実生ディオネア再発芽!「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」テキトー栽培記(その13|2015年3月〜4月)
その1(2014年6月)・その2(7月)・その3(8月前半)・その4(8月後半)・その5(9月上旬)・その6(9月中旬下旬)・その7(10月前半)・その8(10月後半)・その9(11月)・その10(12月)・その11(総集編2014)・その12(2015年1月〜2月)に続いて、「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年3月1日
食虫栽培10ヶ月目。
ミニプランターでは……
2株の「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」を栽培中。
冬のため、2階の空き部屋に置いている。
左が園芸会社「カクタス長田」のハエトリソウ。
大きくは変わらないが……
葉色に精気が戻った。
古い捕虫葉(正式名称不明)に加え……
新たなものも伸びてきた。
右が「大彰園」のハエトリソウ。
こちらも……
休眠期を脱したようだ。
「分裂」した若い捕虫葉は……
着実に育っている。
枯れた葉や茎は、できる限り取り除いた。すっきり。
こちらは、昨年収穫した種を蒔いたミニプラ鉢。
残念ながら先月、発芽したすべてが消えてしまった。
5号プラ鉢では「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
秋まではハエトリソウと一緒に、プラケース内で「腰水(こしみず)」に浸していた。
現在は、水苔に直接水やりしている(ハエトリソウも同様)。
こちらも最近、越冬前の勢いが戻ってきた。
古い捕虫毛(正式名称不明)に紛れ……
新たなものも増えている。
枯れた捕虫毛は、大量に抜いた。
こちらは「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」。
寒くなってから、徐々に調子を落としていたが……
ついに先月、完全に枯れた。
干からびた捕虫袋(正式名称不明)。
もう完全に、復活は望めそうにない。
いろいろ手をかけたのに残念。
春に向かう「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」栽培
食虫栽培10ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
冬につき、すべてを室内栽培中。
以下、現状まとめ。
現在、3種類の「食虫植物」を栽培中。
まずはミニプランターの「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」。
園芸会社 違いの2株を、2階の空き部屋で栽培中。
向かって左側が「カクタス長田」で、右側が「大彰園」の株。
「大彰園」の株は、「カクタス長田」の11日後に購入。
「大彰園」の株は大型で、長い花茎を1本伸ばし、それに白い花を咲かせた。
その枯れ痕の1つから、黒い種を収穫できた。
昨年の10月2日にその種を、2つのミニプラ鉢に蒔いた。
それぞれの鉢で、1つずつ発芽したが、2月に消失。
このハエトリソウのパックンチョを、ここでは「捕虫葉」と呼称する。
5号サイズのプラ鉢(背は低め)では、「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
ハエトリソウとともに、2階の空き部屋で栽培中。
ずっと「腰水(こしみず。鉢の下部を水に浸す管理方法)」で管理してきたが、冬からは直接、水苔表面に水やりしている(ハエトリソウも同様)。
園芸会社は「カクタス長田」。
ハエトリソウ同様に、長い花茎を4本伸ばした。
だが、恐らく種は実っていない。
一応、採れた破片を、ハエトリソウのミニプラ鉢に蒔いておいた。
このモウセンゴケのモシャモシャを、ここでは「捕虫毛」と呼称する。
同じ5号プラ鉢で、「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」も栽培していた。
寒くなるにつれ、徐々に調子を落としてゆき、2月には完全に枯れた。
園芸会社は「カクタス長田」。
このウツボカズラのボットンピッチャーを、ここでは「捕虫袋」と呼称する。
以上。
真冬を乗りこえ、ハエトリソウとモウセンゴケは、すでに育成期と変わらぬ様子に。
どうやら越冬に成功したらしい。
この冬は、暖房のない空き部屋の、日当たり悪い窓辺に置いてきた。
そんなテキトーな環境でも、特に問題なかったようだ。
厳冬というほどではなかったし。
「実生(みしょう。種から育てること。また種から育った植物)」のハエトリソウとウツボカズラは、残念な結果に終わった。
ウツボカズラに関しては、今後も栽培を諦めたほうがいいかもしれない。
最低15℃を確保しつつ、そこそこ日に当てることが、北海道の我が家では難しいので。
温室やテラリウムを用意できればいいが。
そんな経済的余裕は、今後も絶対に生まれない。
ハーフニートの身の上なので。
またそれかい。
またそれって、どう考えても真面目に働くことが、最優先課題なのだが……。
3月15日
2週間後。
枯れたウツボカズラを……
抜いた。
根はこの短さ。髭根もわずか。
3月21日
6日後。
ミニプランターの……
ハエトリソウは……
「カクタス長田」の株も……
「大彰園」の株も……
その「分裂」した若い捕虫葉も、元気いっぱい。
モウセンゴケも……
ハエトリソウ同様……
育成期にはいったようだ。
新しい捕虫毛が伸びてきた。
4月1日
11日後。
ハエトリソウは……
変わらず元気。
「カクタス長田」の株は……
新しい捕虫葉が……
増えてきている。
「大彰園」の株も……
元気に虫を待ち構える。
若い捕虫葉は……
増えすぎなほど。
モウセンゴケは……
この11日間で……
いっきに伸びた。
新しい捕虫毛が……
続々と毛を立てる。
4月12日
11日後。
こちらは先月枯れた(というか消えた)、実生ハエトリソウのミニプラ鉢。
放置していたが、気づくと……
新たに2苗が……
芽吹いていた。
もうひとつのミニプラ鉢にも……
新たに2苗。
昨年10月2日に蒔いた種が、いまごろになって芽吹いたのだ。
これは嬉しい誤算。
実生ハエトリソウ再発芽
ミニプラ鉢で、実生ハエトリソウが再発芽。
2つの鉢に、2苗ずつ芽吹いた。
以前の芽が枯れた時点で、もう諦めていたのだが。
なので放置していたが、ふとみると芽がでていた。
これは嬉しい誤算。
昨年10月2日に蒔いた種が、いままで頃合いを見計らっていたと。
そういえば「種は ひと冬越してから蒔く」という情報を目にしていた。
だから春になり芽吹いたと。
だが「種の有効期限は数ヶ月」との情報もあった。
なので秋のうちに蒔いたのだ。
情報に振り回された感がある。
「トマト」のようにメジャーな品種だと、確実な情報を簡単に探せるのだが。
ハエトリソウも、食虫植物ではメジャーといえるが。
まぁ明らかにトマトには負ける。
今度こそ、実生でハエトリソウを育て上げたい。
成株にするには、5年くらいかかるというが。
気長にやろう。
それまで無事に、この暇な生活が続けばいいな。
いいわけないが。
4月20日
8日後。
遅ればせながら……
腰水栽培を再開。
ハエトリソウは……
着実に育ってきている。
「カクタス長田」の株は……
新たな捕虫葉が伸びてきた。
「大彰園」の株も……
新たな捕虫葉が急増中。
若い捕虫葉も……
変わらず繁る。
実生育成用のミニプラ鉢も、腰水栽培を開始。
4苗とも……
まだまだこれからだ。
モウセンゴケは……
育ち盛り。
新たな捕虫毛が……
全体を覆った。
粘液の分泌も確認できる。
まだ虫はいないが、いよいよ食虫植物のシーズン到来だ。
食虫植物シーズン到来
置き場所の空き部屋も、最低室温が18℃ほどになった。
もう寒くはないはず。
なのでハエトリソウとモウセンゴケは、腰水栽培を再開。
冬は腰水にしていなかった。
凍結が心配だったので。
育成期でもないし。
それが正解だったかは、よくわからない。
とりあえず無事、越冬できたのでよしとしたい。
我が食虫植物たちは、本格的な育成期にはいった。
新たな捕虫葉と捕虫毛が、どんどん増えている。
実生のハエトリソウも、今度こそは大きく育てたい。
春を迎え、これからの成長に期待が高まる。
それでは、食虫植物のテキトー栽培記は「その14(2015年5月)」へと続きます。
長き冬を終え、新たな栽培シーズンが到来。
このような多年草には、同じ季節を繰り返すという、積み重ねの楽しさがあるのだな。
いままでは、一年草ばかり育てていたので、初めて知る楽しさだ。
私の園芸熱が、さらに高まりそうだ。
6月には店頭に、食虫植物の苗が売られ始める。
ウツボカズラは枯れたが、代わりに別の品種を育ててみたい。
楽しみ!
早く6月にならないかな〜。
5月分の栽培記の立場は。