TURTLE MOON の Web雑記
冬期栽培開始!「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」テキトー栽培記(その10|12月):2015年3月24日
その1(6月)・その2(7月)・その3(8月前半)・その4(8月後半)・その5(9月上旬)・その6(9月中旬下旬)・その7(10月前半)・その8(10月後半)・その9(11月)に続いて、「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」のテキトー栽培記をお届けする。
■ 2014年12月1日
栽培開始から171日目。
ミニプランターでは、2株の「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」を栽培中。
寒いため、2階の空き部屋に置いている。
左が園芸会社「カクタス長田」のハエトリソウ。
まだ元気だが……
徐々に枯れている。
捕虫葉(正式名称不明)は、すっかり反応が鈍くなった。
右が「大彰園」のハエトリソウ。
こちらは……
長い捕虫葉が……
すべて枯れた。
しかし「分裂」した……
若い捕虫葉は元気。
枯れた花茎は、いまだ抜かず放置中。
こちらは、収穫した種を蒔いたミニプラ鉢。
1つの鉢に1つずつ芽吹いた。
しかし、ほとんど成長していない。
もう冬なので、このまま枯れそうで心配。
5号プラ鉢では「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
秋まではハエトリソウと一緒に、プラケース内で「腰水(こしみず)」に浸していた。
現在は、水苔に直接水やりしている。
捕虫毛(正式名称不明)は……
ついに粘液の分泌を止めた。
4本の花茎は……
すでに花期を終え……
少しずつ……
枯れてきている。
こちらはモウセンゴケと同じ5号プラ鉢で栽培中の「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」。
寒さに弱いため、自室の愛亀「スッポンモドキ」の水槽前に置いている(撮影時は移動)。
そこはビニールで簡易温室に設えてあるので、陽は当たらないが暖かい。
現在、5つの捕虫袋(正式名称不明)が育っている。
これが一番古い1つ目。
2つ目。
古いものから縮みつつある。
とても大きな3つ目。
陽にかざすと消化液が透けてみえる。
4つ目。
最後は1番新しい……
5つ目の捕虫袋。
これは昨日、閉じていた蓋が開いたばかり。
寒くなってから育ったせいか、やや小ぶり。
色が薄いのは、簡易温室内に置いているため、あまり陽に当たっていないせいか。
中心のニョロニョロは……
先端が完全に枯れた。
もう新たな葉は育たないのだろうか。
●12月の「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」栽培
○栽培開始から171日目。
○冬栽培開始。
○以下、現状まとめ。
○現在、3種類の「食虫植物」を栽培中。
○栽培地は北海道某所(札幌圏)。
○まずはミニプランターの「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」。
○園芸会社 違いの2株を、2階の空き部屋で栽培中。
○向かって左側(手前側)が「カクタス長田」で、右側(奥側)が「大彰園」の株。
○「大彰園」の株は、「カクタス長田」の11日後に購入した(なので栽培160日目)。
○「大彰園」の株は大型で、長い花茎を1本伸ばし、それに白い花を咲かせた。
○その枯れ痕の1つから、黒い種が収穫できた。
○10月2日にその種を、2つのミニプラ鉢に蒔いた。
○現在は、それぞれの鉢に1つずつ、芽がでている。
○このハエトリソウのパックンチョを、ここでは「捕虫葉」と呼称する。
○5号サイズのプラ鉢(背は低め)では、「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
○ハエトリソウとともに「腰水(こしみず。鉢の下部を水に浸す管理方法)」で管理してきた。
○だがもう冬のため、徐々に腰水を減らし、いまは水苔に直接水やりしている。
○園芸会社は「カクタス長田」。
○ハエトリソウ同様に、長い花茎を4本伸ばした。
○果たして種は結んだろうか。
○このモウセンゴケのモシャモシャを、ここでは「捕虫毛」と呼称する。
○同じ5号プラ鉢で、「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」を栽培中。
○他の2つよりも寒さに弱い。
○そのため、自室の愛亀「スッポンモドキ」の水槽側(水中ヒーターを使用し、ビニールで囲って簡易温室に設えてある)に置いている。
○園芸会社は「カクタス長田」。
○中心から伸びたニョロニョロが、少しずつ割れ広がりながら、新たな葉に育ってゆく。
○寒さのせいか、そのニョロニョロが先端から、真っ黒く枯れてしまった。
○このウツボカズラのボットンピッチャーを、ここでは「捕虫袋」と呼称する。
○購入時にあった捕虫袋は、すべてが枯れてしまった。
○だが現在は、5つの捕虫袋が生っている。
○このウツボカズラにのみ、月1で薄めた液肥を与えている。
○以上。
○実生(みしょう。種から育てること。もしくは種から育てた植物)に挑戦中の、ミニプラ鉢のハエトリソウ2苗は、ほとんど育っていない。
○この寒さのせいだろうか。
○発芽したのに育たないのは、そのうち枯れるパターンだ。
○他の植物で、何度か経験がある。
○「オジギソウ」のときもそうだった。
○本当ならば、春になってから種蒔きしたかった。
○だがハエトリソウの種は収穫後、数ヶ月以内に蒔かないと、芽吹かなくなるとの情報を目にした。
○そのため、やむなく秋に蒔いた。
○でも枯れたら意味ないな。
○慌てずに、せめて晩冬を待って蒔けばよかった。
○失敗した。
○まぁ何事も経験だ。
○園芸とはそういうものだ。
○植物にしたら堪ったものじゃないが。
○我が糧となれ、植物たちよ。
○無駄死にすぎ。
■ 12月23日
22日後。
外は大雪で埋もれた。
ミニプランターのハエトリソウは……
暖房のない部屋で越冬中。
「カクタス長田」の株は……
ほぼ変わらず。
「大彰園」の株も……
相変わらず。
若い捕虫葉も、育ちはしないが枯れもしない。
ミニプラ鉢は……
1つが双葉状に割れた。
こちらは微妙に伸びただけで、まだまだ発芽直後の風情。
モウセンゴケは……
徐々に枯れている。
枯れた捕虫毛が目立つ。
花茎は ずっと変わらず。
ウツボカズラも……
寒くはないはずだが……
弱ってきている。
捕虫袋は……
古いものから……
蓋が枯れ……
袋は縮んでいる。
大ぶりな3つ目と……
4つ目は……
さほど変わらず。
新しい5つ目は……
せっかく蓋が開いたのに、虫がいないのが切ない。
中心のニョロニョロは……
あれから枯れてこない。
とはいえ切り取ったほうが、新たな葉が育ちやすいだろうか。
■ 12月30日
1週間後。
モウセンゴケの、4本の花茎を切り取った。
砕いてみたが……
ちゃんとした種は見当たらなかった。
写真の黒い欠片が種っぽいが、あまり厚みがない。
一応、ハエトリソウのミニプラ鉢に蒔いておいた。
●地道な冬栽培
○ハエトリソウは、ずっと変化がみられない。
○枯れた花茎は切り取った。
○ミニプラ鉢の芽は、ごく僅かに成長したが、枯れそうで不安だ。
○モウセンゴケは、晩秋までは元気だったが、さすがに枯れてきた。
○花茎を切り取り砕いてみたが、ちゃんとした種は見当たらなかった。
○それらしい欠片はあったが、厚みがないので、恐らく発芽はしないだろう。
○受粉しなかったのかもしれない。
○そもそも自家受粉でいいのか。
○以前調べたはずなのだが、忘れてしまった。
○おバカなので。
○「おバカ」とか「おデブ」とか「おチビ」とか、接頭辞の「お」さえあれば、愚弄にならないというメソッドは便利だ。
○この「お変態」め。
○なんの話だ。
○ウツボカズラは、捕虫袋の衰退が目立つ。
○どちらにしろ、もう虫がいないので役には立たない。
○成長はしなくても、なんとか越冬させてあげたい。
○特にウツボカズラは、寒さに弱いので心配だ。
○それでは、食虫植物のテキトー栽培記は「その11(総集編2014)」へと続きます。
○この12月は、変化が少なくて申し訳ない。
○元々は、12月と1月分を、1ページに まとめる予定だった。
○しかし当サイトは、デザインを中心にリニューアルすることになったため、きりのいい12月で終えることにした。
○サイト開設から10年目で、初の大リニューアルだ。
○ちなみにこのページが、リニューアル前の最後の記事となる。
○慣れ親しんだこのデザイン・フォーマットの最後だ。
○感慨深い。
○まぁだからどうだって話だが。
○とにかく次回から、多少サイトの雰囲気が変わりますが、驚かないでまた観てください!
>「食虫植物(ハエトリソウ・モウセンゴケ・ウツボカズラ)」テキトー栽培記(その11|総集編2014)へ続く!
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