皮の厚さは湯剥きで解決!「トマト(大玉ホーム桃太郎・接木レッドオーレ中玉・サントリーフルーティミニ)」テキトー栽培記(その4|9月)
その1(5月〜6月)・その2(7月)・その3(8月)に続いて、「トマト(ホーム桃太郎・レッドオーレ・サントリーフルーティミニ)」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年9月2日
栽培5ヶ月目。
庭の「石の輪のゾーン」にて、3株のトマトを栽培中。
左は大玉トマト「ホーム桃太郎」。
先月4個を収穫済み。
本日も1個収穫。
他にも いくつか……
青い実が生っている。
脇芽が伸びたのか、太い茎が育ち「2本仕立て」になってしまった。
栄養が分散するので、一部の茎を脇芽とともに摘んでいる。
わかりにくいが中央には、まだ背が低い接木中玉トマト「レッドオーレ」。
ちなみに、ちらほらみえる小汚いビニール袋は、雨避けのつもり。
先月2個を収穫済み。
本日も1個を収穫。
今後も……
続けて収穫できそうだ。
右にはミニトマト「サントリーフルーティミニ」。
明るい葉色が特徴的。
ミニは本日が……
初収穫となる。
成長が遅く……
なかなか収穫できなかったが……
やっと多くの実が付いた。
食害防止に、台所用のネットで保護。
「脇芽摘み」はトマト栽培の基本だ。
よく育つよう、朝日工業の「Family Garden トマトの肥料」を追肥。
もう9月なので、極力早く育て上げたい。
こちらが本日の収穫分。
大玉トマトの「ホーム桃太郎」は、トマト臭さが少なく食べやすい。
中玉の「レッドオーレ」は、これぞトマトという風味。
ミニトマトの「サントリーフルーティミニ」は、汁気が多く確かにフルーティー。
ただ全体的に、皮の厚さが気になる。市販品とはそこが違う。
5ヶ月目の「トマト(ホーム桃太郎・レッドオーレ・サントリーフルーティミニ)」栽培
初挑戦となるトマト栽培。
秋が深まらないうちに、なんとかして育て上げたい。
以下、現状まとめ。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
購入した苗は3種類。
育苗後、庭の「石の輪のゾーン」にて地植え栽培中。
まずは大玉トマト「ホーム桃太郎」。
1ヶ月半近い育苗後、地植え栽培に移行した。
ほぼ順調に育ち、先月(8月)初収穫を迎えた。
累計収穫数は、本日分を含め5個+α。
この「+α」は、母が勝手に収穫したようなので。
脇芽が伸びたのか、途中から太い茎が育ち「2本仕立て」になってしまった。
そのせいもあり、葉と茎が入り組み混沌としている。
お次は接木中玉トマト「レッドオーレ」。
約1ヶ月の育苗を終え、「ホーム桃太郎」の隣へ植え付けた。
やや成長が遅いが、先月には初収穫を迎えた。
累計収穫数は、本日分を含め3個+α。
最後はミニトマト「サントリーフルーティミニ」。
約1ヶ月の育苗を終え、「ホーム桃太郎」「レッドオーレ」の隣へ植え付けた。
これで3株がトライアングルの配置となり、その中心にサポート用の園芸竹を立てた。
この株は、他の2株よりも成長が遅い。
明るい葉色が特徴的だが、背が低いぶん埋もれがち。
本日やっと、1個だけ初収穫。
「レッドオーレ」と「サントリーフルーティミニ」は、売れ残りの苗を時季遅れで購入した。
そのため育苗も遅れ、成長が もたつく原因となっている。
まとめは以上。
ご覧のとおり、狭い範囲に茂らせすぎた。
茎も葉も入り組んだので、第○花房と数えるのは諦めた。
脇芽も伸びて花を咲かせ、順番が把握できないのだ。
脇芽摘みはしたのだが。
もう9月なので、ぼちぼち いまある実に養分を集中させたい。
この たくさんの青い実を、すべて収穫できるだろうか。
もう肌寒いのに。
追肥や摘心などをして、いまあるトマトだけでも、なんとか収穫に漕ぎ着けたい。
我がトマトの初栽培は、ずっと後手に回っているな。
来年は先手を打てるよう頑張ろう。
もう今シーズンは諦めたのか。
9月3日
翌日。
昨日の大玉トマトの残りと、本日収穫した中玉1個を使い……
さらに「バジル」を加えて、「トマトとバジルのパスタ」をつくる。
まずトマトに軽く火を通し、その後パスタを投入。
よく炒めたら、次に「バジル」の葉を混ぜ込み、軽く炒めて出来上がり(写真のバジルは炒めすぎ?)。
味付けは、味付き塩コショウと麺つゆ少々。
あとテキトーにゴマとスライスチーズも混ぜてみた。
初めてつくったわりには、なかなかに美味。
だが、あまり ごちゃごちゃ加えないほうが、より野菜の味を生かせたと思う。
9月9日
6日後。
本日は「ホーム桃太郎」から収穫。
だが重さで……
メインの茎が折れていた。
とりあえず、熟した2個を収穫。
しかし今後、残りの実が育つか心配だ。
支柱でのサポートが甘かったようだ。
大玉2個だと、そこそこボリュームがある。
皮が厚いのは、肥料や水やりなど育て方の問題か、それとも家庭菜園向けの育てやすい品種だからか。
皮が厚いほうが丈夫そうだし。
9月13日
4日後。
鬼怒川の洪水は災難だったが、こちらはほぼ影響なし。
「レッドオーレ」は……
いくつか熟した。
みると裂けた実も。
本日は……
この3個を収穫。
「サントリーフルーティミニ」も……
熟してきていた。
小さなトマトが……
色鮮やかで美しい。
この7個を収穫。
こちらにも裂果がちらほら。
「レッドオーレ」は、やはり皮が厚く、トマト臭も強め。接木の効果はいかに。
「サントリーフルーティミニ」は、本日分は さほど皮が気にならなかった。上品な風味で食べやすい。
ただ1度に僅かしか収穫できないため、中玉やミニトマトだとボリューム的に物足りない。
なので適宜保存して、数を揃えてから食べるといい。
9月21日
8日後。
徐々に秋深まる。
「ホーム桃太郎」からは……
完熟した1個を収穫。
ずっしり。
これが過去最大のようだ。
まだ青い実も複数ある。
茎が折れた影響は、あまり感じない。
思い切って心止めし、せめていまある実だけでも育て上げよう。
「レッドオーレ」からも……
1個だけ収穫。
なかなか熟してくれない。
まだ青い実が……
数多く残る。
花も咲いているが、これは収穫まで育ちそうもない。
みると葉に……
「うどんこ病」のようなカビが生えていた。
心止めついでに、極力摘んだ。
「サントリーフルーティミニ」は……
いくつもの実が赤くなった。
栽培して初めて、ミニトマトの美しさに気づく。
裂果が多いが仕方なかろう。
この房からも……
1個収穫。
やや未熟だが、他の実に養分を回すため妥協。
まだまだ たくさんの……
青い実が……
成熟待ち。
こちらも心止めし、残る実に養分を集中させる。
本日の収穫分。
「サントリーフルーティミニ」は5個収穫のうち、3個が裂果。
このような「穴あき」「尻割れ」の多発には、急激な環境変化が疑われるとか。
かねてから、皮の厚さが気になっていたので、今回は「湯剥き」してみる。
まずは底面に、包丁で切れ込みを入れる。
そして熱湯に15秒ほど浸す(撮影のため実際にはもっと)。
その後すばやく氷水に浸し、しばらく冷やす。
水を切って捲れた皮を……
綺麗に剥く。
これが湯剥き後。
厚い皮がなくなり、とても食べやすくなった。これはいい。
レッドオーレのトマト臭さも、ほぼ感じられなくなった(1個食べた感想だが)。
飼育20年の愛亀「スッポンモドキ」にもお裾分け。
皮が付いたまま与えると、未消化で排泄されるので、湯剥きしたトマトは好都合。
ちなみに、このスッポンモドキが体調を落としたときには、必ずトマトを与えている。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」というだけあって、効き目はあると思う。
9月26日
5日後。
もうすぐ10月。
「ホーム桃太郎」は……
2個が くっついて熟した。
「レッドオーレ」は……
この1個。
「サントリーフルーティミニ」も……
いくつか熟したが……
裂果もみられる。
酷い裂果は……
虫が集っていそうで食べる気がしない。
もったいないが、2個ほど捨てた。
本日の収穫分はこちら。
大玉2個(癒着の乱形果)・中玉1個・ミニトマト4個。
また湯剥きする。
熱湯消毒にもなるので、安心して食べられる。
小さなトマトほど、切れ込みを入れたほうが剥きやすい。
これぐらい採れると、さすがに食べ応えがある。
味は もちろん美味い。
さすが採りたて完熟。
さらに湯剥きすることで、気になっていた皮の厚さと、嫌な癖がなくなった。完璧。
引き続き収穫期
この9月も収穫期。
もう秋だが、なんとか収穫できている。
もっと早く育て上げたかったが。
9月分の収穫は、大玉「ホーム桃太郎」が6個・中玉「レッドオーレ」が7個・小玉「サントリーフルーティミニ」が17個。
8月との累計は、「ホーム桃太郎」が10個(2個は喰えず)・「レッドオーレ」が9個・「サントリーフルーティミニ」が17個。
少ないかもしれないが、初栽培にしては上出来と思いたい。
だが、皮が裂け中身が露出する「裂果」が気になる。
雨に当たったり、逆に乾燥や日に当てすぎてもなるらしい。
急激な環境変化が悪いと。
まぁ家庭菜園なので、あまり気にしないようにしたい。
収穫したトマトは、すべて「湯剥き」して食べることにした。
そうすることで、かねてから気になっていた、皮の厚さも関係なくなる。
やり方は、10〜30秒ほど熱湯に浸し、その後 氷水で冷やすだけ。
蔕(へた)は予め取り除き、さらに包丁で切れ込みを入れておくと、皮が剥きやすくなる。
皮がないと、トマト臭が減るので、苦手な人でも食べやすくなる。
料理にも利用しやすいし。
やや面倒だが。
それでは、トマトのテキトー栽培記は「その5(10月〜11月)」へと続きます。
我が北海道は、そろそろ晩秋。
まだ青い実が残るが、とても育て切れそうにない。
初雪までには、少しでも多く完熟させたい。
とりあえず、次回の栽培記で終わらせる予定。
なので ぜひご覧ください。
きっと私は、たくさんのトマトを食べて、健康になっていることだろう。
やる気も漲っているはず。
ハーフニートに さよならし、会社勤めしているかもしれない。
「トマトが赤くなればニートが働く」
あきらかに過大な期待。