初挑戦の一部始終!「トマト(大玉ホーム桃太郎・接木レッドオーレ中玉・サントリーフルーティミニ)」テキトー栽培記(その6|総集編)
北海道某所(札幌圏)からお届けする「トマト(大玉ホーム桃太郎・接木レッドオーレ中玉・サントリーフルーティミニ)」のテキトー栽培記。
我が初栽培の模様を、その1(5月〜6月)・その2(7月)・その3(8月)・その4(9月)・その5(10月〜11月)と、ニタニタ公開して参りました。
今回は、その まとめとなる「総集編」をお届けします。
2015年5月〜6月『家庭菜園の大定番』 ※元記事はこちら
5月9日
近所のホームセンターで、大玉トマト「ホーム桃太郎」の苗を購入。
価格は100円ほどと、非常に安価。
さすが家庭菜園の大定番だ。
このホーム桃太郎は、比較的育てやすい、家庭菜園向きの品種なのだとか。
精力旺盛で、すでにポリポット内では、みっしりと根が張っていた。
なので すぐに、ミニプランターへと植え替え。
野菜の根は弱いので、根鉢は崩さず植え付けた。
用土は使い古し。
外が もっと暖かく、加えて地植えできるサイズ(初開花前後)になるまでは、このミニプランターで育てる予定。
さぁ、私は好物のトマトに、無事ありつくことができるだろうか。
5月21日
最近、よい天気が続かない。
そのせいか、成長が遅い気がする。
ちなみに置き場所は、雨風が防げる玄関フード内。
北海道は、まだまだ肌寒い。
5月30日
背が高くなってきた。
みると蕾の姿が。
このような脇芽は、小まめに摘んでいる。
「脇芽摘み」は、トマト栽培における基本作業だそうだ。
それにより精力を分散させず、1本仕立てに育てるのが、よいトマトを実らせるためのコツらしい。
6月1日
ホーム桃太郎が、徐々に成長している。
「第1花房」もできてきた。
6月4日
晴れた昼間は、屋外で日に当てている。
第1花房で、1輪開花。
スター型の、個性的な花だ。
背後のスターは、ヘタ(蔕)なのか。
6月10日
さらに背を伸ばした。
花は4輪咲いている。
黄色が鮮やかだが、下向きなので目立たないのが残念。
枯れた葉は摘んでおく。
葉や脇芽を摘むと、強いトマト臭がする。
まだ肌寒く、雨も降りがちなので、なかなか定植できずにいる。
6月17日
やっと暖かくなってきた。
昨日、実が生っているのを発見。
「第2花房」も付いた。
情報に基づき、少量の液肥を与える。
そろそろ定植の準備をしたい。
ひとまず外に慣らすため、夜も屋外に置いてみる。
6月20日
近所のホームセンターにて、新たに2苗を購入。
まずはこちら、接木トマト中玉フルーツトマト「レッドオーレ」。
比較的育てやすい、中玉トマトの定番品種だ。
時季遅れのため、100円引きの200円ほどで購入。
強い品種と美味い品種を活着させた「接木(接ぎ木・継木・つぎき)」の苗なので、その効果を期待したい。
もう1苗が、サントリー本気野菜トマト・あまさセレクト「フルーティミニ」。
こちらはミニトマト。
トマトは小型のほうが、栽培が簡単だという。
100円引きの200円ほどで購入。
さっそく脇芽摘み。
あの「サントリー」の苗なので、クオリティも高かろう。その「本気」を見届けたい。
これで大玉(ホーム桃太郎)・中玉(レッドオーレ)・ミニトマト(フルーティミニ)と、主要3サイズが揃った。
6月21日
翌日、ホーム桃太郎を定植。
ミニプランターから引っこ抜くと、隅々まで根が張っていた。
根を崩さないよう注意しながら、「石の輪のゾーン」へ植え付け完了。
念のため、ダイソーの「鉢植えの葉ダレ防止用円型支柱」でサポート。
大きくなったら、もっと丈夫な支柱も併用予定。
用土は使い古し。
事前に有機肥料と苦土石灰を施してある。
空いたミニプランターには、追加購入した2苗を植え替え。
みるとフルーティミニは、あまり根が張っていなかった。
やや狭いが、2苗を同居。
売れ残りの苗だからか、茎が貧弱で倒れがち。
なのでこちらも「鉢植えの葉ダレ防止用円型支柱」でサポート。
花が咲くまでは、玄関フード内に置く予定。
地植えもミニプランターも、無事に定着しますように。
6月26日
ホーム桃太郎は、無事定着したようだ。
だが肝心の実が、さほど育っていない。
ちなみに、地面に置いてあるガラスは、一応雨よけのつもり。
光を嫌うアブラムシ避けにもなっている(はず)。
ミニプランターの2苗も無事定着。
購入時とくらべると、元気がでてきたようだ。
ミニプランターは、晴れた昼は屋外、それ以外は玄関フード内に置いている。
2015年7月『遅まきながら定植完了』 ※元記事はこちら
7月1日
大玉トマトの「ホーム桃太郎」は、庭の「石の輪のゾーン」にて定着済み。
実も育ってきているが、なかなか2個目が生らない。
第2花房は花期。
玄関フード内では、接木中玉トマト「レッドオーレ」と、ミニトマト「サントリーフルーティミニ」の2苗を、ミニプランターに植え栽培中。
どちらも脇芽は、みつけ次第 摘んでいる。
レッドオーレには、やっと花芽が付いた。
いっぽうサントリーフルーティミニは、どうにも成長が遅い。
7月4日
ホーム桃太郎に、2個目の実が生った。
7月9日
ホーム桃太郎が、順調に成長中。
第1花房には、3個の実が生っている。
第3花房も付き始めた。
ミニプランターの2苗も、徐々に育ってきた。
だが脇芽摘み時に、サントリーフルーティミニの頂芽を、誤って摘心したようだ。失敗。
7月16日
ホーム桃太郎が、じわじわ実を膨らませている。
第2花房にも1個生り、第4花房も付き始めた。
ミニプランターの2苗は萎れぎみ。
このように軽く萎れるまで、極力 水やりは控えている。
レッドオーレは、第1花房が花期に。
ついに実も生り始めた。
さらに第2花房の姿も。
サントリーフルーティミニは、伸びた脇芽が花を咲かせていた。
やはり頂芽は、摘心していたらしい。
しかたがないので、脇芽を伸ばすことにした。
7月20日
寒かったり暑かったり雨が降りが続いたり、いまだに天候が不安定。
そんななかホーム桃太郎に、いくつもの実が生った。
しかし、まだまだ青い。
ミニプランターのレッドオーレも、徐々に実が育ってきている。
第2花房も花期に。
サントリーフルーティミニは、まだ実が生っていない。
だがもう7月後半なので、いいかげんに定植したい。
根鉢をみると、やはりサントリーフルーティミニは、根の張りが弱々しい。
あまり精力旺盛ではないのだろうか。
両者を「石の輪のゾーン」内、ホーム桃太郎の側に植え付けた。
そこそこ育ったレッドオーレ。
ホーム桃太郎と同様、ダイソーの「鉢植えの葉ダレ防止用円型支柱」でサポート。
成長が遅いサントリーフルーティミニ。
こちらは園芸用支柱でサポート。
これで3株すべてが「石の輪のゾーン」での地植え栽培となった。
もうすぐ8月だが、やっと育苗期が終了。
なんとかして、暑いうちに育て上げたい。
2015年8月『涙の初収穫』 ※元記事はこちら
8月1日
真夏も あと半月ほど。
ホーム桃太郎は、初収穫が近そうだ。
各花房も、続々と実を結ぶ。
現在は、第5花房まで付いている。
気づけば脇芽が伸びたのか、太い茎が育ち「2本仕立て」になってしまった。
こうならないよう、小まめに「脇芽摘み」をしていたのだが。
すでに花房も。
そのため混沌としてきた。
なので そろそろ、第○花房かの把握は放棄。
入り乱れてわかりにくいが、この辺りがレッドオーレ。
まだ青いが、いくつもの実が生った。
右に隠れるように、葉色が明るいサントリーフルーティミニ。
他の2株よりも、どうにも成長が遅い。
レッドオーレとサントリーフルーティミニは、売れ残りの苗を特価で買った。
そのぶん育苗や定植が遅れ、成長が遅れたのは誤算。
8月2日
トマトたちの側に、栽培を助けるコンパニオンプランツとして、10株の「バジル」をプランターから植え替え(移植)。
トマトとバジルの組み合わせは、コンパニオンプランツの定番らしい。
諸説はあるが、バジルはアブラムシなどの害虫を遠ざけ、よく水を吸うため過湿を嫌うトマトにとり有益なのだとか。
さらに朝日工業の「Family Garden トマトの肥料」を追肥。
専用肥料なので、初心者には安心感がある。
肥料の3要素では、実を育てる「リン酸分」を多く含むようだ。
収穫への貢献を期待。
8月8日
ホーム桃太郎の、2つの実がなくなっていた。
どうやら母が、勝手に収穫したらしい。
しかも、最初に生った完熟の実は、誤って踏んづけたとのこと。
6月から手塩にかけて育てたのに。
もう1つも、まだ青くて食べるには早すぎる。
初収穫なのに がっかりだ。
目立つ実を、台所用のネットで保護。
鳥避けというよりも、母避けが目的だ。
8月9日
伸びてきたので3株を、中央の園芸竹にビニール紐で固定。
紐は「8の字結び」にしてある。
8月17日
いよいよホーム桃太郎から、完熟した実を収穫。
これが実質的な初収穫だ。
この2個が、我が初栽培の初収穫。
見た目は普通の大玉トマト。
うち1つを包丁で切り、生食してみた。
さすがにジューシーで美味い。
やや甘みが強く、トマト臭さは薄い。
お店のトマトより癖がない、フルーティな味わいだ。
ただそれが、もぎたてだからなのか、完熟トマトだからなのか、ホーム桃太郎という品種によるものか、気のせいなのかは不明。
8月19日
収穫済みの残り1つを、また生食。
今度は家族にも ふるまった。
両親とも、売っているトマトより美味いというが、すでに もぎたてではない。
完熟だからかもしれないが、単に気を遣われただけかも。
8月23日
お盆も終わり、すっかり過ごしやすくなった。
そんななかホーム桃太郎は、実はもちろん葉も茎も、すべてが すくすく成長中。
まだ新しい花房も付く。
レッドオーレも、ついに熟してきた。
完熟した2個を、この株の初収穫に。
サントリーフルーティミニにも、たくさんの実が生ったが、まだまだ青い。
3株とも、もう秋なのに青い実だらけだ。
今後どんどん寒くなるが、すべてを収穫できるのだろうか。
こちらが、本日収穫したレッドオーレ2個。
食べるとやはり、癖がなくて美味い。
中玉にしては小さめだが、ちゃんとトマトの味がする。
だが皮が厚いのが気になる。
雨で水分過多だったせいか。
それともレッドオーレの品種が こうなのか。
2015年9月『皮の厚さは湯剥きで解決』 ※元記事はこちら
9月2日
庭の「石の輪のゾーン」にて、3株のトマトを栽培中。
3株をトライアングルに配置し、その中心にサポート用の園芸竹を立て、ビニール紐で固定してある(他にも複数の円型支柱でサポート)。
大玉トマトのホーム桃太郎は、先月4個を収穫済み。
本日も1個収穫。
他にも いくつか、青い実が生っている。
接木中玉トマトのレッドオーレは、まだまだ背が低い。
ちなみに、ちらほらみえる小汚いビニール袋は、雨避けのつもり。
先月2個を収穫済みで、本日も1個を収穫。
明るい葉色が特徴的な、ミニトマトのサントリーフルーティミニ。
とはいえ入り組んでおり、ご覧の皆様には、ほとんど見分けがつかないと思います。
こちらもついに、本日1個を初収穫。
よく育つよう、朝日工業「Family Garden トマトの肥料」を追肥。
もう9月なので、極力早く育て上げたい。
こちらが本日の収穫分。
ホーム桃太郎は、トマト臭さが少なく食べやすい。
レッドオーレは、これぞトマトという風味。
サントリーフルーティミニは、汁気が多く確かにフルーティー。
ただ全体的に、皮の厚さが気になる。市販品とはそこが違う。
9月3日
昨日の大玉トマトの残りと、本日収穫した中玉1個を使い、さらにバジルを加えて「トマトとバジルのパスタ」を作る。
まずトマトに軽く火を通し、その後パスタを投入。
よく炒めたら、次にバジルの葉を混ぜ込み、軽く炒めて出来上がり(写真のバジルは炒めすぎ?)。
味付けは、味付き塩コショウと麺つゆ少々。
あとテキトーにゴマとスライスチーズも混ぜてみた。
初めてつくったわりには、なかなかに美味。
だが、あまり ごちゃごちゃ加えないほうが、より素材の味を生かせたと思う。
9月9日
本日はホーム桃太郎から、熟した2個を収穫。
だが重さで、メインの茎が折れていた。
今後、残りの実が育つか心配だ。
大玉2個だと、そこそこボリュームがある。
皮が厚いのは、肥料や水やりなど育て方の問題か、それとも家庭菜園向けの育てやすい品種だからか。
皮が厚いほうが丈夫そうだし。
9月13日
レッドオーレが、いくつか熟した。
裂果なのが気になるが、3個を収穫。
サントリーフルーティミニも、そこそこ熟してきた。
この7個を収穫。
こちらにも裂果がちらほら。
レッドオーレは、やはり皮が厚く、トマト臭も強め。接木の効果はいかに。
サントリーフルーティミニの本日分は、さほど皮が気にならなかった。上品な風味で食べやすい。
ただ1日分の収量では、中玉とミニトマトだけだとボリューム不足。
なので適宜保存して、数を揃えてから食べたい。
9月21日
ホーム桃太郎から、完熟した1個を収穫。
思い切って心止めし、せめていまある実だけでも育て上げよう。
レッドオーレからも、1個だけ収穫。
やはり、なかなか熟してくれない。
みると葉に「うどんこ病」のようなカビが生えていた。
心止めついでに、極力摘んでおく。
サントリーフルーティミニは、いくつもの実が熟した。
栽培して初めて、ミニトマトの美しさに気づく。
裂果は多いが、自家用なので問題なし。
こちらも心止めし、残る実に養分を集中させる。
本日の収穫分。
サントリーフルーティミニは5個収穫のうち、3個が裂果。
このような「穴あき」「尻割れ」の多発には、急激な環境変化が疑われるとか。
かねてから、皮の厚さが気になっていたので、今回は「湯剥き」してみる。
まずは底面に、包丁で切れ込みを入れる。
そして熱湯に15秒ほど浸す(撮影のため実際にはもっと)。
その後すばやく氷水に浸し、しばらく冷やす。
適当なところで水を切り、捲れた皮を剥く。
これが湯剥き後。
厚い皮がなくなり、とても食べやすくなった。これはいい。
レッドオーレのトマト臭さも、ほぼ感じられなくなった。
飼育20年の愛亀「スッポンモドキ」にもお裾分け。
皮が付いたまま与えると、未消化で排泄されるので、湯剥きしたトマトは好都合。
ちなみに、このスッポンモドキが体調を落としたときには、必ずトマトを与えている。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」というだけあって、効き目はあると思う。
9月26日
ホーム桃太郎は、2個が くっついて熟した。
レッドオーレは、熟したのは これ1個。
サントリーフルーティミニは、いくつか熟したが、裂果が多い。
もったいないが、酷い実を2個ほど捨てた。
本日の収穫分は、大玉2個(癒着の乱形果)・中玉1個・ミニトマト4個。
また湯剥き。
熱湯消毒にもなり、安心して食べられる。
小さなトマトほど、しっかり切れ込みを入れたほうが剥きやすいようだ。
これだけ採れると、さすがに食べ応えがある。
味は、もちろん美味い。さすが採りたて完熟。
さらに湯剥きすることで、気になっていた皮の厚さと、嫌な癖がなくなった。完璧。
2015年10月〜11月『追熟して栽培終了』 ※元記事はこちら
10月3日
そろそろ栽培6ヶ月目。
「石の輪のゾーン」は1日夜からの嵐で、ぐちゃぐちゃになってしまった。
もう10月だが、いまだ青い実が残るホーム桃太郎。
レッドオーレは、本日2個を収穫。
サントリーフルーティミニは遅れたが、先月から収穫開始。
本日は4個を収穫。
いまだに花も咲かせている。
とはいえこの花が、実を結ぶことはなさそう。
本日の収穫分を、お得意の「湯剥き」。
収量が少ないので、あらためて沸かさずポットのお湯を利用。
育ったトマトは、市販のものより皮が厚いが、湯剥きをすれば問題ない。
手間はかかるが。
10月10日
また嵐。
だがトマトは、折れかけても平気なほど逞しい。
とはいえ、さすがにもう育ちそうにない。
実も色づかなくなってしまった。
10月22日
秋深まりとともに衰弱。
完熟前だが、ホーム桃太郎から3個収穫。
まだ青い実も残るが、すでに諦めムード。
収穫した3個の分、養分が集中することを期待。
レッドオーレの熟した実は、裂果で廃棄。
サントリーフルーティミニも、ほぼ同様。
駄目になった実を、いくつも捨てた。
もう収穫は難しそうだ。
本日収穫した3個は、まだ赤味が足りない。
なので「追熟(早めに収穫し、実だけで完熟させること)」を試みる。
これからしばらくは、室内の窓辺に置いておく。
ちゃんと熟してくれるだろうか。
10月28日
6日後、追熟中の3個が、傷んできていた。
傷口にはカビが生えている。
後で知ったが、ヘタ(蔕)を上にして置くと、接地面から傷んでくるのだとか。
それでも多少熟したので、湯剥きして食べてみる。
これまでより長めに、熱湯と冷水に浸した。
傷んだ部分は、ごっそり削った。
これまで食べた完熟よりも、新鮮さと甘さで劣る。
それでも十分美味しいが。
11月2日
ホーム桃太郎は、すでに枯死状態。
残る実も この有様。
それでも見繕って、いくつか収穫。
まだ青いが、追熟して食べられないか。
もう潮時と判断し、株は抜く。
レッドオーレは、すでに ほぼ裸。
綺麗な青い実だけ、一応収穫。
そして抜く。
サントリーフルーティミニも、すでに裸。
これも追熟してみよう。
そして こちらも抜く。
この10月〜11月は、ほとんど成長しなかった。
トマト栽培に、この時季の北海道は寒すぎるのだろう。
これで3株とも栽培終了。
いままで ありがとう。
これが本日の収穫分。
追熟することで、なんとか食べられないだろうか。
11月19日
17日後。
室内で追熟を試みたが、なかなか赤くならなかった。
そしてそのうち、存在を忘れてしまった。
気づいたら、もう喰える状態ではない。
残念だが、すべて捨てた。
これで私のトマト初栽培は、完全に終了。
お疲れ様でした。
我が「トマト(ホーム桃太郎・レッドオーレ・サントリーフルーティミニ)」初栽培まとめ
私のトマト栽培は、ほぼ つつがなく終了した。
初栽培だったので、新鮮な気持ちで楽しめた。
累計収穫数は、ホーム桃太郎が13個(2個は喰えず)・レッドオーレが11個・サントリーフルーティミニが21個。
少ないかもしれないが、初栽培にしては上出来と思いたい。
以下は、この初栽培で得た知識。
「ホーム桃太郎」や接ぎ木苗など、家庭菜園でも育てやすい品種を選ぶ。
春になると、大量の苗が出回るので、あえて種から育てなくてもよいだろう。
売れ残った苗は、よく処分価格で販売されるが、そのぶん育苗が遅れるのでお薦めしない。
苗は購入後、すぐに5号以上の鉢に植え替えて育苗する。
野菜は根が弱いため、根鉢は崩さずに植え付ける。
肥料は少なめが基本。
特に栽培初期は、多肥にしないほうがいいという。
定植は、最低気温が15度を超え、加えて第1花房が開花してから。
水やりは控えめに。
多雨ならば、できれば雨避けしたい。
徐々に脇芽が生えてくるので、発見次第 摘む。
この「脇芽摘み」が、トマト栽培の基本作業だ。
精力を分散させず、1本仕立てに育てるのが、よいトマトを実らせるためのコツらしい。
うっかりすると、いつの間にか2本仕立てになっていたりするので注意。
実が膨らみ始めたら、1回目の追肥を。
以降は適宜。
初心者は、朝日工業の「Family Garden トマトの肥料」など、リン酸分が多い専用肥料を使うと安心。
だが多肥にすると、葉ばかりが繁るので注意。
背が伸びたら、長めの支柱でサポートする。
紐で「8の字結び」にして緩めに固定。
ビニール紐でもいいが、麻紐を使うと見た目がよい。
できれば実は、完熟するまで育てたい。
「完熟トマト」は、あまりスーパーでは見かけないので。
だが育てすぎると、皮が裂け中身が露出する「裂果」が生じやすい。
降雨や乾燥などの急激な環境変化でも、裂果を生じやすいとか。
多少であれば、自家用なら問題ないが。
私の育てたトマトは、3品種とも皮が厚めだった。
家庭菜園向きの品種だからか。
肥料や水やりなど育て方の問題か。
気になるならば「湯剥き」して食べることをお薦めする。
やり方は、10〜30秒ほど熱湯に浸し、その後 氷水で冷やして皮を剥く。
予め蔕(へた)を取り除き、さらに包丁で切れ込みを入れておくと、皮が剥きやすくなる。
皮がないと、トマト臭さが薄まるので、苦手な人でも食べやすくなる。
やや面倒だが、料理にも利用しやすい。
中玉やミニトマトだと、1回の収量が少ない場合が多い。
いっせいに完熟する訳ではないので。
小まめに収穫して保存し、ある程度数が揃ったら食べてもよい。
でなければ、複数の株を育てたい。
熟しきらない実でも、「追熟」することで完熟させられる。
早めに収穫しても、冷蔵庫に入れず常温保存すると、成熟が進むのだ。
風通しがよく日の当たる窓辺などに、数日間置いておくとよい。
そのとき、ヘタ(蔕)を下にして置かないと、接地面から傷んでくるらしい。
ちなみにトマトは、株が枯れるまで収穫可能とのこと。
とはいえ、あまり寒くなると育ちも熟しもしないので、秋口までには育て上げたい。
まぁ夏野菜だし。
長々記したが、「脇芽摘み」「雨よけ」「多肥を避ける」が、トマト栽培のコツだ。
以上で「トマト」のテキトー栽培記は終了です。
本当にありがとうございました。
ちなみに2015年シーズンは、あまり天候が優れなかった。
6月だと、道内の平均降水量が平年比で4割も多く、日照時間は2割少なかった。
そのせいか農家でも、トマトは凶作だったそうな。
トマト農家でアルバイトしていた友人も、週5日の勤務の予定が、週3に減らされたと嘆いていた。
そんなシーズンだったが、家庭菜園の私は、十分にトマト栽培を楽しめた。
この初栽培の経験は、今後にも生かせそうだ。
だが、トマトなどナス科の作物では、連作障害が発生するらしい。
なので次回育てるとしても、5年後ぐらいになりそうだ。
多少収量が落ちても、家庭菜園なので別にいいのだが。
接ぎ木苗のみ育てたり、土壌改良するなどの対策もあるし。
とはいえ気づけば、2016年の栽培シーズンに突入していた。
なのでまぁ、また数年後ですかね。
それまで皆様お元気で。
いや、他の植物は育てているので、引き続きお付き合いください!