時期外れの植え替え! 花期真っ盛り!「食虫植物(ハエトリソウのみ)」テキトー栽培記(その17|2015年7月)
その1(2014年6月)・その2(7月)・その3(8月前半)・その4(8月後半)・その5(9月上旬)・その6(9月中旬下旬)・その7(10月前半)・その8(10月後半)・その9(11月)・その10(12月)・その11(総集編2014)・その12(2015年1月〜2月)・その13(3月〜4月)・その14(5月)・その15(6月)・その16(7月)に続いて、「食虫植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年7月1日
食虫栽培14ヶ月目。
7月分からハエトリソウは別枠化し、単独1ページでご紹介してゆきます。
その他の4種類(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ)は、その16にてご紹介済みです。
ミニプランターにて「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」を栽培中。
左側が園芸会社「カクタス長田」のハエトリソウ。
2株あるうちの左「カクタス長田1」の株が……
花茎を伸ばし、蕾を膨らませた。
右「カクタス長田2」も、小ぶりな蕾を付けている。
ミニプランターの右側は、園芸会社「大彰園」のハエトリソウ。
こちらも数株が まとまっており……
そのうち大きな2株が、それぞれ1本ずつ花茎を伸ばした。
ちなみに大彰園の株には昨年、花を咲かせた実績がある。
脇には昨年 秋から「分裂(株分かれ)」した株。
葉を伸ばし、ハエトリソウらしくなってきた。
全体的に日に当てすぎ、葉焼けしているのが少々心配。
こちらは先月追加購入した「ハエトリザウルス」。
園芸会社が不明なので、商品名で呼称する。
わずかだが成長がみられる。
用土に苔が生えているのが気になる。
こちらは実生栽培中のミニプラ鉢。
昨年10月に種を蒔き、発芽後一度すべて枯れたが、5月に再発芽した。
左の「ミニプラ鉢1」には……
この3苗と……
これの計4苗。
右の「ミニプラ鉢2」には……
この2苗のみ。
弱っていた1苗は、ほぼ枯れた。
ちなみに、立ち上がってる長い草は、あくまでも雑草。
恐らく水苔に、種が混ざっていたのだろう。
なかなか個性的な草なので、ひとまず抜かずに放置してある。
7月の「食虫植物(ハエトリソウのみ)」栽培
食虫栽培14ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
生育期を迎え、今後の成長が期待される。
以下、現状まとめ。
現在、5種類の「食虫植物」を栽培中。
この7月から「ハエトリソウ(蠅取草・ハエトリグサ・ハエジゴク・ディオネア)」は別枠化し、単独1ページでご紹介してゆきます。
その他の4種類(モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ)は、その16にてご紹介済みです。
ミニプランターでは、園芸会社 違いの株を、プチ寄せ植え中。
栽培開始は2014年6月。
現在は玄関フード内にて、「腰水(こしみず。鉢の下部を水に浸す管理方法)」で管理中。
向かって左側が「カクタス長田」で、右側が「大彰園」の株。
気づいたら、どちらも株分かれしており、数株が密集して生えていた。
なので今回から、目立つ大きめの株には「カクタス長田1」「カクタス長田2」「大彰園1」「大彰園2」などと、ナンバリングをしてゆく。
その4株が、長い花茎を それぞれ伸ばし、蕾を膨らませている。
大彰園の株は、昨年花を咲かせた実績がある。
脇には昨年秋ごろ「分裂(株分かれ)」した株。
葉を伸ばし、ハエトリソウらしくなってきた。
ごちゃごちゃなので、何株が生えているか把握できない。
全体的に日に当てすぎて、葉焼けしているのが少々心配。
お次は、ミニプラ鉢の「ハエトリザウルス」。
こちらは先月追加購入。
現在は玄関フード内にて、ミニプランターと一緒に腰水で管理中。
園芸会社が不明なので、商品名の「ハエトリザウルス」と呼称する。
小さめの株で、購入時の「カクタス長田」とも「大彰園」の株とも、姿形が微妙に異なる。
最後は、実生栽培中のミニプラ鉢。
2つのミニプラ鉢で、昨年収穫した種から「実生(種から育てる、また育った植物)」で育てている。
昨年10月に種を蒔き、発芽後一度すべて枯れたが、5月に再発芽した。
左の「ミニプラ鉢1」には計4苗。
右の「ミニプラ鉢2」には計2苗。
「ミニプラ鉢2」の弱っていた1苗は、枯れたと判断。
隅に芽吹いたため、日に当てやすくするため指で水苔ごと押し、強引に移動したのが失敗だった。
これのみ自室の窓辺にて室内栽培中。
実生から成株にするには、3〜5年はかかるというので、気長に育ててゆきたい。
まとめは以上。
1つのミニプラ鉢から始めた栽培も、だんだん賑やかになってきた。
将来的には、60cmプランターの一面に、ハエトリソウを群生させたい。
きっと物凄い禍々しさだろう。
うっとり。
近隣には変人扱いされそうだが。
実は先日、隣家のお婆さんに、なんでそんなの育てているのと質問された。
当然のように、言葉に詰まった。
変人認定されただろうな間違いなく。
ただでさえハーフニートで、平日昼間に彷徨いているのに。
なにか事件があったら、真っ先に疑われそうだ。
ねぇ、それって食虫植物のせい?
7月4日
3日後。
株が密集したので、植え替えを実施。
左から順に、抜いては根を水洗い。
根は あまり張らないようだ。
新品の水苔を巻いて、1株ずつ差し込んでゆく。
ほとんど枯れているが、白い新しい根も僅かにみられる。
それにしても、根が ほとんど枯れているのに、よく元気に育つものだ。
きっと、根よりも葉が重要なのだろう。
こちらはすべて、大彰園で「分裂」した子株。
1株は大きめだが……
小さな株が ほとんど。
あまりに小さな1株は、思い切って捨てた。
続いて「ハエトリザウルス」の植え替え。
用土の苔が気になるが、少し削ってそのまま植え付け。
これらをすべて、やや横長のミニプランターへ植え付けた。
左側が「カクタス長田」の2株・中央から右上までが「大彰園」の9株・右下が「ハエトリザウルス」。
左側の……
「カクタス長田1」は……
蕾が さらに膨らんだ。
「カクタス長田2」も……
多少育った。
中央の「大彰園1」は……
そろそろ花を開きそう。
「大彰園2」にも……
数多くの蕾。
この2つは、カクタス長田よりも かなり大ぶり。
花茎も長く……
プランターから大きく はみ出る。
「分裂」した子株で、もっとも大きなものを「大彰園3」とする。
他は、かなり小さめ。
2株。
1株。
2株。
1株。
このナンバリングされない子株は、合計6株ほど。
右下には「ハエトリザウルス」。
やや弱ってみえるが、大丈夫だろうか。
ハエトリソウの植え替え適期は、晩冬から春先らしい。
なので時期外れだが、さほど問題ないとは思う。
こちらは これまでのミニプランター。
水苔は まだ使えそうだ。
だが、各株 購入時のピートモスは、泥臭くなっていた。
やはり植え替えして正解だったか。
時期外れの植え替え
株が密集したので、植え替えを実施。
ミニプランターと「ハエトリザウルス」から、やや横長の新ミニプランターへ植え付ける。
まずはミニプランターから、抜いては根を水洗い。
枯れた根を軽く落とし、新品の水苔を巻いて、1株ずつ差し込んでゆく。
ハエトリソウは、あまり根を張らないようだ。
しかも、そのほとんどが枯れている。
新しい白い根は、各株せいぜい1,2本。
それなのに、よく元気に育つものだ。
きっと根よりも葉が重要なのだろう。
大きめの株は「カクタス長田1」「カクタス長田2」「大彰園1」「大彰園2」「大彰園3」。
「大彰園3」のみ、花茎を伸ばしていない。
「分裂」した子株のうちの、1株だと思われる。
「分裂」した子株は、「大彰園3」を含んで8株ほど。
こんなに たくさんあるとは思わなかった。
ハエトリソウの繁殖力に舌を巻く。
だが子株たちは貧弱なので、ちゃんと育つか心配だ。
なので、あまりに小さな1株は、思い切って捨てた。
まとめると大彰園の株は、大きめのナンバリングされたのが3株、小さめが6株の、合計9株。
たぶん。
「ハエトリザウルス」は購入時から、根が水苔で巻かれていたようだ。
表面の苔を軽く削り、残りは購入時のピートモスのまま、まるごと植え替え。
根を傷めるのが心配なので。
ちなみに新しいミニプランターは、ダイソーの商品だ。
少し手を加え、底にドライバーで穴を空け、排水孔を増やしておいた。
そして左側に「カクタス長田」2株・中央から右上に「大彰園」9株・右下に「ハエトリザウルス」を植え付けた。
ハエトリソウの植え替え適期は、晩冬から春先ぐらい。
なので時期外れだが、さほど問題ないとは思う。
ミニプランターでは、株が密集しすぎだった。
「ハエトリザウルス」も、購入時のミニプラ鉢のままよりいいだろう。
小さな鉢では、大きく育ちにくかろう。
たいていの植物は、植えられているスペースにより、発育が大きく左右されるので。
適期は絶対ではないのだ。
引き続き玄関フード内で、腰水に浸して管理する。
手間のかかる作業が終わり、ほっと ひと安心だ。
写真を撮りながらでもあり、かなり時間がかかった。
無事定着するか、注意深く見守りたい。
この調子で育てば、来年か再来年には、夢の60cmプランターへの植え替えが叶うと思う。
実生も育ってゆくし。
本当に楽しみだ。
育てるのが骨だが。
やはりハーフニートは続けないとな。
いいのかそれで。
7月6日
2日後。
新ミニプランターは……
無事に……
植え替えに成功したようだ。
花茎を はみ出して……
賑やかな雰囲気。
「カクタス長田1」は……
花茎を手前に倒しつつ……
蕾を膨らませている。
「カクタス長田2」は……
それよりかなり小ぶり。
そして「大彰園1」は……
ついに……
美しい……
白い花を咲かせた。
まだこれだけの蕾が。
しばらく花期を楽しめそうだ。
「大彰園2」も……
蕾を膨らまし……
開花間近。
大彰園の株は、昨年も開花しているので、さすがの貫禄か。
捕虫葉を はみ出した「大彰園3」。
その他の子株も……
無事定着したようだ。
小さいながらも、形は立派な捕虫葉。
だがこれで、虫を捕ることはできるのだろうか。
「ハエトリザウルス」は……
引き続き枯れぎみ。
7月7日
翌日。
7月のわりに肌寒い。
そんななか「大彰園2」が……
初開花。
さっそく「大彰園1」と……
人工授粉。
この日のように寒ければ、夜は玄関内へ退避している。
7月11日
4日後。
やっと夏らしい雰囲気に。
花盛りのハエトリソウ。
「大彰園1」も……
「大彰園2」も、2輪目以降を咲かせ始めた。
7月13日
2日後。
暑さのなか絶好調。
「大彰園1」も……
「大彰園2」も、次々と花開く。
7月17日
4日後。
また天候が優れない。
だが「カクタス長田1」が……
ついに開花。
まだ半開きだが……
これがカクタス長田の株の初開花だ。
「カクタス長田2」も……
小さな蕾を膨らませる。
中央の……
「大彰園1」と……
「大彰園2」は、花を開いては枯らし、また次の花を開く。
今後は極力、カクタス長田と大彰園の組み合わせで人工授粉したい。
遺伝的に離れていたほうがいいと思うので。
「大彰園3」は、ひとまず元気そう。
その他の子株たちも、伸びてはいるようだ。
「ハエトリザウルス」も元気そう。
7月19日
2日後。
引き続き花期。
「カクタス長田1」も……
「大彰園1」も……
「大彰園2」も、次々と花開く。
7月20日
翌日。
我がハエトリソウは……
花期真っ盛り。
「カクタス長田1」に続き……
「カクタス長田2」も……
ついに花を咲かせた。
これで、4株4本の花茎が、すべて開花。
「大彰園1」と……
「大彰園2」は、そろそろ花期も終盤か。
引き続き、カクタス長田と大彰園の組み合わせで人工授粉。
こちらは実生栽培中のミニプラ鉢。
左の「ミニプラ鉢1」は……
多少育ったが……
周囲の藻も増えてきた。
右の「ミニプラ鉢2」も……
ほぼ同様。
やはり実生は、気長に見守りたい。
7月23日
3日後。
左側の……
「カクタス長田1」は……
残る蕾が あと僅か。
「カクタス長田2」は、元々数が少ない。
カクタス長田の株は、同じ初開花時(昨年)の大彰園よりも、蕾が少なかった。
植え替え後に花期を迎えた7月
初の植え替えを実施した、この7月。
適期ではなかったが、特に問題なかったようだ。
カクタス長田と大彰園の4株が、それぞれ立派に花を咲かせた。
比較すると大彰園のほうが、蕾も花も大ぶりだった。
株のサイズも大きめなので、当然といえば当然だが。
新しい花が咲いたら、できるだけ人工授粉している。
昨年は1つの花殻にしか、種が実らなかったので。
花茎が長いので、花を摘まずにできるのがいい。
人工授粉は極力、カクタス長田と大彰園の花の組み合わせで。
遺伝的に離れていたほうがいいだろう。
7月下旬で、すでに花期も終盤。
今後は種の収穫を楽しみにしたい。
それでは、食虫植物のテキトー栽培記は「その18(2015年8月)」へと続きます。
次回は、8月の「モウセンゴケ・サラセニア・ムシトリスミレ・ミミカキグサ」の栽培記です。
このように、ハエトリソウと他の4種類を、交互に ご紹介してゆきます。
わかりにくくなりましたが、我慢してご覧ください。
恐らく皆様は、この私より頭がいいはず。
なのでこのくらい煩雑でも、なんの問題もないですよね。
いひひ。
問題なのは私だ。
いまいち頭が鈍いので。
そんな栽培主にハラハラしながら、ぜひ次回をお楽しみに!