愛染錦・舞乙女・十字星が仲間に加わった!「多肉植物(火祭り・樹氷・寿・銀箭・月美人・その他)」テキトー栽培記(その8|2015年6月)
その1(2014年10月)・その2(11月)・その3(12月)・その4(2015年1月)・その5(2月)・その6(3月〜4月)・その7(5月)に続いて、「多肉植物」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年6月1日
多肉栽培9ヶ月目。
ミニプランターでは、4品種の多肉植物を寄せ植え中。
こちらはベンケイソウ科アエオニウム属「黒法師」。
生育期が冬型種のため、暖かくなり縮んできた。
ベンケイソウ科センぺルビウム属「巻絹」。
徒長して、茎のほうから枯れてきている。
ベンケイソウ科クラッスラ属「火祭り」。
冬から続いて巨大化中。
ベンケイソウ科セデベリア属「樹氷」。
先月あたりから急成長。
迫力がでてきた。
こちらは、ミニプランターに移植しきれなかった、巻絹の余り。
1月下旬に追加購入した黒法師。
さほど変化なし。
やや枯れぎみの挿し芽。
ベンケイソウ科アエオニウム属「カシミアバイオレット」。
同じアエオニウム属の黒法師に続き……
勢いが落ちてきた。
ツルボラン科ハオルチア属「寿(レツーサ)」。
細長い花茎を……
急激に伸ばした。
軟葉系のハオルチアは、葉に半透明の「窓」を持つ。
最近この「窓」が、より目立ってきた気がする。
同じくツルボラン科ハオルチア属「シンビフォルミス」。
こちらは……
ひと足先に花期終了。
伸びつつある子株。
ツルボラン科ハオルチア属「ツルギダ」。
枯れそうだったが……
僅かに復活の兆しが。
このミニプラ鉢では、2品種を寄せ植え中。
ベンケイソウ科セダム属「虹の玉」。
ベンケイソウ科クラッスラ属「銀箭(ギンセン。もしくは銀揃(ギンゾロエ))」。
どちらも夏型種で、先月より急成長中。
ベンケイソウ科クラッスラ属「紅葉祭り(モミジマツリ)」。
相変わらずの ごちゃごちゃぶり。
やや赤味は落ちた気がする。
抜けた葉は4月後半に、余っていたミニプラ鉢へ葉挿し。
発芽はしたが、成長は ゆっくり。
ベンケイソウ科グラプトペタルム属「秋麗(シュウレイ)」。
着実に成長中。
ベンケイソウ科パキフィツム属「月美人」。
よく育ち……
背も高くなってきた。
ベンケイソウ科カランコエ属「月兎耳(ツキトジ)」。
伸びてはいるが……
以前ほどの勢いはない。
ベンケイソウ科カランコエ属「子宝草」。
続々子株を吹く。
適宜 取り除いてはいるが、なかなか追いつかない。
株元では、落ちた子株が成長中。
先月、抜いた子株を、瀬戸物の鉢に ばらまいておいた。
多くの株が、簡単に根付いた。
ちなみに この鉢だけ、玄関フード内に置いている。
他は室内栽培中だが、毎日いくつか選んで、できるだけ日当たりのよい場所へ移動している。
「カシミアバイオレット・黒法師・巻絹・火祭り・樹氷・寿・シンビフォルミス・ツルギダ・虹の玉・銀箭・紅葉祭り・秋麗・月美人・月兎耳・子宝草」栽培中
多肉栽培 9ヶ月目。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
引き続き室内栽培中(子宝草の新規分のみ玄関フード内)。
現在、以下の15品種を栽培中。
カシミアバイオレット:ベンケイソウ科アエオニウム属。冬型種(春秋型とも)。別名「バイオレットクイーン」「ベロア」。日に当てると葉がバイオレットに色づく。日光を好む。微かに臭気を放つ。2014年10月購入。
黒法師:ベンケイソウ科アエオニウム属。冬型種(春秋型とも)。日に当てると黒色が濃くなる。アエオニウム属は、下側の葉を枯れ落としながら成長し、木立して大型化する品種が多い。夏は休眠する。2014年10月(ミニプランター)・2015年1月(プラ鉢)購入。
巻絹:ベンケイソウ科センぺルビウム属。春秋型種。高山に生息し、とても寒さに強い。葉に白い糸を絡めるのが特徴的。説明書きは属名のみの記載だったが、巻絹もしくはその交配・交雑種と思われる。2014年10月購入。
火祭り:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。燃えるような赤色が美しい。寒さにあてるとより濃く紅葉する。丈夫で簡単に殖やせるので、多肉初心者のファーストチョイスに適している。2014年10月購入。
樹氷:ベンケイソウ科セデベリア属。春秋型種(夏型とも)。淡く繊細な色合いが魅力的。表面に白い粉を薄く吹く。葉の数が増えると迫力がでる。2014年10月購入。
寿:ツルボラン科(旧体系ではユリ科・アロエ科)ハオルチア属。春秋型種。別名「レツーサ」。ハオルチア属の軟葉系の品種には、たいてい葉に「窓」と呼ばれる半透明の箇所がある。そこから日光を取り込み耐陰性を高めるが、逆に強い光は苦手。一般的な多肉植物より、やや頻繁な水やりが必要。成長は遅め。2014年10月購入。
シンビフォルミス:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。多肉質の葉がロゼット状(バラの花状)に広がる。葉の先端に「窓」を持つ。透明感のある黄緑色の葉が美しい。変種が多く、様々な姿形がみられる。2014年11月購入。
ツルギダ:ツルボラン科ハオルチア属。春秋型種。葉は尖ったような形状で、半透明の「窓」を持つ。子吹きで たくさん殖える。変種も多い。2014年12月購入。
虹の玉:ベンケイソウ科セダム属。夏型種。セダム独特の、ぷっくり丸みを帯びた葉が可愛いらしい。寒さにあてると真っ赤に紅葉する。葉挿しで簡単に殖やせる。2014年10月購入。
銀箭(ギンセン):ベンケイソウ科クラッスラ属。夏型種。別名「銀揃(ギンゾロエ)」。産毛状に白い毛を生やす。比較的丈夫。2014年10月購入。
紅葉祭(モミジマツリ):ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。その名のとおり、秋には派手に紅葉する。火祭りと赤鬼城の交配種。栽培方法も火祭りに準じる。2015年1月購入。
秋麗(シュウレイ):ベンケイソウ科グラプトペタルム属。春秋型種。紅葉する ぷっくりとした葉が魅力的。小さめに仕立てたほうが、本種の可愛らしさが引き立つという。朧月と乙女心の交配(交雑)種らしい。日光にも湿気にも強い。2015年1月購入。
月美人:ベンケイソウ科パキフィツム属。春秋型種。多肉植物らしい分厚い葉が特徴。薄く粉を吹き、ほんのり桃や赤紫に色づく。暑さに強く、できるだけ日に当てたい。冬は室内栽培が基本。春には花を咲かせる。類似の品種に「星美人」などがある。2015年2月購入。
月兎耳(ツキトジ):ベンケイソウ科カランコエ属。夏型種(春秋型?)。葉が兎の耳を思わせる。葉と茎に繊細な毛を生やす。「福兎耳」や「黒兎耳」など、色違いのバリエーションもある。2014年11月購入。
子宝草:ベンケイソウ科カランコエ属。春秋型種。葉の裏側外周に、大量の子株を付ける。そのため繁殖力が高い。活力が奪われるため、不要な子株は随時取り除くとよい。多肉植物としては扱わず、水やりは土が乾けばすぐに与える。葉に水をかけないよう注意。2015年2月購入。
初夏を迎え、順調に成長中。
特に春秋型種。
冬型種のアエオニウム属などは、あまり成長していない。
夏型種の月兎耳も、だんだん伸びなくなってきた。
あくまでも、この生育期は目安でしかない。
あまり知識に囚われず、よく観察して世話をしたい。
だがそれには、全15品種は多すぎる。
いちいちみていられない。
いま思えば、学校の先生は大変だったのだな。
当時は1クラスに、40人以上の生徒がいたので。
少人数化した現在でも、普通30人はいるというし。
ああ、学校の先生は素晴らしい。
さすが先生だ。
ハーフニートの私とは違う。
余談だが、なぜか私は、高校時代のクラスメイトの多くに「学校の先生になった」と思われている。
誰だそんな噂流したのは。
私が人を教え導くとか有り得ない。
まぁハーフニートなのが ばれるよりマシか。
ホント余談もいいところだな。
6月10日
9日後。
瀬戸物鉢の子宝草は……
日当たりいい玄関フード内で成長中。
順調に大きくなっている。
だが数が多すぎるので、今後の処遇に悩む。
6月12日
2日後。
近所のホームセンターにて、新入荷した苗を3品種購入。
まずはベンケイソウ科アエオニウム属「愛染錦(アイゼンニシキ)」。
黒法師やカシミアバイオレットと同じ、アエオニウム属の冬型種だ。
脇芽を伸ばすのが特徴的。
葉には美しい「斑(ふ)」がはいる(この個体は目立たないが)。
ベンケイソウ科クラッスラ属「舞乙女」。
イモムシを思わせる……
不思議な姿形が魅力的。
並んで傾く様が、なにか意思のようなものを感じさせる。
ベンケイソウ科クラッスラ属「十字星」。
舞乙女と同じクラッスラ属の春秋型で……
上へ上へと伸びるタイプ。
この葉の付きかたが「十字星」の名の由来らしい。
愛染錦・舞乙女・十字星を追加購入
近所のホームセンターにて、新入荷した苗を3品種購入。
愛染錦(アイゼンニシキ):ベンケイソウ科アエオニウム属。冬型種(春秋型とも)。斑入り種で個体により様々な模様をみせる。アエオニウム属としては小型で、耐暑性・耐寒性が低く、やや栽培が難しい。
店頭で、ひと目見て気に入った。
そもそも私は、アエオニウム属が好みらしい。
舞乙女:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。イモムシを思わせる不思議な姿形が魅力的。並んで傾く様はチンアナゴを思わせる。暑さは苦手だが寒さには強めか。生育期には水を多めに与える。
縦に伸びる個性的な姿形。
「並んで傾く様はチンアナゴを思わせる」は、あくまでも私の感想。
十字星:ベンケイソウ科クラッスラ属。春秋型種。十字に付く葉が縦に連なる。舞乙女同様、上へ上へと伸びてゆく。耐寒耐暑性についての見解は一致しないが、栽培は難しくない模様。枝分かれし辛いので切り戻して殖やす。
やはり個性的な姿形。
「新世紀エヴァンゲリオン」の使徒っぽい。
これでついに、全18品種にもなった。
もう把握しきれない。
栽培記も長くなりすぎる。
どうしよう。
なのにまた、面白い品種があれば買ってしまいそうだ。
まるで買い物中毒だな。
気づけば私も、立派な多肉中毒になっていた……。
6月20日
8日後。
ミニプランターは……
溢れんばかり。
黒法師は……
下の葉が抜け、他は変化なし。
巻絹も……
相変わらず。
火祭りは……
また急伸。
他の品種を圧倒するほど……
巨大に育った。
樹氷も……
2株ともに……
巨大化中。
いくつか葉が抜けた。
機会をみて、テキトーに葉挿ししたい。
この巻絹の余りは以降、観察対象外としたい。
1月下旬に追加購入した黒法師も……
やはり下の葉が落ち、他は変化なし。
カシミアバイオレットも……
アエオニウム属で冬型種のため、徐々に縮んでいる。
新規購入した愛染錦は……
僅かに育った。
葉が斑入りで……
淡い黄緑色。
なかなか魅力的な品種だと思う。
寿は……
さらに花茎を伸ばした。
測ったら、長さ57cmにもなっていた。
シンビフォルミスは……
順調に成長中。
室内栽培でもあり、種はできていなそうだ。
子株は……
複数伸びている。
ツルギダは……
なかなか回復してくれない。
また緑色が褪めてきた。
虹の玉と銀箭は……
いまが育ち盛り。
どちらも……
どんどん伸びてくる。
紅葉祭りは……
更に ごちゃごちゃ。
よくみると、葉に毛穴のような痕がある。
葉挿しは、ほぼ変化なし。
新規購入の舞乙女は……
変化はないが元気そう。
同じく新規購入の十字星も……
変わらず元気そう。
秋麗は……
じわじわ成長中。
根? ランナー? 謎。
月美人も……
じわじわ伸びている。
得も言われぬ色気が漂う。
月兎耳は……
ほとんど成長していない。
夏型種だというが、我が家では春秋型に近い。
子宝草は、自立できないほど伸びた。
いくら取り除いても、続々子株が吹いてくる。
子株を撒いた瀬戸物の鉢は……
どんどん育ち、子宝草らしい姿形になってきた。
ちなみに3日前、すべての品種に約20日ぶりで、水やりを実施した(アエオニウム属は少なめに)。
6月22日
2日後。
寿が……
花期真っ盛り。
気づけば……
複数開花していた。
目立たない花なので……
2日前には気づかなかった。
この小さく深い形状で、ちゃんと受粉できるのだろうから凄い。
いよいよカオスへ
初夏を迎え、春秋型種を中心に、たいへんよく育った。
この6月のトピックは、なんといっても、新たに3品種を購入したこと。
その愛染錦・舞乙女・十字星のどれも、ひとまずは元気そう。
だがこれで、合計18品種も栽培することになった。
いよいよカオスだ。
なにがなにやらだ。
他にも、花に野菜にハーブに食虫植物にと、数多く栽培しているし。
なので栽培記だけでも、少し整理しておきたい。
具体的には、アエオニウム属を独立させる。
アエオニウム属を単独で1ページ・それ以外の品種を1ページに まとめ、多肉植物2ページ体制で紹介してゆきたい。
あと、ミニプランターに移植しきれなかった巻絹の余りは、観察対象外としたい。
ミニプランターの巻絹で十分なので。
焼け石に水だろうが。
それでは、多肉植物のテキトー栽培記は「その9(2015年7月)」へと続きます。
2ページ体制となり、多少は観やすくなると思います。
なので皆様、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
どのみち冗長ではあるが。
できれば1ページで、写真は100枚以内に抑えたい。
それでも多すぎだが。
そもそも内輪話だが。
ではでは、プチリニューアルを果たした次回をお楽しみに!
2ページ体制となり、よりカオスになってたりして……。