真夏の植え替え無事成功!「多肉植物(火祭り・舞乙女・十字星・子宝草・その他)」テキトー栽培記(その9|2015年7月)
その1(2014年10月)・その2(11月)・その3(12月)・その4(2015年1月)・その5(2月)・その6(3月〜4月)・その7(5月)・その8(6月)に続いて、「多肉植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年7月1日
多肉栽培10ヶ月目。
今回から、黒法師などの「アエオニウム属」を別枠化し、単独1ページでご紹介してゆきます。
このページは、その他の15種類をご覧ください。
ミニプランターでは……
黒法師を除き3種類の多肉植物を寄せ植え中。
まずは左から、ベンケイソウ科クラッスラ属「火祭り」。
もの凄い勢いで……
巨大化中。
やたらと背が高くなった。
緑色の葉も どんどん増える。
中央には、ベンケイソウ科センぺルビウム属「巻絹」。
徒長したまま、現状を維持。
右には、ベンケイソウ科セデベリア属「樹氷」。
2株とも急成長中。
抜けた葉はテキトーに葉挿し。
ここからは、ほとんどが単品のミニプラ鉢。
ツルボラン科ハオルチア属「寿(レツーサ)」。
長い花茎を伸ばしたが……
先月で花期終了。
軟葉系のハオルチアは、葉に半透明の「窓」を持つ。
生育期のいまは、その美しさが増してみえる。
同じくツルボラン科ハオルチア属「シンビフォルミス」。
先々月に花期を迎え……
その後よく育っている。
子株も増やしつつある。
ツルボラン科ハオルチア属「ツルギダ」。
売れ残りを引き取ったが……
ずっと調子が優れない。
このミニプラ鉢では、2種類を寄せ植え中。
どちらも生育期が夏型で、4月以降 伸び続けている。
ベンケイソウ科セダム属「虹の玉」。
葉が抜けつつも急伸中。
ベンケイソウ科クラッスラ属「銀箭(ギンセン。もしくは銀揃(ギンゾロエ))」。
葉を増やし、迫力が増してきた。
ベンケイソウ科クラッスラ属「紅葉祭り(モミジマツリ)」。
引き続き ごちゃごちゃ。
徐々に成長しているようだ。
抜けた葉は4月後半、別のミニプラ鉢へ葉挿し。
ゆっくり のんびり成長中。
ベンケイソウ科クラッスラ属「舞乙女」。
こちらは先月購入した。
その姿がイモムシを思わせる。
倒れつつも、徐々に伸びているようだ。
同じく先月購入した、ベンケイソウ科クラッスラ属「十字星」。
狭い1号ミニプラ鉢で……
順調に成長中。
ベンケイソウ科グラプトペタルム属「秋麗(シュウレイ)」。
僅かだが勢いがでてきた。
下側の毛は根だろうか。
ベンケイソウ科パキフィツム属「月美人」。
こちらも成長中。
粉を吹く、丸みを帯びた葉が艶めかしい。
ベンケイソウ科カランコエ属「月兎耳(ツキトジ)」。
夏型種だが……
長きにわたり伸びてきた。
暑くなってからは、成長は鈍化傾向。
ベンケイソウ科カランコエ属「子宝草」。
よく伸びたため、すでにポリポットでは自立困難。
茎からは、根のようなものが生えていた。
先々月、子宝草が吹く子株を、陶器製の鉢に ばらまいた。
それが どんどん育っている。
すでに子株も ちらほら。
子宝草の繁殖力に舌を巻く。
「火祭り・巻絹・樹氷・寿・シンビフォルミス・ツルギダ・虹の玉・銀箭・紅葉祭り・舞乙女・十字星・秋麗・月美人・月兎耳・子宝草」栽培中
多肉栽培10ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
引き続き室内栽培中(子宝草の陶器鉢のみ玄関フード内)。
現在、以下の15種類を栽培中(アエオニウム属の3種類を除く)。
火祭り:ベンケイソウ科クラッスラ属。生育期は春秋型種。燃えるような赤色が美しい。寒さにあてるとより濃く紅葉する。丈夫で簡単に殖やせるので、多肉初心者のファーストチョイスに適している。2014年10月購入。
巻絹:ベンケイソウ科センぺルビウム属。春秋型種。高山に生息し、とても寒さに強い。葉に白い糸を絡めるのが特徴的。説明書きは属名のみの記載だったが、巻絹もしくはその交配・交雑種と思われる。2014年10月購入。
樹氷:ベンケイソウ科セデベリア属。春秋型種(夏型とも)。淡く繊細な色合いが魅力的。表面に白い粉を薄く吹く。葉の数が増えると迫力がでる。寒くなると葉先がピンクに色づく。2014年10月購入。
寿:ツルボラン科(旧体系ではユリ科・アロエ科)ハオルチア属。春秋型種。別名「レツーサ」。ハオルチア属の軟葉系の品種には、たいてい葉に「窓」と呼ばれる半透明の箇所がある。そこから日光を取り込み耐陰性を高めるが、逆に強い光は苦手。一般的な多肉植物よりも、やや頻繁な水やりが必要。成長は遅め。2014年10月購入。
シンビフォルミス:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。多肉質の葉がロゼット状(バラの花状)に広がる。葉の先端に「窓」を持つ。透明感のある黄緑色の葉が美しい。変種が多く、様々な姿形がみられる。2014年11月購入。
ツルギダ:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。葉は尖ったような形状で、半透明の「窓」を持つ。子吹きで たくさん殖える。変種も多い。2014年12月購入。
虹の玉:ベンケイソウ科セダム属。夏型種。セダム独特の、ぷっくり丸みを帯びた葉が可愛いらしい。寒さにあてると真っ赤に紅葉する。葉挿しで簡単に殖やせる。2014年10月購入。
銀箭(ギンセン):ベンケイソウ科クラッスラ属。夏型種。別名「銀揃(ギンゾロエ)」。産毛状に白い毛を生やす。比較的丈夫。2014年10月購入。
紅葉祭(モミジマツリ):ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。その名のとおり、秋には派手に紅葉する。火祭りと赤鬼城の交配種。栽培方法も火祭りに準じる。2015年1月購入。
舞乙女:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。イモムシに似た不思議な姿形で、上へ積み重なるように伸びてゆく。並んで傾く様はチンアナゴも思わせる。暑さは苦手だが寒さには強めか。生育期には水を多めに与えたい。2015年6月購入。
十字星:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。十字に付く葉が縦に連なる。舞乙女同様、上へ上へと伸びてゆく。耐寒耐暑性についての見解は一致しないが、栽培は難しくない模様。枝分かれし辛いので切り戻して殖やす。2015年6月購入。
秋麗(シュウレイ):ベンケイソウ科グラプトペタルム属。春秋型種。紅葉する ぷっくりとした葉が魅力的。小さめに仕立てると可愛らしさが引き立つ。朧月と乙女心の交配(交雑)種らしい。日光にも湿気にも強い。2015年1月購入。
月美人:ベンケイソウ科パキフィツム属。春秋型種。多肉植物らしい分厚い葉が特徴。薄く粉を吹き、ほんのりピンクや赤紫に色づく。暑さに強く、できるだけ日に当てたい。冬は室内栽培が基本。春には花を咲かせる。類似の品種に「星美人」などがある。2015年2月購入。
月兎耳(ツキトジ):ベンケイソウ科カランコエ属。夏型種(春秋型?)。葉が兎の耳を思わせる。葉と茎に繊細な毛を生やす。「福兎耳」や「黒兎耳」など、色違いのバリエーションもある。2014年11月購入。
子宝草:ベンケイソウ科カランコエ属。春秋型種。葉の裏側外周に、大量の子株を付ける。そのため繁殖力が高い。活力が奪われるため、不要な子株は随時取り除くこと。多肉植物としては扱わず、水やりは土が乾けばすぐに与える。葉に水をかけないよう注意。2015年2月購入。
以上の15種類。
今回から「アエオニウム属(黒法師・カシミアバイオレット・愛染錦)」を別枠化し、単独1ページで紹介してゆく。
あまりに数が多すぎるので。
それでも、このページで扱うのは15種類にも上る。
あまり減った気がしない。
ハオルチア属やクラッスラ属なども別枠化したいが、ページが増えすぎるのも問題だ。
どうしよう。
って内輪の話ですが。
皆様におかれましては、多肉植物の買い集めすぎにご注意願います。
だが多肉植物は、コレクション性の高さが魅力でもある。
悩むところだ。
きっと多くの多肉ファンは、同じ悩みを抱えているのだろう。
ああ同志よ。
ひしっ。
あっ、抱きつくのは若い女子限定で。
さぁおいで。
待って逃げないで。
おまわりさんコイツです。
7月7日
6日後。
自立できない子宝草を植え替え。
子株の鉢と似た、陶器鉢へと移植した。
用土は、元肥入り培養土にバーミキュライトを混ぜたもの。
根鉢は崩していないので、株元の子株も連れてきている。
茎が曲がりがちなので、このあと支柱でサポートした。
あとシンビフォルミスに皺が寄っていたので、アエオニウム属を除くすべてに、先月17日以来の水やりを実施。
7月10日
3日後。
ミニプランターから……
アエオニウム属の黒法師を、植え替えのため抜く。
空きスペースには、徒長した巻絹を軽く誘導。
火祭りの一部を移動したかったが、みっしり生えていたので断念。
次は舞乙女の植え替え。
みると多肉らしく……
根があまり張っていない。
縦に長いのに不安定ではないのか。
続いて十字星の植え替え。
こちらは根が張っていた。
これら舞乙女と十字星は……
同じクラッスラ属 同士、やや大きめのプラ鉢(1月下旬追加購入の黒法師の空き)に寄せ植え。
どちらも……
ちゃんと定着するだろうか。
7月20日
10日後。
ミニプランターは……
黒法師が抜けた影響なし。
火祭りが……
驚くべき成長を遂げ……
巨大化の一途。
背が伸びて……
多肉らしからぬ雰囲気に。
花芽らしきものも。
若い子株も……
どんどん伸びる。
以前、誤ってミニプランターを倒し、一部の葉が切れてしまった。
ちなみにこちらが購入時(昨年10月)の姿。
その成長ぶりに目を見張る。
巻絹も……
多少勢いづいてきた。
樹氷は……
また伸びた。
横方向に伸びるため、高さはさほどでもない。
寿は……
じわじわ成長中。
種は結んでいないようだ。
シンビフォルミスは……
急成長。
子株がスペースを圧迫。
ツルギダは……
ほとんど成長していない。
葉色が、すっかり赤紫。
寿・シンビフォルミスとは、まったくコンディションが異なる。
このまま枯れないか心配。
虹の玉と銀箭は……
どちらもさらに伸びた。
虹の玉の落ちた葉が、根を伸ばしていたので、株元に葉挿し。
銀箭は……
迫力があって格好よい。
紅葉祭りは……
急に赤味を増した。
入り組んでいて……
見ごたえがある。
葉挿しは……
さほど変化なし。
舞乙女と十字星は……
無事 寄せ植えに成功したようだ。
どちらも……
伸びてはいないが元気そう。
秋麗には……
やや迫力がでてきた。
元気なのはいいが、可愛らしさが減った感も。
月美人は……
いっきに背を伸ばした。
いまが最盛期かもしれない。
月兎耳は……
やはり生育期のわりに……
伸びてこない。
少なくともこの株に関しては、春秋型種だといえそうだ。
子宝草は植え替え後……
無事に定着。
伸びすぎて、支柱によるサポートなしでは自立できない。
葉は下側から枯れてきている。
株元には、勝手に根付いた子株たち。
葉に吹く子株は、小まめに抜いてはいるが、あまり追いついていない。
陶器鉢の子宝草も……
続々と子株を吹く。
こちらも抜いているが、やはり追いついていない。
きりがないので放置を検討。
7月23日
3日後。
7日以来、16日ぶりでの水やりを実施。
自室内の最低温度は26℃ほど。
1部については、玄関フード内での栽培に切り替えたかったが、失念していた。
真夏の植え替え
真夏を迎え、春秋型種を中心に、たいへんよく育った。
特に火祭りの成長には驚かされた。
育ちすぎて、多肉らしからぬ雰囲気だ。
この7月には、舞乙女・十字星・子宝草の植え替えを実施。
適期かどうかは調べてないが、特に問題なかったようだ。
舞乙女と十字星の寄せ植えには、多肉植物専用培養土を使用。
子宝草の用土は、安い元肥入り培養土にバーミキュライトを混ぜたもの。
肥料が そこそこ要るらしいので。
子宝草のみ、一般的な多肉植物とは違う扱いにしている。
本音はコスト削減のため。
鉢が大きめだし。
6月の新規購入に今月の植え替えと、少々イベントが続いた。
来月は落ち着いて、じっくりと成長を見守りたい。
他の植物で忙しいし。
それでは、多肉植物のテキトー栽培記は「その10(2015年7月)」へと続きます。
次回は、同7月の「アエオニウム属(黒法師・カシミアバイオレット・愛染錦)」の栽培記です。
繰り返しになりますが、アエオニウム属のみ単独1ページにてご紹介いたします。
別枠化することで、写真の枚数を抑えられるので。
とはいえこのページでは、131枚もの写真を掲載した。
先月の栽培記で“写真は100枚以内に抑えたい”と記していたのに。
まったくもって冗長だ。
写真も文章も多すぎる。
栽培種も多すぎる。
どうにかならんか。
しらんがな。
こんな栽培主に呆れつつ、次回も見捨てずにご覧ください。
一度手を出した植物は、最後まで面倒みるでしょう?
ほら、それと同じこと……。