心配な急成長!「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記(その35|2016年6月)

その1〜10(過去ログ一覧へ)その11(総集編2014)その12(2015年1月〜2月)その13(3月〜4月)その14(5月)その15(6月)その16(7月)その17(7月※ハエトリソウのみ)その18(8月)その19(8月※ハエトリソウのみ)その20(9月)その21(9月※ハエトリソウのみ)その22(10月)その23(10月※ハエトリソウのみ)その24(11月〜12月)その25(11月〜12月※ハエトリソウのみ)その26(総集編2015)その27(2016年1月〜2月)その28(2016年1月〜2月※ハエトリソウのみ)その29(3月)その30(3月※ハエトリソウのみ)その31(4月)その32(4月※ハエトリソウのみ)その33(5月)その34(5月※ハエトリソウのみ)に続いて、「食虫植物」のテキトー栽培記をお届けする。

2016年6月1日

食虫栽培25ヶ月目。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

このページでは「ハエトリソウ」を除く、その他7属の「2016年6月の栽培記」をご覧あれ。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

5号プラ鉢では、2種の「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。

2階の空き部屋にて、腰水に浸し管理している。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

こちらは2014年6月購入の、学名「ドロセラ・カペンシス(和名:アフリカナガバモウセンゴケ)」。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

春以降、劇的に繁っている。

そのわりに、粘液の分泌は乏しい。

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最近、新たな花茎が……

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急伸してきた。

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今年も花をみられそう。

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だが、昨年(2015年)最後に伸びた9本目の花茎が、徐々に枯れてきた。

せっかく越冬させたのに。

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なのでカット。

長らく維持してきたのに残念だ。

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こちらは2015年6月購入の、学名「ドロセラ・ビナータ【深紅】」。

和名では葉の生え方により、サスマタモウセンゴケ・フタマタモウセンゴケ・ヨツマタモウセンゴケ・ヤツマタモウセンゴケなどと呼ばれるようだ。

越冬に失敗し、丸裸になったが……

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

近ごろ新芽が伸びてきた。

まだ根が生きていたようだ。

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このミニプランターでは、2種の「サラセニア(瓶子草)」を寄せ植え中。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

モウセンゴケ同様、2階の空き部屋にて腰水管理。

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背の低い左の株が、2015年6月に購入した、学名「サラセニア・プルプレア」。

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先月(5月)から、若葉が劇的に急伸中。

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新緑が奇麗だが……

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筒状に膨らまない葉もみられる。

「剣状葉(剣葉)」なのだろうか。

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こちらは昨年、もっとも育った葉。

若葉とは姿形が、著しく異なる。

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株元には、たくさんの新芽が。

だが、それぞれの成長速度が、まちまちなのはなぜなのだろう。

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背が高い右の株は、2015年7月に購入した、学名「サラセニア・スワニアナ」。

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こちらも若葉が……

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驚く勢いで急伸中。

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長い葉は、ほとんどが剣状葉のような姿形。

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根元側は、頼りないほど ぺらぺらだ。

とても自立できそうにない。

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昨年からの古い葉は、いまだ現状を維持。

若い葉は、こんな丈夫に育たなそうだ。

サラセニアの2株は、昨年とは違う姿形に育ちそう。

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「ムシトリスミレ(虫とりスミレ・ピンギキュラ)」は2種を、それぞれ3.5号プラ鉢で栽培中。

こちらは2015年6月購入で、学名では恐らく「ピンギキュラ・セトス」。

置き場所は、多少暖かい自室の窓辺。

過湿を嫌うらしいので、腰水には浸していない。

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4月上旬に咲いた花が……

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ついに枯れてきた。

それでも、ずいぶんと長く、花を楽しませてくれたものだ。

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花期が終わって株本体が、元気に育ち始めている。

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2015年7月購入の、学名「ピンギキュラ・プリムリフロラ」。

こちらは水を好むため、2階の空き部屋で腰水管理。

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越冬した子株が……

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じわじわ育ってきている。

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よくみると、すでに小虫を捕らえていた。

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こちらは2015年6月購入の「ミミカキグサ(耳搔草・タヌキモ・ウトリクラリア)」。

詳しくは学名「ウトリクラリア・ロンギフォリア」。

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モウセンゴケと同じ、5号プラ鉢に植え付け、2階の空き部屋で腰水管理。

最近、自室窓辺から移動してきた。

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先月辺りから……

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若葉が急伸中。

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夥しいほどに、次から次へと生えてくる。

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よくみると中央に……

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花茎のようなものが、1本伸びてきていた。

今年こそ、花を拝めるのだろうか。

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ここからは、先月インターネット通販で購入した株。

現在は、すべて到着時のミニプラ鉢のまま。

置き場所は自室窓辺で、腰水には浸していない。

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まずは「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」。

詳しくは学名「ネペンテス・ベントリコーサ」。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

まだ到着から2週間だが……

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よく育っている。

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捕虫袋が膨らみ……

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数も増えつつある。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

ウツボカズラは、過去に1度枯らしている。

なので不安だが、いまのところは問題なさそうだ。

なんとかして、長生きさせてやりたい。

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こちらは「セファロタス(フクロユキノシタ)」。

詳しくは学名「セファロタス・フォリキュラリス」。

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あまり動きはないが……

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葉色に多少の変化がみられる。

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袋も若干育ってみえる。

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セファロタスは初栽培なので、しっかりと見守りたい。

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最後は「ヘリアンフォラ」。

詳しくは学名「ヘリアンフォラ・ミノール」。

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こちらも初栽培。

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1つの葉が伸び……

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ぷっくり膨らみ始めた。

上部の蜜腺「ネクタースプーン」も目立っている。

個性的なフォルムが、とても魅力的。

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このように、早く袋を開いて欲しい。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

若葉は こんな感じ。

このヘリアンフォラは、放っておくと すぐ乾く。

湿度維持のため涼しくなったら、プラ水槽などに取り込む予定。

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

4月下旬から、おおむね10日間隔で、すべてに活力剤「HB-101」の1,000倍液をミスティング(霧吹き)中。

新参の3種は、本日が初めての投与。

高めの湿度を好むため、日に数回はミスティングし、湿気を補っている。

ひとまず育っているので、もうしばらくは この方法で、様子をみたい。

初夏の「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」栽培

食虫栽培25ヶ月目。

栽培地は北海道某所(札幌圏)。

以下、現状まとめ。

現在、7属の「食虫植物」を栽培中。

「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」のみ、単独1ページでの紹介となる。

このページでは、その他7属の栽培記(2016年6月分)をご覧あれ。

5号プラ鉢で、2種の「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。

どちらも園芸会社は「カクタス長田」。

2階の空き部屋にて「腰水(こしみず。鉢の下部を水に浸す管理方法)」で管理している。

用土は水苔単用。

まずは2014年6月購入の、学名「ドロセラ・カペンシス(和名:アフリカナガバモウセンゴケ)」。

春以降、新芽が急伸中。

花茎も複数伸びてきた。

昨年、最後に伸びた9本目の花茎は、枯れたのでカット。

次は2015年6月購入の、学名「ドロセラ・ビナータ【深紅】」。

和名では葉の生え方により、サスマタモウセンゴケ・フタマタモウセンゴケ・ヨツマタモウセンゴケ・ヤツマタモウセンゴケなどと呼ばれるようだ。

この株は「深紅」と呼ばれる、全体が暗赤色のバリエーション。

越冬に失敗し、丸裸になってしまった。

だが近ごろ、また新芽が伸びてきた。

根が生きていたようだ。

どちらのモウセンゴケも、種による実生を期待したいが、このようなホームセンターで売られる株は、ほとんど結実しないのだとか(真偽不明)。

ミニプランターにて、2種の「サラセニア(瓶子草)」を寄せ植え栽培中。

どちらも園芸会社は「カクタス長田」。

モウセンゴケ同様、2階の空き部屋にて腰水管理。

用土は水苔+バーミキュライト少々。

左が2015年6月購入の、学名「サラセニア・プルプレア」。

若葉が劇的に急伸中。

なかには、筒状の部分が膨らまず、捕虫能力が低い「剣状葉」にみえる葉も。

右が2015年7月購入の、学名「サラセニア・スワニアナ」。

確証はないが、見た目が似ているのと、学名不明では不便なので、スワニアナと同定した。

こちらも若葉が劇的急伸。

だが、多くの葉が ぺらぺらで、自立困難なほど ひょろ長い。

3.5号プラ鉢で、2種の「ムシトリスミレ(虫とりスミレ・ピンギキュラ)」を栽培中。

まずは2015年6月購入の、学名「ピンギキュラ・セトス」。

園芸会社は不明で、商品名は「あっ!用心棒」。

添付のカードに、メキシコ産であることは記載されていた。

メキシコ産であることと、花を含めた見た目から、一応セトスと同定している。

セトスは「モラネンシス」と「エーレルサエ」の交配種で、メキシコ産のムシトリスミレのなかでも、特に育てやすい種なのだとか。

購入以来 引き続き、自室の窓辺で栽培中。

用土はバーミキュライト+水苔少々。

過湿を嫌うらしいので、腰水には浸していない。

4月上旬に咲いた花が、ついに枯れてきた。

かわって株本体が、元気に育ち始めた。

次は2015年7月購入の、学名「ピンギキュラ・プリムリフロラ」。

園芸会社は「カクタス長田」。

北米産で、よく水を好む種だ。

現在は、2階の空き部屋で腰水管理。

用土は水苔+バーミキュライト少々。

複数の株があり、親株は続々と子株を吹く。

そして枯れてゆく。

これでは育っていないのと同じでは。

春以降、越冬できた子株が、じわじわと成長中。

次は2015年6月購入の「ミミカキグサ(耳搔草・タヌキモ・ウトリクラリア)」。

詳しくは学名「ウトリクラリア・ロンギフォリア」。

ブラジル原産の中・大型種で、紫色の花を咲かせるのだとか。

この仲間は、根に付いている捕虫嚢(正式名称不明)が、プランクトンなどの微生物を吸い込んで捕食する。

なので通常、捕虫する様をみることはできない。

園芸会社は「大彰園」で、5号プラ鉢に植え付けてある。

最近、自室の窓辺から移動し、2階の空き部屋で腰水管理中。

用土は水苔単用。

越冬中に、大半が枯れてしまった。

根は生きていたようで、3月から新芽が生え始め、いまや夥しい数に。

そして先月、インターネット通販にて、新たに3株(3属)を購入。

園芸会社は「Y's Exotics(山田食虫植物農園)」。

現在は、すべて到着時のミニプラ鉢のまま。

置き場所は自室窓辺で、腰水には浸していない。

用土が乾いてから水やりすると、よく根が育つのだとか。

だが空中湿度は、なるべく高めを確保したい。

なので、日に数回ミスティング(霧吹き)し、湿度を保っている。

まずは「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」。

詳しくは学名「ネペンテス・ベントリコーサ」。

添付の札には「Nepenthes ventricosa-red seedling Y's」と表記されていた。

洋式便器型の捕虫袋で知られる「ベントリコーサ」の赤味が濃くなるタイプで、園芸会社により実生で育てられた株らしい。

まだ到着から2週間だが、よく育っている。

ちなみにウツボカズラは、以前にも栽培していた。

詳しい種は、恐らく学名「ネペンテス・アラタ」。

だが越冬に失敗し、栽培9ヶ月目で枯らしてしまった。

なので再挑戦となる。

ウツボカズラは、基本的に寒さに弱いので、最低温度15℃を確保するつもりだ。

次は「セファロタス(フクロユキノシタ)」。

1科1属1種の食虫植物。

詳しくは学名「セファロタス・フォリキュラリス」。

札の表記は「Cephalotus follicularis Giant Y's」。

捕虫袋が大きく育つタイプで、仕入れたり採取した株ではなく、園芸会社で繁殖したという意味だろう。

さほど変化はないが、ひとまず元気そうだ。

最後は「ヘリアンフォラ」。

断崖絶壁に囲まれた、ギアナ高地固有の食虫植物。

詳しくは学名「ヘリアンフォラ・ミノール」。

札の表記は そのまま「Heliamphora minor」。

この「ミノール」は、ヘリアンフォラのなかでも、特に小さな種らしい。

上部の蜜腺「ネクタースプーン」や、その独特のフォルムが、架空の宇宙生物を思わせる。

到着後、徐々に1つの葉が伸びて、ぷっくり膨らんできた。

あと4月下旬から、CMなどでお馴染みの活力剤「HB-101」を、すべてにミスティング中。

おおむね10日間隔で、通常濃度となる1,000倍液を、葉水メインで与えている。

新参の3種には、本日が初めての投与となる。

やや胡散臭いイメージなので、効き目があるのか見極めたい。

まとめは以上(長い!)。

いよいよ初夏。

やや天候が不安定だが、比較的育てやすい時季だろう。

そんななかドロセラ・カペンシスとサラセニア2種とミミカキグサは、劇的な急伸を遂げている。

正直、不安になるほどだ。

葉の姿形が、昨年までとは異なるし。

もしかしたら、活力剤「HB-101」の効果かもしれない。

成長するのは嬉しいが、奇形にみえる葉もあるので心配だ。

別枠で紹介中のハエトリソウも、葉柄(ようへい)が異常なほど広がったし。

とりあえず、もうしばらくは様子をみよう。

枯れているわけではないのだし。

こうやって、結論や対策を先送りにし、手遅れになることが多かった。

園芸のみならず人生でも。

でもまぁ、それが私のやり方です……。

6月21日

20日後。

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いまいち天候が安定しない。

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そんななか、モウセンゴケのドロセラ・カペンシスは、徐々に勢いが落ちている。

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捕虫葉は、いまだ新緑の風情。

粘液の分泌も僅か。

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花茎は3本、伸びている。

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せっかくだが、花は活力を奪うので……

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1本の花茎をカット。

花もいいが、株本体の成長あってこそだ。

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ドロセラ・ビナータ【深紅】は……

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目覚ましいほどの急伸ぶり。

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先月上旬までは、丸裸だったのに。

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ビナータらしく、徐々に二股にわかれてきた。

僅かながら粘液も分泌。

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しかも、まだまだ芽吹いている。

いまは新緑だが、そのうち【深紅】に染まるのだろうか。

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サラセニアも……

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引き続き急伸中。

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サラセニア・プルプレアは……

「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラ)」テキトー栽培記

2本の捕虫葉が……

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巨大に育った。

捕虫能力はありそうだが、まだまだ新緑の風情。

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サラセニア・スワニアナも……

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驚異的 伸びをみせた。

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だが、大きな葉もあるが……

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ほとんどが捕虫能力の低い剣状葉にみえる。

育つのはいいが、食虫植物としてはどうなのだろう。

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ムシトリスミレのピンギキュラ・セトスは……

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順調に成長中。

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花後すぐ、葉の成長期にはいったようだ。

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枯れた花茎はカット。

長い間、妖花を楽しませてくれてありがとう。

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ピンギキュラ・プリムリフロラも……

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徐々に育っている。

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早く花をみてみたいが……

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この調子では、また今年もお預けか。

せっかく大きく育っても、すぐ子株を吹いて枯れてしまうし。

親株のまま越冬させ、春に開花させるのが、正常なサイクルかもしれない。

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ミミカキグサのウトリクラリア・ロンギフォリアは……

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引き続き急伸中。

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花茎のようなものも、かなり伸びてきた。

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これが花芽なのだろうか。

小さすぎて、まったく咲く気がしない。

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葉の成長は目覚ましく……

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美しい黄緑が……

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プラ鉢を埋めている。

だが、あきらかに過密だ。

このまま育つようなら、植え替えや株分けを検討すべきか。

だが、これといった本体がないので、どうすればいいか悩む。

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ウツボカズラのネペンテス・ベントリコーサも……

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とてもよく育っている。

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数が増えサイズも増した捕虫袋。

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新たな葉も、相次いで生えてくる。

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セファロタス・フォリキュラリスは……

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さほど育っていない。

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捕虫葉も普通葉も、徐々に色づいてきた。

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もしかしたら、環境が合わないのではないか。

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それでも、元気そうではある。

そもそもセファロタスは、耐寒性は高めだが、耐暑性は低いらしい。

秋になるまで、しばらく我慢か。

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ヘリアンフォラ・ミノールは……

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徐々に育っている。

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2番目の捕虫葉は……

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2週間ほど前に完成済み。

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サラセニア同様、怪しい模様が魅力的。

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このヘリアンフォラも、暑さが苦手なほうらしい。

なので北海道だと、比較的育てやすいかもしれない。

とはいえ、もうじき真夏。

ちなみに、本日の自室窓辺は、最低で26℃ほど。

特に新参3種に関しては、注意深く見守りたい。

急伸している種も、心配といえば心配だ。

食虫栽培としては、3度目の夏越しになるが、まだまだ経験が足りていない。

不安な急伸と夏越し

この6月は、不安定な天候だった。

それでも、徐々に暑くはなっている。

以下、現状など。

モウセンゴケのドロセラ・カペンシス:花茎が伸びてきた。若葉も引き続き急伸中。だが勢いは落ちている。粘液の分泌も少ない。水苔が古いため、植え替えが必要なのかも。それとも活力剤「HB-101」の影響か。

ドロセラ・ビナータ【深紅】:新芽が急伸中。【深紅】だが、まったく赤くない。

サラセニア:プルプレアもスワニアナも、驚異的な勢いで若葉が急伸。だが弱々しい「剣状葉」らしき葉が目立つ。そのため昨年とは姿形が変化した。昨年からの捕虫葉は、やや萎れつつも現状を維持。

ムシトリスミレのピンギキュラ・セトス:4月上旬に咲いた花は、すでに枯れている。いまは株本体の成長期。

ピンギキュラ・プリムリフロラ:徐々に成長中。だが今年も花は見られなそう。

ミミカキグサ:引き続き急伸中。すでに過密状態。花茎のようなものが、1本伸びてきた。だが花芽が小さく咲く気がしない。

ウツボカズラ:新参。とてもよく育っている。葉も捕虫袋も増えてきた。

セファロタス:新参。さほど育っていない。耐暑性が低いので、秋までは我慢か。

ヘリアンフォラ:新参。2番目の捕虫葉が完成。こちらも耐暑性は低め。

以上。

特にモウセンゴケ2種とサラセニア2種とミミカキグサが、目を剥くレベルで急伸中。

昨年までとは、姿形が異なるほどだ。

もしかすると「HB-101」の効果かもしれない。

だが、あまりの急成長なので、少々不安だ。

サラセニアが、捕虫能力の低い剣状葉らしき葉を伸ばしているのも気になる。

食虫植物は、富栄養の環境では、捕虫能力が低下するらしい。

元々貧栄養で育つ植物だし。

そういえばドロセラ・カペンシスも、粘液の分泌が少ない。

先月から同じこと記しているが。

とにかく、引き続き様子見したい。

新参3種は頃合いをみて、極力日に当てている。

あくまでも室内だが。

湿度を維持したいので、小まめなミスティングは継続中。

なので手間がかかっている。

もっと涼しくなったら、プラ水槽などに取り込む予定。

さすがに面倒だし。

それでは、食虫植物のテキトー栽培記は「その36」へと続きます。

次回は、同2016年6月の「ハエトリソウ」の栽培記です。

このページの続きとなる、モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ・ウツボカズラ・セファロタス・ヘリアンフォラの栽培記は、「その37(2016年7月)」になります。

そろそろ真夏。

夏越しは難しいので、油断は禁物だ。

とはいえ私は他にも、たくさんの植物を育てている。

食虫だけに、かまけている余裕はない。

というか園芸ばかりに、かまけている余裕がない。

人生を、いろいろと頑張らねば。

油断は禁物だ。

そうか、ずっと私は油断してきたのだ。

だから暇を持てあまし、園芸に かまけたのだ。

ならいいかな。

うん、いいよね。

いいのかな……。

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