TURTLE MOON の Web雑記
夏の思い出づくり! ひまわりの観察日記2011 その6(11月):2011年11月26日
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■ 11月1日「6ヶ月目」
ついに11月……。
最後に残った、2本の ひまわり。
鳥避けの保護ネットが窮屈そうだ。
荒涼たる眺め、極まる。
父の茄子も、実を結ばなくなった。
【観察日記 引き延ばし工作】
・いよいよ種蒔き後 半年に達する。
・タイトルには「夏の思い出づくり」とあるが、もうすっかり冬だ。
・放置され、枯れさらばえた ひまわりが、少し可哀想に思えてくる。
・いつまでも死体を晒されているようなものだ。
・さっさと抜いてもよかったが、この11月のネタづくりのために、まだ頑張ってもらう必要があったのだ。
・とても酷いことをしているのかもしれないが、そんなことはないと思い込む。
■ 11月10日「主役交代」
もはや、完全に枯れている。
薄汚いドライフラワーのようだ。
雑草も、色を失いかけている。
冬枯れした、父の茄子。
しかし。
ここにきて「秋桜」が満開に……。
もう枯れるかと思っていたら、まさかのプチ狂い咲き。
冬を迎えた我が家の庭に、最後の彩りを添えてくれた。
【締めくくりを飾る秋桜】
・予期せず、淡紅色に染まる秋桜の写真を並べることができた。
・この記事の陰気さを、多少とも和らげてくれた格好だ。
・きっと秋桜が、私に気を遣ってくれたのだろう。
・もう枯れるであろう頃合いに、最後の力を振り絞り、たくさんの花を開いてくれた。
・まったく世話をしてないのに、なんという優しさか。
・こんな妄想でもしないと、他に記すことがないのであった。
■ 11月17日「積雪」
ついに、雪が降り積もった。
ビュゥビュゥと、冷たい風雪が吹き付けた。
今年の初雪は14日の夜。
これは、観測史上3番目の遅さとのこと。
そのぶん、寒さが一気に訪れた。
雪のなか、凍えるように立ち枯れる我が ひまわり。
棒で軽く支持しているとはいえ、こんな環境でまだ立っていられるとは。逞しい……。
しかしさすがに、もうこれ以上は みるに堪えない。
咲き誇った秋桜も、みごとにお辞儀してしまった。
さて、と……。
ついに、収穫。
今年の収穫は、この小さな ひまわり2輪だけ。
【冬を迎えてついに収穫】
・昨年よりも18日遅れの収穫であった。
・初雪が遅かったせいもあるが、それにしても遅い収穫だ。
・寒いなかでの収穫作業で、指先が酷く かじかんだ。
・今年は小ぶりな花ばかりだったので、収穫できるのはこの2輪くらいしかなかった。
・今後が不安になる衰えぶりだ。
■ そして……
種を外しやすくするため、数日乾燥させたのち、2輪の花を砕き……
これだけの種を収穫することができた。
左から2009年・2010年・2011年(今年)と、過去に我が家の庭から収穫した種と並べてみる。
上が、今年の種。
下が、2009年と2010年。
上から2009年・2010年・そして今年収穫の種。
年を追うごとに、種が小ぶりになっている。
2009年と今年。
これだけの差がついた。
2009年の種も、比較的小ぶりなほうなのだが……。
今年収穫できた、少量で小ぶりなこの種を、来年以降へと繋いでゆきたい。
【2011年の収穫状況】
・ご覧のように、年々種が小ぶりになってゆく。
・収穫量も、大幅に減っている。
・収穫も3回目となり、ひまわりの血が濃くなっているのが原因だろうか。
・植物の血という表現は妥当か?
・年を追うごとに劣化するところは、育て主と よく似ている。
・これも血筋か。
・そんな面妖な。
・収穫した種は、また数日 天日干ししたのち、冷暗所で保管する。
・これで、来年用の種は確保。
・ただ果たして、来年はあるのだろうか……。
【まとめ】
・2011年は、なんと半年にわたって「ひまわりの観察日記」をお届けした。
・11月中に全4ページを公開した昨年と違い、今年は6月から毎月1ページずつの公開であった。
・そのため、これまでにないロングラン記事となった。
・全6ページで総画像数324枚と、特集記事レベルの大ボリュームだ。
・ただ正直、そこまでするネタではなかったと思う。
・3年連続で ひまわりを育成しているので、私自身もうすっかり飽きているのだ。
・これでは、モチベーションの上げようがない。
・「土地が痩せている」「ひまわりの数が多すぎる」「世話をしていない」などの昨年の反省も、まったく生かされていない。
・それどころか、過去の経験が、やる気を削いでしまっているところが私らしい。
・雑草抜いたり肥料を与えたりと、親による育成への無断介入も続いた。
・年老いた親に頼らねば、満足に ひまわりも育てられないニート風味なアラフォーのおっさんです。
・そもそも私には、肥料などを買う経済的余裕がないのだ。
・加えて、昨年正せなかった昼夜逆転生活が、今年はむしろ悪化していた。
・そのため、季節が進み日が短くなるにつれ、薄暗い写真ばかりが並ぶ事態に。
・まったく、ひまわりなど育てている場合か。
・今年の観察日記には、私の人間性が まざまざと表れていた。
・この観察日記を、本当に小学生が参考にしてしまわないか心配だ。
・というか、私のような人間の存在を知らしめること自体に不安を覚える。
・世のためにはならずとも、せめて余計な迷惑はかけたくないと、常々思っているのだが。
・とりあえず、子どもらの夏休みの宿題用に、この記事からの転載もしくは丸パクりを許可しますのでご自由に。
・ただし、その結果いかなる損害を被ろうと、当方は一切関知いたしませんのでご承知おきください。
・我が両親も、このような態度で私を育てたらよかったのではないか。
・そしたら、私、野垂れ死に。
・プロの反面教師が、私にできる最後の役割かもしれない。
・この気づきが、今回一番の収穫である。
・ではまた来年?
- 2010年『夏休みの宿題!? ひまわりの観察日記』記事一覧
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- >■ 11月18日:Page2(7月・8月)
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- 『夏の思い出づくり! ひまわりの観察日記2011』記事一覧
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