いっきに真っ赤!「多肉植物(火祭り・虹の玉・銀箭・子宝草・その他)」テキトー栽培記(その13|2015年9月)
その1(2014年10月)・その2(11月)・その3(12月)・その4(2015年1月)・その5(2月)・その6(3月〜4月)・その7(5月)・その8(6月)・その9(7月)・その10(7月※アエオニウム属のみ)・その11(8月)・その12(8月※アエオニウム属のみ)に続いて、「多肉植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年9月1日
多肉栽培12ヶ月目。
このページでは、黒法師など「アエオニウム属」を除く、その他15種の 9月の栽培記をご覧ください。
ミニプランターには、3種の多肉植物を寄せ植え中。
先月下旬に置き場所を、自室から玄関フード内へと移動した。
まずは左から、ベンケイソウ科クラッスラ属「火祭り」。
無数の小さな白い花が……
開き始めた。
巨大化した葉は……
見事な までに真っ赤。
玄関フード内の日当たりのよさと、夜の寒さが影響したか。
中央には、ベンケイソウ科センぺルビウム属「巻絹」。
徒長したまま、ほぼ放置。
右には、ベンケイソウ科セデベリア属「樹氷」。
2株が……
葉を増やして大迫力。
ミニプランターを はみ出しながら……
みるみる巨大化。
ここからは鉢植え。
多くの置き場所は自室の窓辺。
ツルボラン科ハオルチア属「寿(レツーサ)」。
着実に育っている。
6月には、小さな花も咲かせた。
軟葉系のハオルチアにみられる、半透明の「窓」が魅力的。
同じくツルボラン科ハオルチア属「シンビフォルミス」。
5月に花期を終え……
いまは子株が成長中。
美しい「窓」。
ツルボラン科ハオルチア属「ツルギダ」。
ワインレッドに変色したが……
水やりを増やすことで、どうにか緑を取り戻してきた。
このミニプラ鉢では、2種を寄せ植え中。
先月下旬に置き場所を、自室から玄関フード内へと移動。
ベンケイソウ科セダム属「虹の玉」。
火祭り同様、移動後すぐに真っ赤になった。
葉挿しも赤いが大丈夫か。
ベンケイソウ科クラッスラ属「銀箭(ギンセン。もしくは銀揃(ギンゾロエ))」。
いっきに色褪せた。
玄関フード内では夜、寒すぎるのかもしれない。
ベンケイソウ科クラッスラ属「紅葉祭り(モミジマツリ)」。
こちらは自室の窓辺に。
燃えるような赤。
日々赤味を増している。
4月後半より抜けた葉を、別のミニプラ鉢にて葉挿し中。
成長は遅い。
僅かに紅葉がみられる。
こちらも寄せ植え。
手前が……
ベンケイソウ科クラッスラ属「舞乙女」。
傾きながら、じわじわ成長中。
こちらがベンケイソウ科クラッスラ属「十字星」。
やはり ゆっくり伸びている。
ベンケイソウ科グラプトペタルム属「秋麗(シュウレイ)」。
これも先月下旬、自室から玄関フード内へと移動した。
それ以降、僅かに紅葉がみられる。
下側の毛は根だろうか。
ベンケイソウ科パキフィツム属「月美人」。
同じく先月下旬、自室から玄関フード内へと移動。
大きな葉が外れたので、脇に挿しておいた。
ベンケイソウ科カランコエ属「月兎耳(ツキトジ)」。
生育期は夏型だが、真夏以降は成長鈍化。
植物らしからぬ毛深さだ。
ベンケイソウ科カランコエ属「子宝草」。
置き場所は玄関フード内。
秋になり、急に縮まってきた。
あまり子株も吹かなくなった。
こちらは、子株を ばらまいた陶器鉢。
若いせいか、秋も そこそこ育っている。
子株も大量に吹く。
元気なのはいいが、摘むのが面倒だ。
なので ほぼ放置。
「火祭り・巻絹・樹氷・寿・シンビフォルミス・ツルギダ・虹の玉・銀箭・紅葉祭り・舞乙女・十字星・秋麗・月美人・月兎耳・子宝草」栽培中
多肉栽培12ヶ月目。
この1年で大きく育った。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
自室内を基本とし、いくつかは玄関フード内に置いている。
現在、以下の15種を栽培中(アエオニウム属の3種を除く)。
火祭り:ベンケイソウ科クラッスラ属。生育期は春秋型。燃えるような赤色が美しい。寒さにあてると鮮やかに紅葉する。丈夫で簡単に殖やせるので、多肉初心者のファーストチョイスに適している。2014年10月購入。
巻絹:ベンケイソウ科センぺルビウム属。春秋型種。高山に生息し、とても寒さに強い。葉に白い糸を絡めるのが特徴的。説明書きは属名のみの記載だったが、巻絹もしくはその交配・交雑種と思われる。2014年10月購入。
樹氷:ベンケイソウ科セデベリア属。春秋型種(夏型とも)。淡く繊細な色合いが魅力的。表面に白い粉を薄く吹く。葉の数が増えると迫力がでる。寒さで葉先がピンクに色づく。2014年10月購入。
寿:ツルボラン科(旧体系ではユリ科・アロエ科)ハオルチア属。春秋型種。別名「レツーサ」。ハオルチア属の軟葉系の品種には、たいてい葉に「窓」と呼ばれる半透明の箇所がある。そこから日光を取り込み耐陰性を高めるが、逆に強い光は苦手。一般的な多肉植物よりも、やや頻繁な水やりが必要。成長は遅め。2014年10月購入。
シンビフォルミス:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。多肉質の葉がロゼット状(バラの花状)に広がる。葉の先端に「窓」を持つ。透明感のある黄緑色の葉が美しい。変種が多く、様々な姿形がみられる。2014年11月購入。
ツルギダ:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。葉は尖ったような形状で、半透明の「窓」を持つ。子吹きで たくさん殖える。変種も多い。2014年12月購入。
虹の玉:ベンケイソウ科セダム属。夏型種。セダム独特の、ぷっくり丸みを帯びた葉が可愛いらしい。寒さにあてると真っ赤に紅葉する。葉挿しで簡単に殖やせる。2014年10月購入。
銀箭(ギンセン):ベンケイソウ科クラッスラ属。夏型種。別名「銀揃(ギンゾロエ)」。産毛状に白い毛を生やす。比較的丈夫。2014年10月購入。
紅葉祭(モミジマツリ):ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。その名のとおり、秋には派手に紅葉する。火祭りと赤鬼城の交配種。栽培方法も火祭りに準じる。2015年1月購入。
舞乙女:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。イモムシに似た不思議な姿形で、上へ積み重なるように伸びてゆく。並んで傾く様はチンアナゴも思わせる。暑さは苦手だが寒さには強めか。生育期には水を多めに与えたい。2015年6月購入。
十字星:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。十字に付く葉が縦に連なる。舞乙女同様、上へ上へと伸びてゆく。耐暑耐寒性についての見解は別れるが、栽培は難しくない模様。枝分かれし辛いので切り戻して殖やす。2015年6月購入。
秋麗(シュウレイ):ベンケイソウ科グラプトペタルム属。春秋型種。紅葉する ぷっくりとした葉が魅力的。小さめに仕立てると可愛らしさが引き立つ。朧月と乙女心の交配(交雑)種らしい。日光にも湿気にも強い。2015年1月購入。
月美人:ベンケイソウ科パキフィツム属。春秋型種。多肉植物らしい分厚い葉が特徴。薄く粉を吹き、ほんのりピンクや赤紫に色づく。暑さに強く、できるだけ日に当てたい。冬は室内栽培が基本。春には花を咲かせる。類似の品種に「星美人」などがある。2015年2月購入。
月兎耳(ツキトジ):ベンケイソウ科カランコエ属。夏型種(春秋型?)。葉が兎の耳を思わせる。葉と茎に繊細な毛を生やす。「福兎耳」や「黒兎耳」など色違いのバリエーションが豊富。2014年11月購入。
子宝草:ベンケイソウ科カランコエ属。春秋型種。葉の外周に大量の子株を吹く。そのため繁殖力が高い。活力が奪われるため、不要な子株は随時取り除くこと。多肉植物としては扱わず、水やりは土が乾けばすぐ与える。葉に水をかけないよう注意。2015年2月購入。
以上の15種。
秋になり、全体的に成長鈍化。
ミニプランター(火祭り・巻絹・樹氷)や虹の玉・銀箭・秋麗・月美人は先月下旬、自室から玄関フード内へと移動した。
するとすぐさま、火祭りと虹の玉が真っ赤に染まった。
他も僅かに紅葉してきた。
日当たりがよくなったのと、夜の寒さが影響したか。
たった何日かで、ここまで変化するのだな。
子宝草も、引き続き玄関フード内。
巨大化すると、自室に置くのが難しくなる。
なので玄関フード内と。
島流し的な。
火祭りも巨大化したので移動した。
だが他は、特に生態などを考慮せず、テキトーに選び移動した。
玄関フード内だと、夜は かなり冷えるのだが。
耐寒性がないと枯れるだろうか。
だが正直、多少枯れてもいいくらいだ。
栽培種が多すぎるので。
なんというテキトーさ。
私は悪い栽培主だな。
皆様は見習わないように。
9月7日
6日後。
46日ぶりに水やりを実施。
これまでもハオルチア属のみ、小まめに水やりしてきた。
そのお陰で、変色したツルギダが、復活してきたのだと思う。
9月20日
13日後。
秋深まる。
肌寒い日が増えてきた。
ミニプランターの火祭りは……
ここまで伸びた。
いまが花期の盛りか。
葉と茎の付け根にも、花が付くのが面白い。
葉は引き続き真っ赤だが……
新たな成長点が……
いくつもみられる。
巻絹は……
多少育っているようだ。
樹氷は……
葉色が変わりつつある。
成長は鈍化。
よく葉が抜けるので、テキトーに挿している。
寿は……
やはり着実に成長中。
シンビフォルミスも……
引き続き育つ。
特に子株が成長著しい。
ツルギダは……
さらに緑が広がった。
ミニプラ鉢の2種は……
玄関フード内で元気いっぱい。
虹の玉は、艶やかに紅葉した。
葉挿しも真っ赤で元気そう。
銀箭は、葉色が緑を取り戻した。
紅葉祭りは……
真っ赤な まま元気。
葉挿しも……
育ってきている。
舞乙女と十字星は……
多少育っているようだ。
日を求め……
さらに傾く舞乙女。
連なり伸びる……
十字星。
秋麗は……
軽く紅葉して元気。
月美人にも……
勢いが感じられる。
月兎耳は……
元気そうだが……
やはり暑くなってから成長が遅い。
とりあえず この株は、春秋型種といえそうだ。
子宝草は……
さらに縮まった。
変色した葉を、1枚摘んだ。
感触が暖かく、ブヨブヨしているのが面白い。
さすが多肉植物。
株元には、勝手に育った子株たち。
若いながらも、さらに子株を吹いている。
だが親株が、あれだけ たくさん吹いたわりには、あまり根付いていない。
陶器鉢の子株は……
葉色が褪めて成長鈍化。
子株が吹いても摘まないので、養分が散っているのだろう。
脇には孫株が根付いている。
正直、もう殖えて欲しくない。
停滞ぎみの秋
この9月は、全体的に成長鈍化。
もう肌寒いせいだろう。
だが多くの種は、生育期が春秋型だ。
そのわりに、夏がすぎても育ってこない。
夏越しに失敗したのだろうか。
自室の日当たりが悪いのと、8月の水やりが少なかったせいかもしれない。
出遅れたが、10月以降の成長に期待しよう。
それでは、多肉植物のテキトー栽培記は「その14(2015年9月)」へと続きます。
次回は、同9月の「アエオニウム属(黒法師・カシミアバイオレット・愛染錦)」の栽培記です。
このページの続きとなる、その他15種の栽培記は「その15(2015年10月)」になります。
だがいまは、すでに2016年だ。
さすがに公開が遅すぎる。
そもそも2015年は、栽培種が多すぎた。
お花にハーブに野菜に食虫植物にと。
あれも育てたい これも育てたいと、手を広げすぎたようだ。
反省。
2015年の私は、園芸熱が高まりすぎたな。
そのせいか、いまは やや飽きている。
疲れたというか。
悪い栽培主の見本だな。
皆様に おかれましては、ほどほどの園芸ライフをお勧めします。
まして趣味ならば。
そもそも この栽培記は、写真も文章も多すぎる。
だから私は……
2016年の私は「ほどほど」を覚えるべきだな。