ネペンテス越冬失敗!「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」テキトー栽培記(その12|2015年1月〜2月)
その1(2014年6月)・その2(7月)・その3(8月前半)・その4(8月後半)・その5(9月上旬)・その6(9月中旬下旬)・その7(10月前半)・その8(10月後半)・その9(11月)・その10(12月)・その11(総集編2014)に続いて、「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年1月9日
食虫栽培8ヶ月目。
ミニプランターでは、2株の「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」を栽培中。
真冬のため、2階の空き部屋に置いている。
左が園芸会社「カクタス長田」のハエトリソウ。
寒いわりには……
さほど変わらず。
右が「大彰園」のハエトリソウ。
こちらも……
ほぼ変化なし。
古い捕虫葉(正式名称不明)から、順番に枯れている。
虫がいない時季だが、残ったものは健気に開く。
「分裂」した若い捕虫葉は……
元気そう。
こちらは、昨年収穫した種を蒔いたミニプラ鉢。
1つの鉢に1つずつ芽吹いた。
だが、ほとんど成長していない。
これで冬を越せるだろうか。
5号プラ鉢では「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
秋まではハエトリソウと一緒に、プラケース内で「腰水(こしみず)」に浸していた。
現在は、水苔に直接水やりしている(ハエトリソウも同様)。
捕虫毛(正式名称不明)は……
枯れてはいるが……
元気なものも多い。
花茎は4本とも、すべて切り取った。
こちらはモウセンゴケと同じ、5号プラ鉢で栽培中の「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」。
寒さに弱いため、自室の愛亀「スッポンモドキ」の水槽前(ビニールで簡易温室に設えてある)に置いている。
捕虫袋(正式名称不明)は……
5つ育っているが……
古いものから……
徐々に……
萎れてきている。
冬とはいえ、せっかく育ったのに もったいない。
中心のニョロニョロは……
先端が完全に枯れた。
果たして、ここから復活できるのだろうか。
真冬の「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」栽培
食虫栽培8ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
真冬につき、すべてを室内栽培中。
以下、現状まとめ。
現在、3種類の「食虫植物」を栽培中。
まずはミニプランターの「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」。
園芸会社 違いの2株を、2階の空き部屋で栽培中。
向かって左側が「カクタス長田」で、右側が「大彰園」の株。
「大彰園」の株は、「カクタス長田」の11日後に購入。
「大彰園」の株は大型で、長い花茎を1本伸ばし、それに白い花を咲かせた。
その枯れ痕の1つから、黒い種を収穫できた。
昨年の10月2日にその種を、2つのミニプラ鉢に蒔いた。
それぞれの鉢で、1つずつ発芽したが、その後まったく育たない。
このハエトリソウのパックンチョを、ここでは「捕虫葉」と呼称する。
5号サイズのプラ鉢(背は低め)では、「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
ハエトリソウとともに、2階の空き部屋で栽培中。
「腰水(こしみず。鉢の下部を水に浸す管理方法)」で管理してきたが、もう冬のため、いまは水苔に直接水やりしている(ハエトリソウも同様)。
園芸会社は「カクタス長田」。
ハエトリソウ同様に、長い花茎を4本伸ばした。
だが、恐らく種は実っていない。
一応、採れた破片を、ハエトリソウのミニプラ鉢に蒔いておいた。
このモウセンゴケのモシャモシャを、ここでは「捕虫毛」と呼称する。
同じ5号プラ鉢で、「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」を栽培中。
寒さに弱いため、自室の愛亀「スッポンモドキ」の水槽側(水中ヒーターを使用し、ビニールで囲って簡易温室に設えてある)に置いている。
水苔が乾く前に、小まめに水を与えている。
園芸会社は「カクタス長田」。
中心から伸びたニョロニョロが、少しずつ割れ広がりながら、新たな葉に育ってゆく。
寒さのせいか、そのニョロニョロが先端から、真っ黒く枯れてしまった。
このウツボカズラのボットンピッチャーを、ここでは「捕虫袋」と呼称する。
購入時にあった捕虫袋は、すぐにすべてが枯れてしまった。
その後、5つの捕虫袋が育ったが、冬になりまた枯れてきている。
このウツボカズラにのみ、月1で薄めた液肥を与えてきた(成長期のみ)。
以上。
ところで、これまで私は園芸会社の「カクタス長田」を、「カクタスながた」と読んでいた。
だが「カクタスおさだ」と読むのが正解らしい。
「長内」を「おさない」と読むのはピンとくるが、「長田」が「おさだ」とも読めるのには気づかなかった。
バカなので。
園芸について学ぶ前に、日本語について学ぶ必要がありそうだ。
でも嫌だ。
どうせいまさらなので。
だからハーフニートなのだが。
2月1日
23日後。
変化がないので、1月の写真は9日撮影分のみになった。
ミニプランターのハエトリソウは、引き続き暖房のない部屋で越冬中。
「カクタス長田」の株も……
「大彰園」の株も、あまり変わりない。
若い捕虫葉も……
変わらず元気。
小さくて可愛らしいが、虫を捕まえる能力はあるのだろうか。
ミニプラ鉢の2苗は……
1つは変わらず。
こちらは、やっと種の殻が外れた。
モウセンゴケは……
引き続きハエトリソウと同じ管理法。
いくぶん捕虫毛に、勢いがでてきた。
枯れたものは、ぼちぼち抜いている。
ウツボカズラは……
急激に枯れた。
5つの捕虫袋も……
ご覧の有様。
元気な葉は1,2枚ほど。
あとは枯れるだけだろうか。
ずっと水槽前の簡易温室内に置いていたので、寒くはなかったはずだが(15℃を下回らない)。
やはり日光に当てていないのが問題か。
2月12日
11日後。
ウツボカズラは……
残念ながら……
完全に枯れた。
捕虫袋は……
ご覧のとおり。
葉も茎も、すっかり枯れた。
ネペンテス越冬失敗
ウツボカズラが、完全に枯れた。
栽培できたのは8ヶ月弱。
購入当初には、すべての捕虫袋を枯らしていた。
その後、できるだけ冷やさないよう注意しながら、新たな捕虫袋を育て上げた。
そして冬を迎え、まず中心のニョロニョロが枯れた。
それから捕虫袋も枯れだし、最終的にはこの有様だ。
畜生。
簡易温室内に置いていたので、それほど寒くはなかったはずだ。
最低でも15℃は保っていた。
なのでやはり、日光に当てていなかったのが、悪かったのだろう。
あと水やりしすぎたかも。
1月末の水やり後に、いっきに枯れた気がするので。
この越冬失敗の要因は「日光不足」と「水のやりすぎ」と結論づけたい。
ウツボカズラは寒さに弱いため、ずっと手をかけて育ててきた。
ただ冬期にはいり、気が抜けてしまった。
簡易温室にいれっぱなしで、観察が疎かになった。
簡易温室内だと、温度が安定しているので。
そもそもこの北海道で、熱帯アジアに自生するウツボカズラを育てるのは、難しかったのかもしれない。
ちゃんとした温室が必要かも。
さて、春に新しい株を買うべきか。
なにせ他の食虫植物よりも、手間がかかるのだ。
悩む。
私には、もっと他に悩むべきことがあるはずだ。
そもそも……
また自分語り禁止。
2月20日
8日後。
真冬の寒さも ひと段落。
ミニプランターのハエトリソウは……
精気が戻りつつある。
「カクタス長田」の株は……
変化はないが……
元気そう。
「大彰園」の株も……
変わらずだが……
無事に真冬を乗り切った。
若い捕虫葉も……
変わらず元気。
だがミニプラ鉢は……
2苗ともに……
消えてしまった。
ウツボカズラ同様、簡易温室内に置き、観察が疎かになっていた。
元々育っていなかったので、枯れそうだとは思っていたが。無念。
モウセンゴケにも……
勢いがでてきた。
よくみると……
新しい捕虫毛が……
いくつも伸びていた。
モウセンゴケは、特に寒さに強いようだ。
ウツボカズラは……
完全に枯死。
捕虫袋も……
葉も茎も、干からびてしまった。
これではもう、復活は望めそうにない。
真冬の終わり・実生ハエトリソウ消失
真冬も終わり、ハエトリソウとモウセンゴケに精気が戻った。
腰水には浸していないが、徐々に水やりを増やしている。
残念ながら、ミニプラ鉢の実生(種からの)ハエトリソウは、消失してしまった。
気づいたら、見当たらないのだ。
ウツボカズラ同様、簡易温室内に置いたのが、悪かったのかもしれない。
日光に当たらないのも悪いが、観察が疎かになりがちなのも問題だ。
置き場所が狭く、かといってビニールから取りだして観察するのは、面倒だったのだ。
まぁミニプラ鉢は、発芽後から成長せず、そのうち枯れるとは思っていたが。
他の植物でも、発芽後 成長が停滞すると、必ず枯れていたので。
やはり実生は難しかった。
成株まで育てるのに、5年もかかるとの情報もあるし。
「テキトー」では育てられないと。
ウツボカズラも同様だ。
真冬になって、昨年から続いた私の園芸熱が、クールダウンしたのも悪かった。
真冬に植物を愛でる習慣もないし。
初の食虫植物の越冬は、半分成功半分失敗といったところか。
それでは、食虫植物のテキトー栽培記は「その13(2015年3月〜4月)」へと続きます。
我が北海道では、まだ冬といっていい時季です。
さほど変化はありませんが、ぜひご覧ください。
ひとつだけ、嬉しいニュースもありますので。
実は、実生のハエトリソウが……
ネタばれしてどうする。