新入りのフェネストラリア! 月美人の花から蜜!「多肉植物(寿・シンビフォルミス・ツルギダ・月兎耳・その他)」テキトー栽培記(その25|2016年5月)
その1(2014年10月)・その2(11月)・その3(12月)・その4(2015年1月)・その5(2月)・その6(3月〜4月)・その7(5月)・その8(6月)・その9(7月)・その10(7月※アエオニウム属のみ)・その11(8月)・その12(8月※アエオニウム属のみ)・その13(9月)・その14(9月※アエオニウム属のみ)・その15(10月)・その16(10月※アエオニウム属のみ)・その17(11月〜12月)・その18(11月〜12月※アエオニウム属のみ)・その19(2016年1月〜2月)・その20(2016年1月〜2月※アエオニウム属のみ)・その21(3月)・その22(3月※アエオニウム属のみ)・その23(4月)・その24(4月※アエオニウム属のみ)に続いて、「多肉植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2016年5月1日
多肉栽培20ヶ月目。
このページでは、黒法師など「アエオニウム属」を除いた、その他14種の「2016年5月」の栽培記を ご覧あれ。
ミニプランターには、2種の多肉植物を寄せ植え中。
置き場所は、自室の窓辺。
まずは中央、ベンケイソウ科センぺルビウム属「巻絹」。
放置状態にも関わらず、元気に糸を吹いている。
ランナーのようなものも伸びてきた。
右には、ベンケイソウ科セデベリア属「樹氷」。
巨大化して倒れ……
プランターから はみ出している。
子株も吹きだし急成長。
抜けた葉は、テキトーに葉挿し中。
こちらはとても、成長が遅い。
左の「火祭り」は、先月で観察終了。
冬の間に、黴まみれになってしまい、栽培19ヶ月目で終了とした。
ここからは鉢植え。
現在の置き場所は、ほとんどが自室の窓辺。
まずはツルボラン科ハオルチア属「寿(レツーサ)」。
常に安定した成長ぶり。
軟葉系のハオルチアにみられる、半透明の「窓」が魅力的。
同じくツルボラン科ハオルチア属「シンビフォルミス」。
2本の花芽が伸び……
現在は花期の盛り。
小さいが……
なかなか個性的な花だ。
子株は溢れんばかりになった。
いそいで植え替えしなくては。
ツルボラン科ハオルチア属「ツルギダ」。
2014年12月、痛んだ売れ残りを購入。
そのせいか、赤茶色に退色しがち。
だが先月辺りから、手前の子株が伸びてきた。
葉は奇麗な緑色。
このミニプラ鉢では……
2種を寄せ植え中。
ベンケイソウ科セダム属「虹の玉」。
春になり、また赤味が戻ってきた。
葉挿しの子株は、じわじわと成長中。
ベンケイソウ科クラッスラ属「銀箭(ギンセン。もしくは銀揃(ギンゾロエ))」。
にわかに伸びてきている。
ベンケイソウ科クラッスラ属「紅葉祭り(モミジマツリ)」。
相変わらずの赤さ。
一部に黴もみられたが、ひとまず元気そう。
こちらは葉挿しのミニプラ鉢。
のんびりペースで育ってきたが、ここにきて急成長。
こちらも2種を寄せ植え中。
手前の倒れているのが……
ベンケイソウ科クラッスラ属「舞乙女」。
冬から続き伸びている。
子株も増えてきた。
こちらがベンケイソウ科クラッスラ属「十字星」。
やはり伸びている。
ゆっくり育つ、株元の子株2株。
ベンケイソウ科グラプトペタルム属「秋麗(シュウレイ)」。
3月に初開花し……
すでに花期終了。
株本体は元気そう。
ベンケイソウ科パキフィツム属「月美人」。
花芽を伸ばして……
先日ついに初開花。
こちらも なかなか変わった花だ。
花柄?の太さと赤さも見物。
ベンケイソウ科カランコエ属「月兎耳(ツキトジ)」。
生育期は夏型とされるが、我が家では通年で伸びている。
毛深い葉が特徴的。
近ごろ下葉が変色してきた。
先月下旬から、水やりとして すべての株に、活力剤「HB-101」の投与を開始。
ベンケイソウ科カランコエ属「子宝草」。
これのみ、玄関の靴箱上が置き場所。
寒さのあまり、ほとんどの葉が枯れた。
それでも、日射しへ向けて、大きく傾く。
株元の子株は、そこそこ元気。
この玄関の靴箱上でも、最低が20℃近くと、かなり暖かくなってきた。
やはり「HB-101」を投与。
本日の濃度は、やや薄めの2,000倍液。
まだ2回目の投与でもあり、効果は感じられない。
だが、特に害はないようだ。
なので次回からは、1,000倍液にして投与予定。
「巻絹・樹氷・寿・シンビフォルミス・ツルギダ・虹の玉・銀箭・紅葉祭り・舞乙女・十字星・秋麗・月美人・月兎耳・子宝草」栽培中
多肉栽培20ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
現在の置き場所は、ほとんどが自室の窓辺。
スペースの都合で子宝草のみ、引き続き玄関の靴箱上。
現在、以下の14種を栽培中(アエオニウム属の5種を除く)。
巻絹:ベンケイソウ科センぺルビウム属。春秋型種。高山に生息し、とても寒さに強い。葉に白い糸を絡めるのが特徴的。説明書きは属名のみの記載だったが、巻絹もしくはその交配・交雑種と思われる。2014年10月購入。
樹氷:ベンケイソウ科セデベリア属。春秋型種。淡く繊細な色合いが魅力的。表面に白い粉を薄く吹く。葉の数が増えると迫力がでる。寒さで葉先がピンクに色づく。2014年10月購入。
寿:ツルボラン科(旧体系ではユリ科・アロエ科)ハオルチア属。春秋型種。別名「レツーサ」。ハオルチア属の軟葉系の種には、たいてい葉に「窓」と呼ばれる半透明の箇所がある。そこから日光を取り込み耐陰性を高めるが、逆に強い光は苦手。一般的な多肉植物よりも、やや頻繁な水やりが必要。成長は遅め。2014年10月購入。
シンビフォルミス:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。多肉質の葉がロゼット状(バラの花状)に広がる。葉の先端に「窓」を持つ。透明感のある黄緑色の葉が美しい。変種が多く、様々な姿形がみられる。2014年11月購入。
ツルギダ:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。葉は尖ったような形状で、半透明の「窓」を持つ。子吹きで たくさん殖える。変種も多い。2014年12月購入。
虹の玉:ベンケイソウ科セダム属。夏型種。セダム独特の、ぷっくり丸みを帯びた葉が可愛いらしい。寒さにあてると真っ赤に紅葉する。葉挿しで簡単に殖やせる。2014年10月購入。
銀箭(ギンセン):ベンケイソウ科クラッスラ属。夏型種。別名「銀揃(ギンゾロエ)」。産毛状に白い毛を生やし、渋い魅力を漂わせる。比較的丈夫。2014年10月購入。
紅葉祭(モミジマツリ):ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。その名のとおり、秋には派手に紅葉する。火祭りと赤鬼城の交配種。葉挿しで増やせる。2015年1月購入。
舞乙女:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。イモムシに似た不思議な姿形で、上へ積み重なるように伸びてゆく。並んで傾く様はチンアナゴも思わせる。暑さは苦手だが寒さには強めか。生育期には水を多めに与えたい。2015年6月購入。
十字星:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。十字に付く葉が縦に連なる。舞乙女同様、上へ上へと伸びてゆく。耐暑耐寒性についての見解は別れるが、栽培は難しくない模様。枝分かれし辛いので切り戻して殖やす。2015年6月購入。
秋麗(シュウレイ):ベンケイソウ科グラプトペタルム属。春秋型種。紅葉する ぷっくりとした葉が魅力的。小さめに仕立てると可愛らしさが引き立つ。朧月と乙女心の交配(交雑)種らしい。日光にも湿気にも強い。2015年1月購入。
月美人:ベンケイソウ科パキフィツム属。春秋型種。多肉植物らしい分厚い葉が特徴。薄く粉を吹き、ほんのりピンクや赤紫に色づく。暑さに強く、できるだけ日に当てたい。冬は室内栽培が基本。春には花を咲かせる。類似の種に「星美人」などがある。2015年2月購入。
月兎耳(ツキトジ):ベンケイソウ科カランコエ属。夏型種(我が家では春秋〜通年型)。植物らしからぬ毛深さで、葉は兎の耳を思わせる。「福兎耳」や「黒兎耳」など色違いのバリエーションが豊富。2014年11月購入。
子宝草:ベンケイソウ科カランコエ属。春秋型種。葉の外周に大量の子株を吹く。そのため繁殖力が高い。活力が奪われるため、不要な子株は随時取り除くこと。多肉植物としては扱わず、水やりは土が乾けばすぐ与える。葉に水をかけないよう注意。2015年2月購入。
火祭りは、先月で観察終了。
なので以上14種。
春本番。
今後の成長が期待される。
活力剤「HB-101」も与えているし。
しかしこれは、やや胡散臭い商品だ。
素晴らしい効果を謳うわりに、その裏付けが曖昧なので。
ユーザーの口コミ頼りだし。
なので「HB-101」の効能実験の目的もある。
とはいえ多肉は、多肥を嫌う植物だ。
実験対象としては、あまり適さないかもしれない。
他にも「食虫植物」「チランジア」「ヒマワリ」「ヤグルマギク」で試すので、そちらを併せてご覧ください。
お暇があれば。
これだけ栽培するには、相当の暇がないとできない。
なので私はハーフニートなのだ。
なので私は独身なのだ。
すべて皆様のためなのだ。
恩着せがましい。
5月3日
2日後。
新たにハマミズナ科(ツルナ科)フェネストラリア属「フェネストラリア(群玉)」を購入。
コノフィツム属やリトープス属らとともに、まとめて「メセン(女仙)」と呼ばれる種だ。
棒状の葉が、密集して立ち並ぶ姿が、とても個性的。
葉先には、軟葉系ハオルチア同様の「窓」が。
生育期は冬型なので、これから休眠期を迎える。
とりあえず、控えめの水やりで様子見したい。
新参の「フェネストラリア」
近所のホームセンターにて、新たに「フェネストラリア」を購入。
フェネストラリア(フェネストラリア・ロパロフィラ):ハマミズナ科(ツルナ科)フェネストラリア属。冬型種。別名「群玉」。コノフィツム属やリトープス属らとともに、まとめて「メセン(女仙)」と呼ばれる種。こん棒状の葉が、密集して立ち並ぶ姿が個性的。軟葉系のハオルチア同様、葉先に半透明の「窓」がある。原産地の南アフリカでは、「窓」だけ露出し埋まっているとのこと。花は白。黄花は「五十鈴玉」と呼ばれる。
ご覧のとおり「キモかわ系」だ。
ちなみに「メセン」は、Messembryanthemumの略称。
漢字では「女仙」と表記される。
トゲトゲが男性的なサボテンと比較し、スベスベで女性的な印象の多肉だからとのこと。
私好みの個性的な姿形だ。
今後の成長に期待したい。
冬型種なので、これから休眠期を迎えるが。
なのでしばらくは、現状維持に努めたい。
水やりは控えめと。
栽培開始から なんだかな。
5月14日
11日後。
成長した4種の、植え替えを実施。
まずはハオルチアの寿から。
抜くと、これだけ根鉢が張っていた。
多肉にしては、根が発達した印象だ。
強健さが窺える。
植え替え完了。
植え替え先は、3.5号の育苗用プラ鉢。
やや小さいが、置き場所もないので このサイズで。
お次はシンビフォルミス。
寿ほどではないが、やはり根鉢が張っている。
根詰まりの影響か、やや用土が湿っていた。
こちらは大量の子株を吹き、ぎゅうぎゅう詰めの状態だった。
そのせいもあり、作業中いくつかの子株の根を、誤って切ってしまった。
それらは、もったいないが捨てた。
親株は、寿と同じ3.5号プラ鉢へ。
子株の一部も、根が絡んだため連れてきた。
花期の盛りだが……
いま植え替えして よかっただろうか。
他の子株は、元のプラ鉢に。
見返すと、これでも手狭だ。
親株と同じ、3.5号プラ鉢へ植え付ければよかった。
引き続きツルギダ。
こちらはあまり、根が張っていなかった。
育ちが悪いのは そのせいか。
全4株を、3.5号プラ鉢へ。
今後の成長に期待。
最後は月兎耳。
こちらもあまり、根が張っていない。
3.5号プラ鉢へ植え替え後の2株。
月兎耳は、以前よりも伸び悩んでいるので、これを機に育って欲しい。
変色していた下葉は、テキトーに摘んだ。
葉挿しを期待し、捨てずに様子見。
だが後日、このまま枯れた。
なので ここで観察終了。
使った用土は、(株)プロトリーフの CASA GRAINE このまま使える専用培養土「サボテン・多肉植物の土」。
植え替えなどの際は、必ずこの専用用土を使用している。
5月21日
1週間後。
すでに初夏の陽気。
置き場所の自室窓辺は、最低で25℃ほど。
ここ数日は、最高が30℃を超えている。
そんななか、ミニプランターの巻絹は、引き続きランナーのようなものを伸ばす。
樹氷は……
巨大化の あまり垂れ下がる。
このミニプラ鉢は……
微妙な変化。
虹の玉は、すっかり色付いた。
葉挿しの子株は、順調な成長ぶり。
銀箭は……
伸びてはいるが、勢いが落ちた。
一部の葉には、枯れが進んだ。
紅葉祭りは……
じわじわ成長中。
だが株が老化した印象。
葉挿しからは、勢いを感じる。
これが若さか。
ひたすら伸びゆく……
舞乙女と十字星。
プラ鉢から溢れる舞乙女。
十字星は伸びすぎて、そのうち折れてしまいそう。
葉は色付いてきた。
日が長くなったせいか。
秋麗は……
いっきに背が伸びた。
花期が終わり、本体の成長期に移行したようだ。
私としては、小さく仕立てたいのだが。
月美人は……
ぐにゃぐにゃ曲がりつつ……
引き続き花期。
古い花を枯らしつつ……
新しい花を続々咲かせる。
以前、試しに人工授粉してみたら、透明な蜜の分泌に気づいた。
いまや蜜は溢れ、ぽたぽた落ちるほどに。
触れると凄く粘っこい。
軽く舐めたら、若干の甘味と苦味を感じた。
頑張れば「月美人のハチミツ」が できはしないか。
新参のフェネストラリアは……
順調に成長中。
8日前には、初めての水やりを実施。
休眠前に、十分な水分を与えようと考えた。
ひとまず痛まなくてよかった。
この「窓」が魅力的。
だが顔にもみえて、若干 不気味。
もっと育てば、もっと不気味になってくれそうだ。
子宝草は……
親株が、新たな葉を生やし始めた。
この状態から復活するのか。
子株も急成長。
この玄関の靴箱上も、最低が20℃を超え、成長期を迎えたようだ。
フェネストラリア以外は、昨日「HB-101」1,000倍液による水やりを実施。
スポイトを使い少量を、用土に注いだ。
通常濃度の1,000倍液でも、この量であれば問題なかろう。
春の成長期
春本番。
日によっては、初夏を思わせる陽気。
春秋型種には、いまが成長期だ。
そのわりには、全体的に成長が鈍い。
昨年の勢いが感じられない。
株が年老いたのかもしれない。
もう十分、大人だと。
そんななか、新たに「フェネストラリア」を購入。
私にとっては「初メセン」となる。
とても個性的な姿形で、今後の成長が楽しみだ。
このように、常に新参を迎え入れ、新風を吹き込むことが必要だ。
だがすでに、これだけの種を栽培している。
もう限界だ。
多肉植物 以外にも、たくさん育てているし。
今後はその辺も、考えてゆかなければならない。
まぁそのうち。
これ放置するパターンだ。
いまのところ「HB-101」の効果は、よくわからない。
多肉には無効なのかも。
あと、自室のLED電球による補助照明は、すでに止めている。
もう日が長いので。
あまり効果もないようなので。
電気の無駄だし。
この手の補助は、多肉には不要なのかも。
それでは、多肉植物のテキトー栽培記は「その26(2016年5月)」へと続きます。
次回は、同5月の「アエオニウム属(黒法師・愛染錦・サンバースト・夕映え・その他)」の栽培記です。
このページの続きとなる、その他15種の栽培記は「その27(2016年6月)」になります。
記事の公開が遅れているので、締めの駄文はなしで。
特になにもないし。
いつもなにもないが……。