ハオルチア開花!「多肉植物(カシミアバイオレット・寿・シンビフォルミス・紅葉祭り・子宝草・その他)」テキトー栽培記(その7|2015年5月)
その1(2014年10月)・その2(11月)・その3(12月)・その4(2015年1月)・その5(2月)・その6(3月〜4月)に続いて、「多肉植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年5月1日
多肉栽培8ヶ月目。
本格的な春栽培開始。
ミニプランターでは……
4品種の多肉植物を寄せ植え中。
こちらはベンケイソウ科アエオニウム属「黒法師」。
生育期が冬型種のせいか……
徐々に勢いが落ちてきた。
ベンケイソウ科センぺルビウム属「巻絹」。
徒長したまま変化なし。
ベンケイソウ科クラッスラ属「火祭り」。
冬から続いて……
巨大化中。
ベンケイソウ科セデベリア属「樹氷」。
2株とも……
育ち盛り。
抜け落ちた葉を、テキトーに葉挿し。
このまま発根するだろうか。
全体的によく育ち、ミニプランターでは手狭になってきた。
こちらは、ミニプランターに移植しきれなかった、巻絹の余り。
1月下旬に追加購入した黒法師。
ミニプランター同様……
勢いが落ちてきた。
購入時は 4輪(花ではないが)だったが、2月に1輪折れてしまった。
折れた1輪は、隅にテキトーに挿し芽。
育ちはしないが、枯れてもこないので、発根したのかもしれない。
ベンケイソウ科アエオニウム属「カシミアバイオレット」。
黒法師と同じアエオニウム属だが……
こちらはまだ育ち盛り。
ツルボラン科ハオルチア属「寿(レツーサ)」。
引き続き、じわじわと成長中。
軟葉系のハオルチアは、葉に半透明の「窓」を持つ。
この透明感が魅力的。
同じくツルボラン科ハオルチア属「シンビフォルミス」。
先月から……
どんどん花茎を伸ばしている。
花芽は なかなか……
個性的。
よくみると……
すでに花が咲いてた。
目立たないが、やはり個性的な花だ。
ツルボラン科ハオルチア属「ツルギダ」。
売れ残り品を回復してきたが、現在はご覧の有様。
下手をすると、このまま枯れてしまいそうだ。
このミニプラ鉢では、2品種を寄せ植え中。
丸みを帯びているのが、ベンケイソウ科セダム属「虹の玉」。
もういっぽうの先が尖っているのが、ベンケイソウ科クラッスラ属「銀箭(ギンセン。もしくは銀揃(ギンゾロエ))」。
どちらも夏型種で、春になり成長が うかがえる。
こちらは1月下旬に追加購入した、ベンケイソウ科クラッスラ属「紅葉祭り(モミジマツリ)」。
ごちゃごちゃに育った。
紅葉祭りの名のとおり、相変わらず赤味が凄い。
火祭りの近縁種だが、こちらはずっと赤いのだろうか。
抜けた葉は4月後半に、余っていたミニプラ鉢へ葉挿し。
枯れてはこないが、発芽までは時間がかかりそう。
こちらも1月下旬に追加購入した、ベンケイソウ科グラプトペタルム属「秋麗(シュウレイ)」。
少しずつだが、成長が うかがえる。
抜けた葉を挿していたが、枯れてしまったようだ。
こちらは2月に追加購入した、ベンケイソウ科パキフィツム属「月美人」。
暖かくなり……
成長開始。
ベンケイソウ科カランコエ属「月兎耳(ツキトジ)」。
夏型種だが……
冬から よく伸びている。
2月に追加購入した、ベンケイソウ科カランコエ属「子宝草」。
春秋型種らしいが、冬から続いて よく伸びる。
葉には、たくさんの「子宝(子株)」が。
どんどん抜け落ち……
勝手に育つ。
「カシミアバイオレット・黒法師・巻絹・火祭り・樹氷・寿・シンビフォルミス・ツルギダ・虹の玉・銀箭・紅葉祭り・秋麗・月美人・月兎耳・子宝草」栽培中
多肉栽培 8ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
引き続き室内栽培中。
現在、以下の15品種を栽培中。
カシミアバイオレット:ベンケイソウ科アエオニウム属。冬型種(春秋型とも)。別名「バイオレットクイーン」「ベロア」。日に当てると葉がバイオレットに色づく。日光を好む。微かに臭気を放つ。2014年10月購入。
黒法師:ベンケイソウ科アエオニウム属。冬型種(春秋型とも)。日に当てると黒色が濃くなる。アエオニウム属は、下側の葉を枯れ落としながら成長し、木立して大型化する品種が多い。夏は休眠する。2014年10月(ミニプランター)・2015年1月(プラ鉢)購入。
巻絹:ベンケイソウ科センぺルビウム属。春秋型種。高山に生息し、とても寒さに強い。葉に白い糸を絡めるのが特徴的。説明書きは属名のみの記載だったが、巻絹もしくはその交配・交雑種と思われる。2014年10月購入。
火祭り:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。燃えるような赤色が美しい。寒さにあてるとより濃く紅葉する。丈夫で簡単に殖やせるので、多肉初心者のファーストチョイスに適している。2014年10月購入。
樹氷:ベンケイソウ科セデベリア属。春秋型種(夏型とも)。淡い微妙な色合いが魅力的。表面に白い粉を薄く吹く。2014年10月購入。
寿:ツルボラン科(旧体系ではユリ科・アロエ科)ハオルチア属。春秋型種。別名「レツーサ」。ハオルチア属の軟葉系の品種には、たいてい葉に「窓」と呼ばれる半透明の箇所がある。そこから日光を取り込み耐陰性を高めるが、逆に強い光は苦手。一般的な多肉植物より、やや頻繁な水やりが必要。成長は遅め。2014年10月購入。
シンビフォルミス:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。多肉質の葉がロゼット状(バラの花状)に広がる。葉の先端に「窓」を持つ。透明感のある黄緑色の葉が美しい。変種が多く、様々な姿形がみられる。2014年11月購入。
ツルギダ:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。葉は尖ったような形状で、半透明の「窓」を持つ。子吹きで たくさん殖える。変種が多く、他にも様々な姿形がみられる。2014年12月購入。
虹の玉:ベンケイソウ科セダム属。夏型種。セダム独特の、ぷっくり丸みを帯びた葉が可愛いらしい。寒さにあてると真っ赤に紅葉する。2014年10月購入。
銀箭(ギンセン):ベンケイソウ科クラッスラ属。夏型種。別名「銀揃(ギンゾロエ)」。産毛状に白い毛を生やす。比較的丈夫。2014年10月購入。
紅葉祭(モミジマツリ):ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。その名のとおり、秋には派手に紅葉する。火祭りと赤鬼城の交配種。栽培方法も火祭りに準じる。2015年1月購入。
秋麗(シュウレイ):ベンケイソウ科グラプトペタルム属。春秋型種。紅葉する ぷっくりとした葉が魅力的。小さめに仕立てたほうが、本種の可愛らしさが引き立つという。朧月と乙女心の交配(交雑)種らしい。日光にも湿気にも強い。2015年1月購入。
月美人:ベンケイソウ科パキフィツム属。春秋型種。多肉植物らしい分厚い葉が特徴。薄く粉を吹き、ほんのり桃や赤紫に色づく。暑さに強く、できるだけ日に当てたい。冬は室内栽培が基本。春には花を咲かせる。類似の品種に「星美人」などがある。2015年2月購入。
月兎耳(ツキトジ):ベンケイソウ科カランコエ属。夏型種。葉が兎の耳を思わせる。葉と茎に繊細な毛が生えている。「福兎耳」や「黒兎耳」など、色違いのバリエーションもある。2014年11月購入。
子宝草:ベンケイソウ科カランコエ属。春秋型種。葉の裏側外周に、大量の子株を付ける。そのため繁殖力が高い。活力が奪われるため、不要な子株は随時取り除くとよい。多肉植物としては扱わず、水やりは土が乾けばすぐに与える。葉に水をかけないよう注意。2015年2月購入。
本格的な春栽培開始。
全体的に よく育っている。
このまま巨大化したら、どうしたらいいのだろう。
植え替えや仕立て直しをするべきか。
大変そうだな。
なにしろ15品種も育てているのだ。
花や野菜やハーブや食虫植物など、他にも様々な植物を育てているし。
まるで手が回らない。
好奇心のまま、あれやこれやと買うべきじゃなかったかも。
あきらかに、私の栽培能力を超えている。
ああ、もうひとり私がいれば。
無駄飯ぐらいが ふたりになるが。
5月8日
1週間後。
シンビフォルミスが……
花盛り。
こんな形でも……
受粉できるのだろうから凄い。
株元には……
子株が伸び始めている。
殖やすなら株分けせねば。
5月11日
3日後。
約2週間ぶりで、すべてに水やりを実施。
葉挿しした紅葉祭りが……
芽吹いていた。
子宝草の子株は……
瀬戸物の鉢に ばらまいておいた。
殖やすつもりはなかったが、子株を付けたままだと、親株の栄養が吸収されるので。
ちなみに3日には、子宝草にのみ水やりしている。
5月21日
10日後。
賑やかなミニプランター。
黒法師は……
葉が縮まってきた。
巻絹は……
少々伸びた。
根元のほうから枯れつつあるが、大丈夫だろうか。
火祭りは、気づけば5株に増殖していた。
どの株も、一様に巨大化中。
背が どんどん高くなる。
樹氷は……
ここにきて急成長。
これまでは、のんびり育っていたのに。
背も高くなってきた。
葉が増えたせいで、迫力がでてきた。
4品種が それそれ育ち、アンバランスになってきた。
ミニプラ鉢の巻絹は、ますます徒長。
プラ鉢の黒法師は、さほど変わらず。
カシミアバイオレットは……
いまだ背を伸ばし続ける。
日を求め、茎を ぐにゃりと曲げてしまう。
なので頻繁に、ミニプラ鉢の向きを変えている。
寿も……
シンビフォルミス同様に、花茎を伸ばし始めた。
まだ短いが、いずれ花を咲かすのだろう。
シンビフォルミスは……
いまだ花盛り。
ただ1本目の花茎は、花期を終了していた。
室内栽培ということもあり、受粉はしていないと思う。
株元の……
子株は……
徐々に伸びてきている。
嬉しいが、今後の手当が悩ましい。
ツルギダは……
微かに緑を差してきた。
虹の玉と銀箭のミニプラ鉢は……
夏を控えて急成長。
どんどん背を伸ばす虹の玉。
迫力を増した銀箭。
紅葉祭りは……
より大きくより赤く。
葉挿しは……
じんわり成長中。
秋麗は……
育って可愛さが減った。
葉と茎の付け根から、根のようなものが ひょろひょろ伸びた。
月美人は……
順調に成長中。
月兎耳は……
引き続き成長期。
それでも、冬〜春先のほうが伸びた気がする。
夏型というよりは、春秋型種に近いのかも。
子宝草は……
相変わらず子株が育つ。
根も どんどん伸ばしてしまう。
適宜 抜いてはいるが、なかなか追いつかない。
今回も、抜いた子株を……
瀬戸物の鉢に ばら撒いた。
11日に撒いた子株は、すでに多くが根付いている。
成長も うかがえる。
5月26日
5日後。
また約2週間ぶりに、すべてに水やりを実施。
多くが生育期なので、水やり間隔を短めにした。
子宝草の瀬戸物の鉢は……
自室の窓辺から、玄関フード内へ移動。
夜は冷えるが、日当たりはいいはず。
たくさんの子株が根付き、どんどん育っている。
成長期の5月
本格的な春栽培。
多くの品種が、大きく成長を遂げた。
特に火祭りの伸びが凄い。
これまで目立たなかった樹氷や虹の玉なども、急成長をみせてくれた。
停滞ぎみなのは、冬型種の黒法師くらい。
同じアエオニウム属のカシミアバイオレットは、まだ成長を続けている。
この5月のトピックといえば、なんといってもシンビフォルミスの開花だ。
私にとって、多肉植物では初めての花だ。
次に、葉挿しした紅葉祭りの発芽。
そして、子宝草を子株から殖やし始めたこと。
初夏を迎え、今後の成長も期待できそうだ。
多くの品種が、真夏には休眠期を迎えるが、北海道の6月なら まだまだ育ちそう。
それでは、多肉植物のテキトー栽培記は「その8(2015年6月)」へと続きます。
15品種も育てていると、さすがに大変だ。
この栽培記の制作も、非常に骨が折れる。
なのに6月には、また新たな品種を購入する。
大丈夫なのか。
なのでそろそろ、アエオニウム属やハオルチア属を独立させて、別記事として分割したい。
だがそうすると、いろいろ面倒事が増えそうだ。
読者様も混乱させそう。
どうしよう。
好きにしろってか。
まぁそのうち考えるか。
こうして先送りを続け、直前になって慌てて考え、時間不足で後悔するのがいつものパターン……。