真夏から秋モードへ!「多肉植物(樹氷・シンビフォルミス・ツルギダ・紅葉祭り・その他)」テキトー栽培記(その11|2015年8月)
その1(2014年10月)・その2(11月)・その3(12月)・その4(2015年1月)・その5(2月)・その6(3月〜4月)・その7(5月)・その8(6月)・その9(7月)・その10(7月※アエオニウム属のみ)に続いて、「多肉植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年8月1日
多肉栽培11ヶ月目。
このページでは、黒法師など「アエオニウム属」を除く、その他15種類の 8月の栽培記をご覧あれ。
ミニプランターには、3種類の多肉植物を寄せ植え中。
まずは左から、ベンケイソウ科クラッスラ属「火祭り」。
どんどん巨大化し、白い蕾まで付けだした。
中央には、ベンケイソウ科センぺルビウム属「巻絹」。
徒長したまま、糸も維持。
右には、ベンケイソウ科セデベリア属「樹氷」。
2株とも……
葉を増やして大迫力。
ここからは鉢植え。
ツルボラン科ハオルチア属「寿(レツーサ)」。
ゆっくりと、時間をかけて成長中。
6月には、小さな花を咲かせていた。
同じくツルボラン科ハオルチア属「シンビフォルミス」。
徐々に育って……
いくつも子株を吹いている。
軟葉系のハオルチアは、葉に半透明の「窓」がある。
花期は5月に終了済み。
ツルボラン科ハオルチア属「ツルギダ」。
くたびれた売れ残りを買い……
いまだ調子が上がらない。
それどころか、葉が緑色を失い、完全に赤紫に。
このミニプラ鉢では、2種類を寄せ植え中。
どちらも生育期が夏型で、4月以降 伸び続けている。
ベンケイソウ科セダム属「虹の玉」。
ベンケイソウ科クラッスラ属「銀箭(ギンセン。もしくは銀揃(ギンゾロエ))」。
このまま秋も伸びるなら、植え替えを検討したい。
ベンケイソウ科クラッスラ属「紅葉祭り(モミジマツリ)」。
徐々に赤味を増している。
伸びすぎて収拾がついていない。
4月後半、抜けた葉を別のミニプラ鉢へ葉挿しした。
少しずつだが、着実に成長中。
こちらも寄せ植え。
6月に購入した2種類を、7月(先月)に植え付けた。
手前の傾きながら伸びているのが……
ベンケイソウ科クラッスラ属「舞乙女」。
そしてこちらがベンケイソウ科クラッスラ属「十字星」。
ベンケイソウ科グラプトペタルム属「秋麗(シュウレイ)」。
あまり目立たないが……
そこそこ育っている。
ベンケイソウ科パキフィツム属「月美人」。
引き続き伸びている。
粉を吹く葉が魅力的。
2月に売れ残りを引き取り、以降は順調に成長中。
茎の様子からも、それがみてとれる。
ベンケイソウ科カランコエ属「月兎耳(ツキトジ)」。
生育期は夏型だが、暑くなって成長鈍化。
葉は新旧で色が違う。
ベンケイソウ科カランコエ属「子宝草」。
よく伸びたため、先月には植え替えを実施。
他は室内栽培だが、これだけ玄関フード内に置いている。
撮影時は一時的に、屋外へ移動した。
日当たりがいいせいか、最近さらに巨大化。
絶えず子株を吹くため……
できる範囲で摘んでいる。
5月には、子宝草が吹く子株を、陶器製の鉢に ばらまいた。
それが急成長し、鉢を溢れんばかりになった。
すでに子株も吹いている。
摘んではいるが、まるで追いつかない。
もう殖やしたくないし、親株の活力も奪われるのだが、きりがないので ほどほどにしたい。
「火祭り・巻絹・樹氷・寿・シンビフォルミス・ツルギダ・虹の玉・銀箭・紅葉祭り・舞乙女・十字星・秋麗・月美人・月兎耳・子宝草」栽培中
多肉栽培11ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
引き続き室内栽培中(子宝草のみ玄関フード内)。
現在、以下の15種類を栽培中(アエオニウム属の3種類を除く)。
火祭り:ベンケイソウ科クラッスラ属。生育期は春秋型。燃えるような赤色が美しい。寒さにあてるとより濃く紅葉する。丈夫で簡単に殖やせるので、多肉初心者のファーストチョイスに適している。2014年10月購入。
巻絹:ベンケイソウ科センぺルビウム属。春秋型種。高山に生息し、とても寒さに強い。葉に白い糸を絡めるのが特徴的。説明書きは属名のみの記載だったが、巻絹もしくはその交配・交雑種と思われる。2014年10月購入。
樹氷:ベンケイソウ科セデベリア属。春秋型種(夏型とも)。淡く繊細な色合いが魅力的。表面に白い粉を薄く吹く。葉の数が増えると迫力がでる。寒さで葉先がピンクに色づく。2014年10月購入。
寿:ツルボラン科(旧体系ではユリ科・アロエ科)ハオルチア属。春秋型種。別名「レツーサ」。ハオルチア属の軟葉系の品種には、たいてい葉に「窓」と呼ばれる半透明の箇所がある。そこから日光を取り込み耐陰性を高めるが、逆に強い光は苦手。一般的な多肉植物よりも、やや頻繁な水やりが必要。成長は遅め。2014年10月購入。
シンビフォルミス:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。多肉質の葉がロゼット状(バラの花状)に広がる。葉の先端に「窓」を持つ。透明感のある黄緑色の葉が美しい。変種が多く、様々な姿形がみられる。2014年11月購入。
ツルギダ:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。葉は尖ったような形状で、半透明の「窓」を持つ。子吹きで たくさん殖える。変種も多い。2014年12月購入。
虹の玉:ベンケイソウ科セダム属。夏型種。セダム独特の、ぷっくり丸みを帯びた葉が可愛いらしい。寒さにあてると真っ赤に紅葉する。葉挿しで簡単に殖やせる。2014年10月購入。
銀箭(ギンセン):ベンケイソウ科クラッスラ属。夏型種。別名「銀揃(ギンゾロエ)」。産毛状に白い毛を生やす。比較的丈夫。2014年10月購入。
紅葉祭(モミジマツリ):ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。その名のとおり、秋には派手に紅葉する。火祭りと赤鬼城の交配種。栽培方法も火祭りに準じる。2015年1月購入。
舞乙女:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。イモムシに似た不思議な姿形で、上へ積み重なるように伸びてゆく。並んで傾く様はチンアナゴも思わせる。暑さは苦手だが寒さには強めか。生育期には水を多めに与えたい。2015年6月購入。
十字星:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。十字に付く葉が縦に連なる。舞乙女同様、上へ上へと伸びてゆく。耐寒耐暑性についての見解は一致しないが、栽培は難しくない模様。枝分かれし辛いので切り戻して殖やす。2015年6月購入。
秋麗(シュウレイ):ベンケイソウ科グラプトペタルム属。春秋型種。紅葉する ぷっくりとした葉が魅力的。小さめに仕立てると可愛らしさが引き立つ。朧月と乙女心の交配(交雑)種らしい。日光にも湿気にも強い。2015年1月購入。
月美人:ベンケイソウ科パキフィツム属。春秋型種。多肉植物らしい分厚い葉が特徴。薄く粉を吹き、ほんのりピンクや赤紫に色づく。暑さに強く、できるだけ日に当てたい。冬は室内栽培が基本。春には花を咲かせる。類似の品種に「星美人」などがある。2015年2月購入。
月兎耳(ツキトジ):ベンケイソウ科カランコエ属。夏型種(春秋型?)。葉が兎の耳を思わせる。葉と茎に繊細な毛を生やす。「福兎耳」や「黒兎耳」など色違いのバリエーションが豊富。2014年11月購入。
子宝草:ベンケイソウ科カランコエ属。春秋型種。葉の裏側外周に、大量の子株を付ける。そのため繁殖力が高い。活力が奪われるため、不要な子株は随時取り除くこと。多肉植物としては扱わず、水やりは土が乾けばすぐに与える。葉に水をかけないよう注意。2015年2月購入。
以上の15種類。
真夏もあと 半月ほど。
全体的に、やや成長が鈍化してきた。
各種には、それぞれよく育つ「生育期」がある。
だがそれは、絶対的なものではない。
ほぼ通年で育つ種類もあるし、通説とは違う場合もある。
月兎耳は、普通は夏型種とされるが、私の株は春秋型に近い。
種類や品種だけではなく、その株によっても違いがあるのだろう。
暑がりな人、寒がりな人がいるように。
なので情報を鵜呑みにせず、よく観察して判断したい。
問題は、私が大量に栽培していることだ。
多肉もそうだが、他にも食虫植物に花・野菜・ハーブなども育てている。
なので明らかに、それぞれに目が行き届いていない。
好奇心のあまり、あれもこれもと手を出しすぎた。
いまになって、それを反省しております。
皆様も栽培は計画的に。
私は借金地獄に陥るタイプだな。
ああ、信用がなくて借りられず、かえってよかった……。
8月2日
翌日。
紅葉祭りの一部が折れた。
茂りすぎたので、重さで折れたのだろうか。
とりあえず脇に挿してみた。
8月4日
2日後。
ハオルチアの仲間は「日の当てすぎ」と「水不足」で退色するらしい。
なので暑いうちは、水を多めにやってみたい(室内栽培なので日当たりは悪い)。
これでツルギダが回復するといいが。
8月14日
10日後。
ツルギダに……
緑色が戻ってきている。
やはり水不足だったようだ。
ハオルチア属には「一般的な多肉植物より、やや頻繁な水やりが必要」なのに、さほど変わらぬ扱いだった。
しばらくは10日置きほどのペースで、小まめな水やりを心掛けたい。
8月20日
6日後。
かなり過ごしやすくなった。
ミニプランターの火祭りは……
さらに急伸。
蕾も増やし……
小さな花を開きだした。
葉は下側から紅葉開始。
巻絹は……
相変わらず。
樹氷は……
なぜか倒れつつ伸びる。
ミニプランターから大きく はみだした。
ときおり葉が抜けるので、テキトーに葉挿ししている。
寿は……
しっかりとボリュームアップ。
「窓」も美しい。
邪魔なので、花茎は切った。
シンビフォルミスも……
大きくなった。
子株も成長著しい。
こちらも花茎をカット。
ツルギダには……
さらなる回復を期待。
また後日(25日)、ハオルチア属の3種に水やりを実施。
虹の玉と銀箭は……
またまた伸びた。
若干だが、紅葉がみられる虹の玉。
葉挿しから、芽が顔をだしていた。
継続して葉を増やす銀箭。
紅葉祭りには……
勢いが感じられる。
最近の寒さのせいか、さらに赤味が濃くなった。
本格的な生育期へ突入か。
あと2日に挿した茎は、混ざってどれかわからなくなった。
葉挿しにも……
成長と紅葉がみられる。
舞乙女と十字星は……
少し育った。
さらに傾く舞乙女。
可愛らしい双子の子株。
五重の塔を思わせる……
黄緑色の十字星。
秋麗は……
やや紅葉してきた。
勢いを増す謎の毛ちょろちょろ。
月美人は……
また急伸。
2月に購入後、順調に伸びている。
月兎耳は……
ほとんど成長していない。
だが元気そうだ。
玄関フード内の子宝草は……
やや育ったが、色褪せてきた。
葉焼けしたのか、紅葉したのか。
相変わらず子株を吹きまくる。
なるべく摘むがきりがない。
落ちた子株は、勝手に育つ。
陶器鉢の子株は……
みるみる親株の姿に。
そしてさらに子株を吹き、絶えず殖えようとする。
さすが子宝草というだけある。
すでに殖えすぎだが、摘んでも摘んでもきりがないので、ほどほどにせざるを得ない。
真夏から秋モードへ
この8月も、引き続き よく育った。
一部成長が鈍化したが。
我が北海道は、すでに秋。
多くの種類で、最盛期を迎える時季だ。
すでに紅葉も始まりつつある。
後日(22日ごろ)、ミニプランターを自室から玄関フード内へと移動。
すると数日で、火祭りが赤味を増した。
虹の玉&銀箭・秋麗・月美人も、玄関フード内へと移動した。
すぐに虹の玉が真っ赤になった。
玄関フード内の日当たりのよさと、夜の寒さが紅葉を促したか。
もっと早くに移動したらよかった。
ともあれ、今後の変化と成長に期待したい。
それでは、多肉植物のテキトー栽培記は「その12(2015年8月)」へと続きます。
次回は、同8月の「アエオニウム属(黒法師・カシミアバイオレット・愛染錦)」の栽培記。
このページの続きとなる、その他15種類の栽培記は「その13」になります。
わかりにくいですが、多すぎる写真数を抑制したいので、どうか今後もお付き合いください。
本当に写真が多すぎる。
このページも、極力減らして116枚だ。
毎回大量の写真を編集する、その大変さがわかっていたら、18種類も買わなかったのに。
まさに後の祭りである……。