子宝草除き無事越冬!「多肉植物(樹氷・ツルギダ・秋麗・月美人・その他)」テキトー栽培記(その19|2016年1月〜2月)
その1(2014年10月)・その2(11月)・その3(12月)・その4(2015年1月)・その5(2月)・その6(3月〜4月)・その7(5月)・その8(6月)・その9(7月)・その10(7月※アエオニウム属のみ)・その11(8月)・その12(8月※アエオニウム属のみ)・その13(9月)・その14(9月※アエオニウム属のみ)・その15(10月)・その16(10月※アエオニウム属のみ)・その17(11月〜12月)・その18(11月〜12月※アエオニウム属のみ)に続いて、「多肉植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2016年1月3日
多肉栽培16ヶ月目。
このページでは、黒法師など「アエオニウム属」を除いた、その他15種の「2016年1月〜2月」の栽培記を ご覧あれ。
ミニプランターには、3種の多肉植物を寄せ植え中。
初冬から置き場所を、玄関から自室窓辺に移動。
まずは左から、ベンケイソウ科クラッスラ属「火祭り」。
若い葉が育ってきたが、軒並み白黴が生えている。
自室でも寒いのだろうか。
花期は そろそろ終了の様子。
中央には、ベンケイソウ科センぺルビウム属「巻絹」。
徒長したまま放置中。
右には、ベンケイソウ科セデベリア属「樹氷」。
大きく育ち、プランターから はみ出した。
自室に移動してから、色艶がいい。
抜けた葉は、テキトーに葉挿し中。
ここからは鉢植え。
置き場所は、基本的に自室の窓辺。
まずはツルボラン科ハオルチア属「寿(レツーサ)」。
相変わらず、成長は遅いが元気そう。
軟葉系のハオルチアにみられる、半透明の「窓」が魅力的。
同じくツルボラン科ハオルチア属「シンビフォルミス」。
寿同様、変わらず元気。
窓も奇麗。
子株が徐々に育ってきた。
ツルボラン科ハオルチア属「ツルギダ」。
葉色が悪かったが回復傾向。
抜けかかっていたので、ついでに株間のバランスを修正。
このミニプラ鉢では、2種を寄せ植え中。
置き場所を先月、玄関の靴箱上から自室へと移動した。
ベンケイソウ科セダム属「虹の玉」。
赤味が薄まり、緑の部分が目立ってきた。
葉挿しの赤味も薄まった。
ベンケイソウ科クラッスラ属「銀箭(ギンセン。もしくは銀揃(ギンゾロエ))」。
こちらは自室に置いてから、徐々に勢いづいている。
ベンケイソウ科クラッスラ属「紅葉祭り(モミジマツリ)」。
相変わらず、ごちゃごちゃで真っ赤。
だが若干、赤味が薄まってきた。
こちらは葉挿し中のミニプラ鉢。
引き続き、のんびり育つ。
こちらも2種を寄せ植え。
手前がベンケイソウ科クラッスラ属「舞乙女」。
初冬に はいり急成長。
変わらずの傾きっぷり。
こちらがベンケイソウ科クラッスラ属「十字星」。
引き続き急伸中。
根元には子株。
用土の黴の影響は、いまのところみられない。
ベンケイソウ科グラプトペタルム属「秋麗(シュウレイ)」。
師走ごろから、花芽を伸ばし始めた。
年が明けても、順調に伸びている。
冬のうちに咲くのだろうか。
ベンケイソウ科パキフィツム属「月美人」。
変化は少ないが元気そう。
抜けた葉は、株元に葉挿し中。
ベンケイソウ科カランコエ属「月兎耳(ツキトジ)」。
こちらも元気。
生育期は夏型らしいが、あまり関係なさそうだ。
茎と葉が、植物らしからぬ毛深さ。
ベンケイソウ科カランコエ属「子宝草」。
置き場所は、玄関の靴箱上。
寒いはずだが、まだまだ元気。
株元の子株も、いまだ孫株を吹いている。
こちらは、子株を ばらまいた陶器鉢。
寒くなってから、急速に退色中。
このまま越冬できるだろうか。
あと12日後の15日には、すべてに1ヶ月ぶりの水やりを実施。
「火祭り・巻絹・樹氷・寿・シンビフォルミス・ツルギダ・虹の玉・銀箭・紅葉祭り・舞乙女・十字星・秋麗・月美人・月兎耳・子宝草」栽培中
多肉栽培16ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
置き場所は、基本的に自室の窓辺。
夏以降、玄関フード内や靴箱上へ移動していた種も、おおかた自室内へ退避。
スペースの都合で子宝草のみ、引き続き玄関の靴箱上。
現在、以下の15種を栽培中(アエオニウム属の3種を除く)。
火祭り:ベンケイソウ科クラッスラ属。生育期は春秋型。燃えるような赤色が美しい。寒さにあてると鮮やかに紅葉する。丈夫で簡単に殖やせる。2014年10月購入。
巻絹:ベンケイソウ科センぺルビウム属。春秋型種。高山に生息し、とても寒さに強い。葉に白い糸を絡めるのが特徴的。説明書きは属名のみの記載だったが、巻絹もしくはその交配・交雑種と思われる。2014年10月購入。
樹氷:ベンケイソウ科セデベリア属。春秋型種(夏型とも)。淡く繊細な色合いが魅力的。表面に白い粉を薄く吹く。葉の数が増えると迫力がでる。寒さで葉先がピンクに色づく。2014年10月購入。
寿:ツルボラン科(旧体系ではユリ科・アロエ科)ハオルチア属。春秋型種。別名「レツーサ」。ハオルチア属の軟葉系の種には、たいてい葉に「窓」と呼ばれる半透明の箇所がある。そこから日光を取り込み耐陰性を高めるが、逆に強い光は苦手。一般的な多肉植物よりも、やや頻繁な水やりが必要。成長は遅め。2014年10月購入。
シンビフォルミス:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。多肉質の葉がロゼット状(バラの花状)に広がる。葉の先端に「窓」を持つ。透明感のある黄緑色の葉が美しい。変種が多く、様々な姿形がみられる。2014年11月購入。
ツルギダ:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。葉は尖ったような形状で、半透明の「窓」を持つ。子吹きで たくさん殖える。変種も多い。2014年12月購入。
虹の玉:ベンケイソウ科セダム属。夏型種。セダム独特の、ぷっくり丸みを帯びた葉が可愛いらしい。寒さにあてると真っ赤に紅葉する。葉挿しで簡単に殖やせる。2014年10月購入。
銀箭(ギンセン):ベンケイソウ科クラッスラ属。夏型種。別名「銀揃(ギンゾロエ)」。産毛状に白い毛を生やし、渋い魅力を漂わせる。比較的丈夫。2014年10月購入。
紅葉祭(モミジマツリ):ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。その名のとおり、秋には派手に紅葉する。火祭りと赤鬼城の交配種。栽培方法も火祭りに準じる。2015年1月購入。
舞乙女:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。イモムシに似た不思議な姿形で、上へ積み重なるように伸びてゆく。並んで傾く様はチンアナゴも思わせる。暑さは苦手だが寒さには強めか。生育期には水を多めに与えたい。2015年6月購入。
十字星:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。十字に付く葉が縦に連なる。舞乙女同様、上へ上へと伸びてゆく。耐暑耐寒性についての見解は別れるが、栽培は難しくない模様。枝分かれし辛いので切り戻して殖やす。2015年6月購入。
秋麗(シュウレイ):ベンケイソウ科グラプトペタルム属。春秋型種。紅葉する ぷっくりとした葉が魅力的。小さめに仕立てると可愛らしさが引き立つ。朧月と乙女心の交配(交雑)種らしい。日光にも湿気にも強い。2015年1月購入。
月美人:ベンケイソウ科パキフィツム属。春秋型種。多肉植物らしい分厚い葉が特徴。薄く粉を吹き、ほんのりピンクや赤紫に色づく。暑さに強く、できるだけ日に当てたい。冬は室内栽培が基本。春には花を咲かせる。類似の種に「星美人」などがある。2015年2月購入。
月兎耳(ツキトジ):ベンケイソウ科カランコエ属。夏型種(春秋型?)。植物らしからぬ毛深さで、葉は兎の耳を思わせる。「福兎耳」や「黒兎耳」など色違いのバリエーションが豊富。2014年11月購入。
子宝草:ベンケイソウ科カランコエ属。春秋型種。葉の外周に大量の子株を吹く。そのため繁殖力が高い。活力が奪われるため、不要な子株は随時取り除くこと。多肉植物としては扱わず、水やりは土が乾けばすぐ与える。葉に水をかけないよう注意。2015年2月購入。
以上の15種。
年が明け2016年。
我が多肉植物たちには、試練となる越冬シーズン。
だが室内栽培でもあり、さほど異常はみられない。
変化が少ない。
なので、前回同様 2ヶ月分を、まとめてお届けいたします。
この時季は、さほど世話をしなくて済むので楽だ。
園芸のオフシーズンだが、こんな時季も必要なのだ。
年中忙しいと疲れてしまう。
もう若くもないし。
ああ、歳は取りたくないものだ。
嫌だ嫌だ。
行動力が落ちたぶん、無駄話が多くなる。
この文章からもわかる。
ええ、無駄でしたね。
ごめんなさい。
では引き続き お楽しみください。
2月1日
29日後。
いまが1年で1番 寒い時季。
自室窓辺は最低で7,8℃ほど。
寒さ対策として、プラ鉢植えは「苗ドーム」で保温中。
そんななかミニプランターでは……
火祭りが黴だらけに。
もしかして、うどんこ病なのだろうか。
なにか手を打たなくては。
秋麗は、さらに花芽が伸びた。
今冬のうちに咲きそうだ。
子宝草は、いまだ玄関の靴箱上。
さすがに寒く、最低で5,6℃にまで下がる。
そのため葉色が、いっきに褪めた。
下葉は枯れてきている。
陶器鉢の子株も……
精気を失った。
一か八かで、水やりを敢行。
寒さが厳しいので、しばらく空き部屋へと退避。
これで息を吹き返せばいいが。
今後、子宝草の枯れた葉は、できるだけ摘んでおこう。
2月21日
20日後。
厳寒期を脱した。
ミニプランターの火祭りは……
相変わらず黴だらけ。
しかたないので、多くの葉を摘んだ。
これで復活して欲しい。
ついでに、枯れた花や花茎(?)も、テキトーに摘んだ。
寒さに強い巻絹は、若干 勢いづいてきた。
樹氷は……
さほど変化なし。
葉は抜けがちで、放っておくと根が生えてくる。
もったいないので、適宜ミニプランター内に葉挿し。
寿は……
年中元気。
シンビフォルミスも……
さほど変わらず。
だが子株は成長著しい。
複数育って、水を差す隙間を埋めてしまった。
ツルギダは……
また葉色が悪くなってきた。
厳寒期のため、先月の15日から水やりを控えているので、そのせいだろうか。
このミニプラ鉢は……
さほど変わらず。
虹の玉は……
子株に勢いがみられる。
相変わらず男前な銀箭。
紅葉祭りは……
また赤味を増した気がする。
その葉挿しは、順調に成長中。
舞乙女と十字星も……
引き続き成長期。
舞乙女は、よく伸びて よく曲がる。
特に脇芽(子株)の成長が目立つ。
十字星も、さらに伸びた。
だが茎が細いので、いつか折れないか不安。
秋麗は……
さらに花芽を伸ばした。
蕾も脹らみつつある。
月美人は……
ほとんど伸びず。
だがこちらにも、花芽のようなものが生えていた。
春には花をみられそう。
月兎耳は……
ほぼ変化なし。
だが心なし、葉が黒ずんでみえる。
子宝草は、10日ほど前スペースの都合で、空き部屋から玄関の靴箱上に戻した。
そのせいでか、さらに枯れた。
厳寒期はすぎたので、なんとか持ちこたえて欲しい。
陶器鉢の子株たちは、ほぼ枯れ果てた。
枯れた葉は摘んできたが、もう残すべき葉がない状態。
2月1日の水やりも、判断ミスだったかもしれない。
もう面倒なので、すべて抜く。
これにて、この陶器鉢は終了。
越冬失敗。
だが正直、持て余していたのも事実だ。
私の、子宝草への情の薄さが、この悲劇を招いたようだ。
越冬シーズン
この1月〜2月は、試練の厳寒期。
ご覧のように、我が多肉植物たちは、概ね北海道の冬を乗り切った。
今年は比較的 暖冬だったが。
そもそも室内栽培だが。
子宝草の陶器鉢子株のみ、越冬できずに終了した。
やはり、玄関の靴箱上では寒すぎたようだ。
狭い我が家には、他に置き場所がなかったのだ。
一時期、空き部屋へ退避したら、親に邪魔だといわれたし。
すでに「食虫植物」などが置いてあったし。
多種を育てすぎだな。
まぁ正直、持て余していたのも事実。
絶対に生かそうと思ったら、他の置き場所に ねじ込んでいたはず。
多少の反省点はあるが、概ね越冬は成功としておこう。
まだ しばらく寒いが。
だが昨年の経験もあるし、もう大丈夫だと思う。
それでは、多肉植物のテキトー栽培記は「その20(2016年1月〜2月)」へと続きます。
次回は、同1月〜2月の「アエオニウム属(黒法師・カシミアバイオレット・愛染錦・その他)」の栽培記です。
このページの続きとなる、その他15種の栽培記は「その21(2016年3月)」になります。
厳冬を乗りこえ、今後の成長が期待される。
記事の公開は遅れているが。
それでも最近は、追いつけ追い越せで制作中だ。
追い越すことはできないが。
未来の栽培なので。
ああ、この私の未来は、どうなっているのだろう。
園芸なんてしてる場合か。
というかまず、この無駄話を止めるべき。
まぁ無駄ができるうちは、まだ余裕がある証拠だ。
「無用の用」ともいうし……。