2年目は育てくらべ!「パクチー(コリアンダー)」テキトー栽培記2015(その1|6月)
北海道某所での「パクチー(コリアンダー)」栽培。
昨年に続き、2年目の栽培となる。
1年目の成功を踏まえ、余裕を持って育てられそうだ。
我がパクチーのテキトー栽培記に、ぜひお付き合いください。
2015年6月1日
今年蒔くのは、2種類の種。
まずは、昨年使い切れなかった「新品の種」。
有効期限切れだが、ちゃんと発芽するだろうか。
もうひとつは、昨年の栽培で「収穫した種」。
昨年「こぼれ種」が発芽したので、恐らく有効のはず。
どちらも元は、株式会社サカタのタネ「パクチー(コリアンダー)」。
1つの種からは、2本の芽が生えてくる。
なので、殻を2つに割ってから蒔くとよい。
これが割って殻を除いた種。
昨年は、ひと晩 水に浸したが、その必要はないと判断した。
「新品の種」と「収穫した種」を、プランターの左右に分け、それぞれ2列に「すじ蒔き」。
用土は、市販の元肥入り培養土の「使い古し」。
酸性土は不適なので、苦土石灰を多めに混ぜてある(重要)。
水はけ確保のために、パーライトと鹿沼土も混ぜてみた。
さぁ、2年目のパクチー栽培の始まりだ。
2年目の「パクチー(コリアンダー)」栽培
北海道某所での「パクチー(コリアンダー)」栽培。
独特の香気が癖になる、エスニック料理でお馴染みのハーブだ。
昨年に続き、2年目の栽培なので、特に不安はない。
今年蒔くのは、2種類の種。
どちらも元は、株式会社サカタのタネ「パクチー(コリアンダー)」。
まずは、昨年使い切れなかった「新品の種」。
有効期限切れだが、ちゃんと発芽するだろうか。
もうひとつは、昨年の栽培で「収穫した種」。
昨年「こぼれ種」が発芽したので、恐らく有効のはず。
2種類の成育状況を比較し、累代栽培の可否についてを確かめたい。
あまり意味はないが。
まぁひとつくらいテーマがないとね。
この種を、プランターの左右に分けて蒔く。
それぞれ横2列に「すじ蒔き」した。
用土は、市販の元肥入り培養土の「使い古し」。
多肥は避けるべきなので。
極端な酸性土も避けたいので、苦土石灰を多めに混ぜてある(重要)。
水はけ確保のために、パーライトと鹿沼土も混ぜてみた。
覆土は5〜10mm程度。
パクチーは、1つの種から、2本の芽が生えてくる。
なので、殻を2つに割ってから蒔くと無駄がない。
写真のように、ヤスリで削り割るのが おすすめ。
ヤスリに種を、親指で押し付けながら転がすと、簡単に2つに割れる。
今回は、種が余り気味なので、大部分は割らずに蒔いた。
いちいち割るの面倒だし。
ただし割らないと、隣接して発芽するので、片方は抜く必要がある。
発芽適温は高め。
なので6月になるまで待った。
昨年は、ひと晩 水に浸したが、その必要はないと判断した。
こぼれ種が勝手に生えたので。
ポリポットなどで育苗する必要もない。
植え替え(移植)すると弱るので。
栽培が難しいとの話も聞くが、そんなことはないと思う。
極端な酸性土を避け、小まめな水やりを心掛けたら、あとはテキトーに育つだろう。
それでは、2年目となる「パクチー(コリアンダー)」のテキトー栽培記に、どうぞお付き合いください。
1年目の成功を踏まえ、余裕を持って育てられそうだ。
ただひとつ、大きな問題がある。
それは「私がパクチーを喰えない」ことだ。
まぁ喰えないことはないが、どうしても美味しいとは思えない。
あの癖のある香気が、私には臭気に感じられる。
いい調理法も知らないし。
ならなぜ今年も育てるのか。
それは「栽培記のアクセスが多かった」からに他ならない。
パクチーは、カルトな人気を誇るハーブだし。
なんというか、他のハーブにも増して「リア充感」があると思う。
ちぇっ。
なので今年の栽培は「生やしっぱなし」になりそうだ。
もったいないので、ぜひ北海道の我が家まで、食べに来てください。
本当に来たら引きますが。
6月12日
11日後。
いよいよ発芽。
時間はかかったが、昨年も同じくらいの日を要している。
ただし生えたのは……
プランター左「新品の種」ばかり。
プランター右「収穫した種」は……
この1苗のみ。
気づけば「ヤグルマギク」のミニプランターで、昨年の こぼれ種が育っていた(基本観察対象外)。
パクチー栽培のコツや情報まとめ
ある程度、暖かくなってから蒔く。
ヤエザクラが散ったころとか。
用土は、水はけのいいものが おすすめ。
多肥にならないよう注意する。
極端な酸性土を避ける。
種蒔きの1,2週間前までに、苦土石灰を施しておくとよい(重要)。
面倒でなければ、種は2つに割ってから蒔く。
ヤスリに種を、親指で押し付けながら転がすと、簡単に2つに割れる。
植え替え(移植)すると枯れるので、直播きを基本にする(昨年たくさん枯らした)。
覆土は5〜10mmほど。
好光性種子のため、用土に埋めるというよりは、薄く覆う感じ。
過密にしたら貧弱に育つので、ある程度の株間は必要。
日当たりを好むが、真夏の直射日光に長時間曝すと、葉焼けするので注意。
イメージほど暑さには強くない。
特に幼苗が暑さに弱い。
水やりは、土の表面が乾いたら たっぷり。
葉水も適宜。
真夏には、水を多めに与えるとよい。
蒸れない範囲で、常に湿らせ気味にしたほうがいいかも。
じゃないとすぐに萎れるので。
基本的には、乾かしすぎも湿らしすぎもよくないようだ。
草丈が伸びたら、支柱などでサポートしておく。
害虫が集ったら、早めに市販の薬品を撒く。
葉の収穫は根に近いほうから。
葉の収穫が目的なら、花芽を早めに摘みとるとよい。
やはり若い葉が美味。
時間差栽培し、常に若い株を収穫してもよい。
芽吹いてから枯れるまでのサイクルが短いし。
花と種の、複散形の花序(分枝様式)がユニーク。
種はスパイスの「コリアンダー」として利用できる。
収穫後は湿らせたキッチンペーパーで拭き、しらばく天日干ししてから、利用時に すり鉢で摺りおろす。
好き嫌いはあるが、いろいろ利用価値のあるハーブだ。
以上、昨年の経験とネット検索で得た情報でした。
6月15日
3日後。
よい天気が続かない。
それでも……
プランター左「新品の種」は……
続々と芽吹く。
かなり密集して生えた。
大部分の種は、2つに割らなかったので、そのせいもありそうだ。
プランター右「収穫した種」も……
やっと発芽を開始。
昨日暖かかったせいか、いっきに芽吹いた。
だが発芽率は低そうだ。
「新品の種」よりも、かなりたくさん蒔いたのに。
累代栽培すると、質が大きく落ちるのだろうか。
6月24日
9日後。
いまいち好天が続かない。
そんななか……
パクチーたちは急成長。
プランター左「新品の種」は……
ここまで育った。
そろそろ食べごろか。
種の殻が、飾りのように付いていて可愛い。
プランター右「収穫した種」も……
やっと本葉が伸び始めた。
だがやはり「新品の種」よりも遅れぎみ。
ぽっかりと、なにも生えてこないスペースができた。
間引きがてら、収穫を開始。
生で食べたら、やはり風味に癖がある。
2年目も、この味は好きになれそうもない。
栽培1ヶ月目を振り返って
この6月は、思ったよりも育たなかった。
肌寒い日が続いたせいか。
ちなみに、6月中の道内の平均降水量は、平年より4割も多かった。
日照時間は2割少なかった。
なら育たなくても しょうがない。
多雨のせいで、水やりは楽だったが。
やはり「新品の種」のほうが、「収穫した種」よりも、発芽率・成長具合ともによい。
後者のほうが、種は若いのだが。
なので累代栽培するよりも、新たに種を購入したほうがいい。
安いし。
それでは、2015年度版パクチーのテキトー栽培記は「その2(7月)」へと続きます。
やはり収穫しても、あまり食べられそうもない。
あの臭気がどうも苦手で。
昨年の総集編で、“では美味しく食べることも、2年目の課題といたしましょう!”と記したが、それは達成できそうにない。
なにか有効利用できないだろうか。
スパイスのコリアンダーとしても収穫したが、ほとんど消費していない。
まぁいい。
皆様に、栽培ノウハウさえ伝えられたら。
では皆様は、私になにをしてくれるのですか?
読者様に見返りを求めるサイトも珍しい。