D.ビナータとウトリクラリア枯れる!「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ)」テキトー栽培記(その27|2016年1月〜2月)
その1〜10(過去ログ一覧へ)・その11(総集編2014)・その12(2015年1月〜2月)・その13(3月〜4月)・その14(5月)・その15(6月)・その16(7月)・その17(7月※ハエトリソウのみ)・その18(8月)・その19(8月※ハエトリソウのみ)・その20(9月)・その21(9月※ハエトリソウのみ)・その22(10月)・その23(10月※ハエトリソウのみ)・その24(11月〜12月)・その25(11月〜12月※ハエトリソウのみ)・その26(総集編2015)に続いて、「食虫植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2016年1月4日
食虫栽培20ヶ月目。
このページでは「ハエトリソウ」を除く、その他4属の「2016年1月〜2月の栽培記」をご覧あれ。
年が明け2016年。
5号プラ鉢では、2種の「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
こちらは2014年6月購入の「ドロセラ・カペンシス(学名。和名ではアフリカナガバモウセンゴケ)」。
園芸会社は「カクタス長田」。
越冬シーズンを迎え、捕虫葉が縮まった。
だがすでに、新芽も生えつつある。
こちらは昨年(2015年)9月に咲いた、8本の花茎。
すっかり枯れたが、種を期待し放置中。
10月には、新たに9本目を発見。
真冬なのに咲くのだろうか。
こちらは2015年6月に購入した「ドロセラ・ビナータ【深紅】」。
和名では葉の生え方により、サスマタモウセンゴケ・フタマタモウセンゴケ・ヨツマタモウセンゴケ・ヤツマタモウセンゴケなどと呼ばれるようだ。
園芸会社は「カクタス長田」。
初冬から、徐々に葉を減らしている。
ドロセラ・カペンシスよりも、早く弱っているようだ。
枯れた花茎は放置状態。
種を期待したいところだが、このようなホームセンターで売られる株は、ほとんど結実しないのだとか(真偽不明)。
現在モウセンゴケ2種は、2階の空き部屋にて、腰水に浸し管理中。
このミニプランターでは、2種の「サラセニア(瓶子草)」を寄せ植え中。
どちらも園芸会社は「カクタス長田」。
左が2015年6月に購入した「寝るタイプ」のサラセニア(恐らく学名では「サラセニア・プルプレア」)。
寒くなってから、成長は停滞中。
大きく育った捕虫葉も……
どうにか現状を維持。
古い購入時の捕虫葉は、初冬から枯れてきている。
株元の若い葉は、伸びてこないが一応無事。
右は2015年7月に購入した「立ち上がるタイプ」のサラセニア(スワニアナ系ではないかとの情報あり)。
こちらも同様に……
新しめの葉は現状維持で……
古い葉は枯れてきている。
やはり若い葉は変化なし。
サラセニアのミニプランターも、2階の空き部屋にて腰水管理。
「ムシトリスミレ(虫とりスミレ・ピンギキュラ)」は2種を、それぞれ3.5号プラ鉢で栽培中。
こちらは2015年6月に購入した「メキシカン・ピンギキュラ」。
詳しい種名は不明(どなたかご教示を!)。
添付のカードに、メキシコ産であることは記載されていた。
園芸会社も不明で、商品名は「あっ!用心棒」。
こちらは購入以来、多少暖かな自室の窓辺で栽培中。
そのせいか、いまだ僅かに成長中。
過湿を好まないらしく、腰水には浸していない。
しかも最近の水やりは、霧吹きによるミスティングのみ。
真冬なのに、小虫を捕らえていた。
この株は、成長は続けているが、ほぼ葉を更新しているだけにもみえる。
こちらは、2015年7月購入の「アメリカン・ピンギキュラ」。
姿形から、学名では北米産の「ピンギキュラ・プリムリフロラ」と思われる。
園芸会社は「カクタス長田」。
弱ってはいるが……
小さな株は多少育った。
だが寒くなって以降、白黴が生えてきている。
現在は、周辺の苔のほうが元気。
種らしきものまで結んだ。
このアメリカン・ピンギキュラは、2階の空き部屋で腰水管理中。
寒さに強いとは聞くが、そろそろ置き場所を変えないと、危険な状況かもしれない。
自室なら、ここより多少は暖かい。
だがスペースが不足しており、なかなか移動してやれない。
最後は2015年6月に購入した「ミミカキグサ(耳搔草・ウトリクラリア)」。
5号プラ鉢に植え付けてある。
園芸会社は「大彰園」。
寒くなってから、じわじわ枯れてきている。
白黴も目立つ。
若い葉は弱りつつも、なんとか耐えている印象。
現在は、自室の窓辺で腰水管理。
このままだと枯れそうだが、どうすべきか。
越冬シーズンの「食虫植物(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ)」栽培
食虫栽培20ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
越冬シーズンを迎え、全体的に弱りぎみ。
以下、現状まとめ。
現在、5属の「食虫植物」を栽培中。
「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」のみ、単独1ページでの紹介となる。
このページでは、その他4属の栽培記(2016年1月〜2月分)をご覧あれ。
5号プラ鉢で、2種の「モウセンゴケ(毛氈苔・ドロセラ)」を栽培中。
まずは2014年6月購入の「ドロセラ・カペンシス(学名。和名ではアフリカナガバモウセンゴケ)」。
園芸会社は「カクタス長田」。
現在は引き続き、2階の空き部屋にて「腰水(こしみず。鉢の下部を水に浸す管理方法)」で管理中。
用土は水苔単用。
越冬シーズンを迎え、捕虫葉が縮まってきた。
昨年(2015年)8本の花茎を伸ばし、9月には紫花を咲かせた。
その後 時季外れで、9本目の花茎が伸びてきている。
次に2015年6月購入の「ドロセラ・ビナータ【深紅】」。
和名では葉の生え方により、サスマタモウセンゴケ・フタマタモウセンゴケ・ヨツマタモウセンゴケ・ヤツマタモウセンゴケなどと呼ばれるようだ。
こちらは「深紅」と呼ばれる、全体が暗赤色のバリエーション。
園芸会社は「カクタス長田」。
引き続き、2階の空き部屋で腰水で管理中。
用土は水苔単用。
こちらは昨年夏、白花を咲かせた。
どちらのモウセンゴケも種を期待したいが、このようなホームセンターで売られる株は、ほとんど結実しないのだとか(真偽不明)。
ミニプランターにて、2種の「サラセニア(瓶子草)」を寄せ植え栽培中。
どちらも園芸会社は「カクタス長田」。
現在は引き続き、2階の空き部屋にて腰水で管理中。
用土は水苔+バーミキュライト少々。
左が2015年6月に購入した「寝るタイプ」のサラセニア。
恐らく学名では「サラセニア・プルプレア」。
全体的に赤味が目立ち、太めの捕虫葉が寝て伸びる。
徐々に巨大化してきたが、寒くなってからは停滞し、若干枯れ始めている。
右が2015年7月に購入した「立ち上がるタイプ」のサラセニア。
詳しくは「スワニアナ系」ではないかとの情報あり。
こちらは黄緑基調で、細長く立って伸びる。
やはり巨大化し、寒くなってから停滞、最近徐々に枯れてきている。
どちらのサラセニアも、日に当てると真っ赤に染まる。
3.5号プラ鉢で、2種の「ムシトリスミレ(虫とりスミレ・ピンギキュラ)」を栽培中。
まずは2015年6月購入の「メキシカン・ピンギキュラ」。
詳しい種名は不明。
添付のカードに、メキシコ産であることは記載されていた。
園芸会社は不明で、商品名は「あっ!用心棒」。
購入以来 引き続き、自室の窓辺で栽培中。
用土はバーミキュライト+水苔少々。
過湿を好まないらしく、腰水には浸していない。
だが空中湿度は高めに保つといいそうだ。
冬も育っているが、ほぼ葉を更新しているだけにもみえる。
なので、花は当分先になりそう。
次は2015年7月購入の「アメリカン・ピンギキュラ」。
姿形から、学名では北米産の「プリムリフロラ」と思われる。
園芸会社は「カクタス長田」。
現在は引き続き、2階の空き部屋で腰水管理。
用土は水苔+バーミキュライト少々。
こちらは水を好むらしい。
複数の株があり、親株は続々と子株を吹く。
そして枯れてゆく。
これでは育っていないのと同じでは。
なのでこちらも、花は当分先。
寒さのせいか、葉や周辺に黴が生えており、その影響が懸念される。
最後は2015年6月購入の「ミミカキグサ(耳搔草・ウトリクラリア)」。
詳しくは「ウトリクラリア・ロンギフォリア(学名)」。
ブラジル原産の中・大型種で、紫色の花を咲かせるのだとか。
根に付いている捕虫嚢(正式名称不明)が、プランクトンなどの微生物を吸い込んで捕食する。
なので通常、捕虫する様をみることはできない。
園芸会社は「大彰園」で、5号プラ鉢に植え付けてある。
12月から、自室の窓辺で腰水管理中。
用土は水苔単用。
最近は枯れたり黴びたりで打つ手がない。
ちなみに2階の空き部屋は、1日数時間しか日が射さない。
自室も ほぼ同様だが、若干日当たりがよく室温も高い。
どちらも透明ガラスと網入り型板ガラスの2重窓で、年中ガラス越し(半面に網戸あり)の日射しとなる。
他に「ウツボカズラ(靫蔓・靫葛・ネペンテス)」も栽培していた。
だが寒くなるにつれ調子を落とし、栽培9ヶ月目で完全に枯れた。
以上。
年が明け2016年。
本年も どうぞよろしくお願い申し上げます。
この栽培記の公開は秋だが。
越冬シーズンを迎え、全体的に弱りぎみ。
成長よりも、とにかく寒さに耐える時季。
なので今回も、2ヶ月分を まとめてお届けいたします。
手抜きにみえるかもしれないが、それなりに大変なのはわかって欲しい。
私のことを、もっとわかって欲しい。
貴女のすべてを、もっと知りたい。
女限定かい。
って なんの話だ。
2月1日
28日後。
いまが厳寒期。
自室窓辺は、最低で7,8℃ほど。
この空き部屋だと、それより2,3℃は低いはず。
なので寒さ対策として、(株)グリーンライフの折りたたみ式ビニール簡易温室(フレーム)「ポップアップ温室」で保護中。
ドロセラ・カペンシスは……
わりと元気。
だがドロセラ・ビナータ【深紅】は……
かなり萎れた。
適宜摘んでいるため、葉がなくなりつつある。
サラセニアは……
ほぼ変化なし。
寝るタイプも……
立ち上がるタイプも、僅かに枯れが進んだ程度。
元気な葉は、寒さを感じさせない色艶。
メキシカン・ピンギキュラは……
自室で元気に成長中。
真冬なのに、中心部の葉数を増やした。
粘液も……
どんどん分泌。
昨年6月に購入後、あまり季節に振り回されず、マイペースな印象。
アメリカン・ピンギキュラは、特に変化なし。
気づけば、親株サイズがゼロに。
ミミカキグサは……
若い葉も にわかに枯れた。
このミミカキグサとメキシカン・ピンギキュラは、自室の窓辺で「苗ドーム」を利用し保護中。
2月21日
20日後。
厳寒期も ひと段落。
ドロセラ・カペンシスは……
多くの葉が枯れた。
だが新たな葉が伸びている。
僅かに粘液も増えた。
枯れた8本の花茎は、まだ種採り用に保持。
9本目は、咲かずに待機。
最近徐々に、精気が感じられるようになった。
昨冬もそうだったが、このカペンシスは寒さに強い。
ドロセラ・ビナータ【深紅】は……
風前の灯火。
多くの捕虫葉が……
枯れ果てた。
花茎も消失しつつある。
復活の芽、はあるか。
カペンシスと比較し、寒さに弱いのかもしれない。
サラセニアは……
ほぼ現状維持。
寝るタイプは……
元気な葉と枯れた葉に二分された感じ。
大きな捕虫葉は……
よく持ちこたえたと思う。
今後は、この若い葉に期待。
枯れた葉の処置は、どうすべきか。
立ち上がるタイプも、概ね元気そう。
背の高い捕虫葉は、ほぼ現状を維持。
血管のような模様が、変わらず おどろおどろしい。
上部が枯れた葉は、元気な部分を残して、カットしたらいいのだろうか。
それとも、株元から全部 摘み取るべきか。
ひとまず成長の早期再開を期待。
メキシカン・ピンギキュラは……
新しい葉を増やしている。
小虫が出始めたようで、たくさん捕らえていた。
古い葉は順次、枯れている。
春が近づき、株ごと若返っているようだ。
何日か前に、ミスティングに加え用土にも水やりしたが、特に問題なさそうだ。
アメリカン・ピンギキュラは、ほぼ変化なし。
ひたすら苔が邪魔。
生き残った株は元気そう。
だが白黴の存在が気になる。
いまさらだが、摘めそうなぶんだけ摘んでおく。
ミミカキグサは……
さらに枯れた。
元気な葉は、ほとんど残っていない。
枯れた葉は、さっさと摘めばいいのだろう。
だがそうすると、丸坊主になりそうだ。
根が生きていればいいが。
現在、自室の窓辺は、最低で8,9℃ほど。
やはり、最低10℃は確保したかった。
越冬シーズンほぼ終了
この1月〜2月は、試練の厳寒期。
3月が近づき、すでに寒さは和らいだ。
以下、越冬状況など。
モウセンゴケのドロセラ・カペンシス:昨年の経験もあり、特に心配なかったようだ。すでに成長の兆しも。
ドロセラ・ビナータ:ほぼ枯れた。カペンシスより寒さに弱いらしい。根が生きていることを期待。
サラセニア:寝るタイプも立ち上がるタイプも、無事越冬できたようだ。枯れた葉の処置が課題。
ムシトリスミレのメキシカン・ピンギキュラ:自室で変わらず成長中。若い葉が増え、株が更新されつつある。
アメリカン・ピンギキュラ:親株が消失。空き部屋では寒すぎたのか。周辺の苔や黴の影響が懸念される。
ミミカキグサ:ほぼ枯れた。根が生きていることを期待。
状況はそれぞれだが、今後の成長やリカバリーを期待したい。
もうすぐ春だし。
経験上、室内栽培の植物は、3月くらいから成長再開するし。
それでは、食虫植物のテキトー栽培記は「その28」へと続きます。
次回は、同2016年1月〜2月の「ハエトリソウ」の栽培記です。
このページの続きとなる、モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサの栽培記は、「その29(2016年3月)」になります。
食虫植物の栽培記も、やっと2016年分に差しかかった。
公開時はすでに秋だが、なんとかして追いつきたい。
いまは後手に回っているが。
我が人生そのものだな。
まぁ人それぞれか。
そのうち結婚もできるだろう。
その楽観が、破綻を生んだ。