮影だった。
それはしゃあない。
この後、試練の越冬シーズンにはいる。
新参の株は、特に注意が必要だろう。
ひとまずは、この調子で楽しみながら、栽培を続けてゆきたい。
それでは、食虫植物のテキトー栽培記は「その27」へと続きます。
次回は、2016年1月〜2月の「モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ」の栽培記。
ハエトリソウについては、引き続き別枠とし「その28」でお届けします。
2016年の食虫栽培記も、どうぞよろしくお願いいたします。
まぁ、この総集編の公開時点で、すでに2016年の秋だが。
公開遅れすぎ。
栽培数が増え、手が回らないのだ。
私も歳を取り、モチベーションが下がっているし。
やや不安が残るが、今後も なんとか続けてゆきたい。
食虫植物への愛は、永遠に変わらないので。
ああそんなこと、愛する女性にも言ってみたい。
そんな場面は、人生で ついぞなかった。
もういまさらだろうな。
四十代だし。
そのぶんの愛情を、食虫植物に向けているのです。
なんかこの栽培主、食虫植物より気持ち悪い……。