家庭菜園の大定番!「トマト(大玉ホーム桃太郎・接木レッドオーレ中玉・サントリーフルーティミニ)」テキトー栽培記(その1|5月〜6月)
私の園芸経験において、これが初挑戦となる「トマト」栽培。
家庭菜園の定番といえるが、あまりに人気の作物なので、あえて避けていた感がある。
今回は実生ではなく、効率的に苗を購入してスタートしたい。
我がトマトの「テキトー」栽培に、皆様ぜひお付き合いください。
2015年5月9日
近所のホームセンターで、大玉トマト「ホーム桃太郎」の苗を購入。
価格は100円ほど。
大量に売られるせいか、非常に安価だ。さすが家庭菜園の定番である。
この「ホーム桃太郎」は、比較的育てやすい家庭菜園向きの品種なのだとか。
ポリポット内では、すでに根が張っているため……
すぐにミニプランターへと植え替え。
野菜の根は弱いので、根鉢は崩さずに植え付けた。
用土は使い古し。
もう少し暖かく、加えて地植えできるサイズになるまでは、このミニプランターで育てる予定。
さぁ、私の好物のトマトに、無事ありつくことができるだろうか。
初挑戦となる「トマト」栽培
かれこれ何年も、様々な植物を育てているが、トマトについてはこれが初栽培となる。
あまりに定番なので、好奇心が そそられなかったのだ。
だが今年は、あえて「王道」に挑戦してみたい。
記事としての「需要」が見込めそうなので。
要はアクセスアップ目的だ。
浅ましい。
この「テキトー栽培記」では、種からのスタート(実生)を基本としている。
だがトマトの場合は、あちこちで大量の苗が、安価に売られている。
栽培するとしても効率的でもあり、今回は苗を購入してのスタートとしたい。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
購入した苗は、大玉トマトの「ホーム桃太郎」。
家庭菜園向きの、比較的育てやすい品種なのだとか。
トマトの栽培には、雨よけや病害虫対策が必要らしい。
だがこの品種は さほど、それらを心配しなくてよいのだという。
もちろん対策は必要だが。
根鉢が伸びていたため、さっそくミニプランターに植え替えた。
野菜は根が弱いため、根鉢は崩さずに植え付けた。
もう少し暖かく、加えて地植えできるサイズになるまでは、このミニプランターで育てる予定。
用土は使い古し。
肥料は少なめが基本らしい。
特に栽培初期は、多肥にしないほうがいいという。
水も少なめがいいらしい。
しばらくは、玄関フード(風除室)内での栽培とする。
雨よけの必要がなく、そもそもまだ肌寒いので。
それでは「トマト」のテキトー栽培記に、どうぞお付き合いください。
初心者の栽培だが、手探りでよい育て方を追求したい。
さぁ、私は好物のトマトに、無事ありつくことができるだろうか。
大好物というほどではないが。
そもそもトマトを食べたいなら、スーパーで買ってきたらいいのではないか。
それいっちゃだめ。
完熟トマトは、なかなかスーパーでは買えないしね!
そう自分に言いきかせます。
5月21日
12日後。
最近、よい天気が続かない。
そのせいか、成長が遅い気がする。
5月30日
9日後。
そこそこ育った。
背も高くなってきた。
水やりは控えめのため、葉が萎れ気味。
みると蕾ができていた。
脇芽も伸びていた。
このような脇芽は、小まめに摘んでいる。
「脇芽摘み」は、トマト栽培の基本だそうだ。
脇芽摘み
徐々に成長中。
思ったよりも成長が遅い。
肌寒い日が続いたせいか。
玄関フード内での栽培のため、寒さや雨の心配がないので気楽。
とはいえ寒い日の夜は、より寒くない場所(玄関の靴箱の上など)へ移動している。
みると蕾ができていた。
脇芽も ちらほら。
脇芽は発見次第、摘んでいる。
この「脇芽摘み」が、トマト栽培の基本作業だ。
エネルギーを分散させず、1本仕立てに育てるのが、よいトマトを収穫するためのコツだという。
トマトのような作物は、この手の情報が たくさんあるのがいい。
「多肉植物」や「食虫植物」などは、情報や通説が少なくて困る。
さすが家庭菜園の大定番。
天の邪鬼な私は、このような定番に対しては、つい避けて通りがちだった。
だが定番には、それなりの理由があるのだ。
そのため皆が栽培し、多くの情報が集まるのだな。
トマト栽培をとおして、我が人生を見直す契機を得た。
おおげさ。
6月1日
2日後。
我がホーム桃太郎が……
徐々に成長している。
葉も繁ってきた。
「第1花房」もできてきた。
脇芽も次々伸びてくる。
6月4日
3日後。
晴れた昼間は、屋外で日に当てている。
第1花房で、1輪開花。
スター型の、個性的な花だ。
背後のスターは、ヘタ(蔕)なのか。
6月10日
6日後。
さらに背を伸ばした。
花は4輪咲いている。
黄色が鮮やかだが、下向きなので目立たないのが残念。
枯れた葉は摘んでおく。
葉や脇芽を摘むと、強いトマト臭がする。
茎はかなり毛深い。
まだ肌寒く、雨も降りがちなので、なかなか定植できずにいる。
6月17日
1週間後。
昨日……
実が生っているのを発見。
まだまだミニトマトサイズ。
てっぺんには……
「第2花房」もできていた。
情報に基づき、少量の液肥を与えた。
やっと暖かくなったので、定植の準備をしたい。
ひとまず外に慣らすため、夜も屋外に置いてみる。
6月20日
3日後。
近所のホームセンターにて、新たに2苗を購入。
まずはこちら、接木トマト中玉フルーツトマト「レッドオーレ」。
比較的育てやすい、中玉トマトの定番品種だ。
強い品種と美味い品種を活着させた「接木(接ぎ木・継木・つぎき)」であるため、その効果を確かめたくて購入した。
根元をみると、接木であることがわかる。
時季遅れのため、100円引きの200円ほどで購入できた。
もう1苗が、サントリー本気野菜トマト・あまさセレクト「フルーティミニ」。
こちらはミニトマト。
トマトは小型のほうが、栽培が簡単だという。
さっそく脇芽摘み。
あの「サントリー」の苗なので、クオリティも高かろう。その「本気」を見届けたい。
こちらも100円引きの200円ほどで購入。
これで大玉(ホーム桃太郎)・中玉(レッドオーレ)・ミニトマト(フルーティミニ)と、主要3サイズが揃った。
6月21日
翌日。
ホーム桃太郎は……
かなり背が伸びた。
実も少しずつ育っている。
第2花房も花期にはいった。
そこそこ育ったので、いよいよ定植。
ミニプランターから引っこ抜くと……
隅々まで根が張っていた。
根を崩さないよう注意しながら、植え付け完了。
念のため、ダイソーの「鉢植えの葉ダレ防止用円型支柱」でサポート。
大きくなったら、もっと丈夫な支柱も併用予定。
空いたミニプランターには、追加購入した2苗を植え替え。
こちらがレッドオーレの根鉢。
これはフルーティミニ。
フルーティミニは、あまり根が張っていなかった。
やや狭いが、2苗を同居。
土が減ったので、市販の元肥入り培養土を追加。
売れ残りの苗のため、茎が貧弱で倒れがちだ。
なのでこちらも「鉢植えの葉ダレ防止用円型支柱」でサポート。
花が咲くまでは、玄関フード内に置く予定。
地植えもミニプランターも、無事に定着しますように。
6月26日
5日後。
久々の晴れ間。
ホーム桃太郎は……
無事定着したようだ。
だが肝心の実が、さほど育っていない。
しばらく曇りが続いたせいか。それとも、このペースが普通なのか。
2つめ3つめは、いつになったら付くのだろう。
第2花房は、花期真っ盛り。
ちなみに、地面に置いてあるガラスは、一応雨よけのつもり。
ミニプランターの2苗も無事定着。
購入時とくらべると、元気がでてきたようだ。
葉も徐々に育っている。
右側のフルーティミニは、他の2苗よりも葉色が明るい。
よく育つよう、せっせと脇芽摘み。
ミニプランターは、晴れた昼は屋外、それ以外は玄関フード内に置いている。
大玉・中玉・ミニトマト
大玉(ホーム桃太郎)・中玉(レッドオーレ)・ミニトマト(フルーティミニ)と、主要3サイズが揃った。
トマトは小型のほうが、栽培が簡単だというが、その出来映えをくらべてみたい。
ホーム桃太郎は無事、地植えで定着したようだ。
だが成長が遅い。
天候のせいなのか、それともこれが普通のペースか。
ちなみに用土は、これまでの使い古しに、市販の有機培養土と有機肥料・苦土石灰を混ぜたもの。
だがそもそもは、つい先日ラディッシュを収穫した後の、空きスペースなのだ。
なので地力回復のため、化成肥料と有機石灰も撒いている。
肥料が少なめがいいというが、大丈夫だろうか。
初栽培なので、感覚が掴めない。
ミニプランターのレッドオーレとフルーティミニも、無事に定着。
だが地植えできるまでは、まだ時間がかかりそう。
時季遅れのため、安く購入できたが、そのかわり後の成長に影響がありそうだ。
長く店内に置かれたため、成長初期の苗の段階で、日に当たっていないのだ。
急がないと、北海道の短い夏が終わってしまう。
しかも、6月の道内22地点の平均降水量は、平年より4割も多かった。
日照時間は2割少なかった。
このままでは、不作のシーズンになりそうで不安。
どうにか無事に、美味しいトマトにありつきたい。
それでは、トマトのテキトー栽培記は「その2(7月)」へと続きます。
手探りでも、よいトマトが作れるよう努めたい。
初栽培には不安がつきものだ。
でもそれを上回る楽しさがある。
趣味としてなら、新鮮さは重要だ。
プロならそうはいかないが。
やはり農家は たいへんだな。
ああ「テキトー」でよかった。
やたらと農業を苦行扱いするのは、よくないとは思っているが。
とにもかくにも、完熟トマトの収穫を目指し、真夏の栽培に挑みます!