4年目は青づくしがテーマ!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記2015(その1|5月〜6月)
北海道某所(札幌圏)からお届けする、「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」のテキトー栽培記。
2012年(総集編はこちら)・2013年(総集編はこちら)・2014年(総集編はこちら)と続け、今年で4年目の公開となる。
これまでの経験を生かし、よりよい栽培を目指したい。
見目麗しきヤグルマギクの花を、皆様と一緒に楽しめたら幸甚である。
2015年5月11日
今年蒔く種は、(株)アタリヤ農園の「矢車草 平山寒咲き」。
これが中身の種。
特徴的な姿形だ。
これを「60cmプランター」へ……
2列に「すじ蒔き」する。
覆土は 1cmほど。
この「ミニプランター」には……
昨年の栽培で「収穫した種(花色ミックス)」を、1列に すじ蒔き。
どちらのプランターでも、使い古しの用土を再利用する。
なので地力を回復するべく、ダイソーの「苦土石灰」と「古い土の再生材」を混ぜ込んでおいた。
こちらの「石の輪のゾーン」にも、2種類の種を蒔く。
昨年の栽培で「収穫した種(青い花のみ)」を、5列に すじ蒔き。
その片隅に昨年の余り、(株)アタリヤ農園「セントウレア」の種を蒔く。
6つの種を、1列に すじ蒔きした。
こちらも用土は使い古し。
新たに有機培養土(元肥なし)を追加し、苦土石灰を混ぜてある。
さぁ、4年目の栽培のスタートだ。
4年目の「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」栽培
今年で4年連続となるヤグルマギク栽培。
これまでの経験を生かし、よりよい栽培を目指したい。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
今年は4種類の種を蒔いてみる。
「60cmプランター」には、(株)アタリヤ農園の「矢車草 平山寒咲き」を蒔く。
1cmほどの覆土で、2列に すじ蒔きした。
(株)トーホクと(株)サカタのタネの種は、過去の栽培で蒔いている。
アタリヤ農園の種は、これが初めてとなる(セントウレアを除く)。
ちなみに、パッケージには「矢車草」とあるが、正しくは「矢車菊」だ。
本来「矢車草」といえば、葉が矢車の形をした山野草を指すはず。
しかし矢車菊も、よく矢車草と称され流通している。
当サイトへのアクセスワードにも、矢車草の文字が散見される。
特に年配の園芸ファンは、矢車菊を矢車草と呼ぶようだ。
「ミニプランター」には、昨年の栽培で「収穫した種(花色ミックス)」を蒔く。
こちらは、1列に すじ蒔き。
両プランターの用土は、数年前からの使い古し(ベースは市販の元肥入り培養土)。
地力の回復に、ダイソーの「苦土石灰」と「古い土の再生材」を混ぜておいた。
「石の輪のゾーン」には、地植えで2種類の種を蒔く。
スペースの大部分は、昨年の栽培で「収穫した種(青い花のみ)」を蒔く。
広いので、5列に すじ蒔き。
ここは開花したら、青い花のみが群生するはず。
これを今年のテーマにしていい。
私の1番好きな花が、青いヤグルマギクの花なのだ。
さらに「石の輪のゾーン」の片隅に、昨年使い切れず余っていた、(株)アタリヤ農園「セントウレア」の種を蒔く。
6つの種を、1列に すじ蒔きした。
こちらはヨーロッパからの輸入品で赤い花。
「セントーレア」は、ヨーロッパから輸入されたヤグルマギク(元々ヤグルマギクはヨーロッパ原産)で、普通の(日本で定着した)ヤグルマギクとは違い多年草である。
と理解している(テキトー)。
この「石の輪のゾーン」も使い古しの用土で、新たに有機培養土(元肥なし)を追加し、苦土石灰を混ぜてある。
以上、4種類。
記事が煩雑になるので、今年は時間差栽培をしない予定。
徒長するため、多肥にはならないようにした。
すべての覆土(蒔いた種を覆う土)は、1cmほど。
種蒔きから しばらくは、特に寒さに注意する。
昨年は早く蒔きすぎて失敗した。
今春は記録的なほど暖かく、すでに桜も散っている(ヤエザクラの時期)ので、蒔いても大丈夫だと判断した。
例年であれば、5月11日の種蒔きだと、札幌圏では早すぎると思う。
ちなみに暖地では、秋蒔きするのが一般的だ。
秋に種蒔きし、翌年の冬から春にかけて開花させるのだ。
ともあれ、無事に発芽しますように。
それでは、4年目のヤグルマギク栽培に、どうかお付き合いください。
これまでの経験を、皆様にご覧にいれますよ。
みていてください。
たった3年の経験でなにいってんの。
ただでさえテキトー栽培なのに。
なのでテキトーにご覧ください。
5月17日
6日後。
「60cmプランター」で……
発芽を開始。
「ミニプランター」でも……
同じく発芽。
近ごろは肌寒く、雨も続いてた。
なので心配だったが、例年どおりに無事発芽。
5月21日
4日後。
相変わらず天気が優れない。
「60cmプランター」では……
続々発芽。
少々混み合ってきた。
「ミニプランター」にも……
たくさんの芽。
「石の輪のゾーン」も……
昨日あたりから、ぼちぼち発芽を開始。
「石の輪のゾーン」は日当たりが悪く、成長は遅れぎみ。
セントウレアも……
1つだけ発芽。
多年草のせいか、普通のヤグルマギクよりも、じっくり時間をかけて育つようだ。
5月26日
5日後。
「60cmプランター」では……
芽が育ってきた。
そろそろ間引いたほうがよさそうだ。
「ミニプランター」も……
たくさんの芽。
なので いくらか間引いた。
「石の輪のゾーン」も……
5列にわたり……
この状態。
これだけあると、間引くのも ひと苦労だ。
まだまだ多いので、今後も適宜 間引いてゆく。
6月1日
6日後。
栽培開始から22日目。
最近は初夏の暑さに。
「60cmプランター」は……
いっきに伸びた。
順次間引いている。
「ミニプランター」も……
順調に伸びている。
だが「60cmプランター」よりは、やや のんびり育つ。
新品の種ではないせいか。
いくらか間引いた。
ところで普通、間引かれるのは育ちが悪い苗だ。
だが、このような混合種の場合、花色などにより成長速度が異なる場合がある。
そのため、あえて育ちが悪い苗も、意図的に残している。
「石の輪のゾーン」は……
プランターよりは遅いが……
それなりに伸びてきた。
数が多いため、大量に間引く。
かなりもったいないが、やむを得ないだろう。
過去には可哀想だと、あちらこちらに移植して、後々収拾がつかなくなった。
セントウレアは……
6つ蒔いた種のうち……
やっと2つ目が発芽。
6月10日
9日後。
「60cmプランター」は……
よく繁った。
「ミニプランター」も……
順調そうだ。
「石の輪のゾーン」も……
伸びてきている。
セントウレアは……
まだこの状態。
こちらは3つ目の芽。
6月24日
2週間後。
天気は不安定だが……
この2週間で……
ここまで育った。
蕾も ちらほら。
「ミニプランター」にも……
蕾が1つ。
「石の輪のゾーン」では……
向かって右側のほうが、比較的 伸びている。
左側よりも多少、日当たりがいいので、その効果だろう。
まだまだ間引かねば。
セントウレアも……
徐々に伸びてきた。
成長が遅いのは、「石の輪のゾーン」内でも特に日当たりが悪いせいか。
結局6つ蒔いたうち、3つしか発芽しなかった。
6月28日
4日後。
先日、特集記事としてご紹介した「花フェスタ2015札幌」にて……
「セントーレア(ブルー)」を購入。
恐らく多年草のほうの「ヤグルマギク」だ。
花の青さが素晴らしい。
これまで育てた青い花は、若干赤味を帯びていて、紫に近い色合いだった。
しかしこの花は、明確な青。
これぞ、宝石サファイアの色で最上とされる「コーンフラワーブルー」だろう。
こちらは蕾。
ヤグルマギクではなくセントーレアと呼ばれる株は……
やはり姿形が微妙に異なる。
これからどう育つか楽しみだ。
6月29日
翌日。
さっそく植え替え。
多年草だからか、根の張り具合が凄い。
用土は、使い古しと元肥入り培養土のミックス。
プラ鉢のサイズは、株丈にくらべ小さめに。
多年草であれば、晩秋には室内に取り込み越冬させたい。
なので、あまり大型の鉢は避けたかったのだ。
「セントーレア(ブルー)」購入
種蒔き以降、ひとまず順調に成長中。
水は用土の表面が乾いたら適宜。
だが雨降りが多いため、今年は水やりの機会が少ない。
茎が伸びてきたので、そろそろ支柱でサポートしたい。
ヤグルマギク栽培では、この支柱でのサポートが重要だ。
「花フェスタ2015札幌」にて、「セントーレア(ブルー)」の苗を購入。
これまでは実生だったので、苗から育てるのは初めてだ。
ヤグルマギクではなく、セントーレアと称される場合は、多年草の株だと思われる。
葉の姿形が、微妙に異なるし。
素晴らしいのは、花色が明確な青である点だ。
普通のヤグルマギクの青い花だと、若干赤味を帯びていて、紫に近い色合いなのだ。
これぞ、宝石サファイアの色で最上とされる「コーンフラワーブルー」。
だと思う。
皆さん、手持ちのサファイヤで確認してください。
当然、我が家には御座いませんので(笑)。
よく育つよう、プラ鉢へと植え替え(移植)。
ポリポット内では、大量の根鉢が用土を包むように、がっちりと巻き付いていた。
軽く根鉢を崩してから、プラ鉢へ植え付けた。
根は多少、引き千切る必要があった。
通常、根鉢を崩す場合は、根を傷めないようにすべきだが。
多年草であれば、晩秋には室内に取り込み越冬させたい。
なのでプラ鉢は、5,6号サイズにしておいた。
大型だと置き場所に困るので。
しばらくは、好天であれば屋外、そうでなければ玄関フード内に置きたい。
たいへん美しい花なので、今後の成長が楽しみだ。
すでに4年目のヤグルマギク栽培だが、俄然やる気がでてきた。
実はマンネリを感じていたのだ。
それでは、2015年度版ヤグルマギクのテキトー栽培記は「その2(7月)」へと続きます。
いよいよ開花の時季です。
美しい花々を、皆さんにご覧にいれましょう。
楽しみですね!
なので次回も(以下略)
ちゃんと最後まで(以下略)