実らぬまま秋へ!「ヘチマ(糸瓜)」テキトー栽培記(その3|8月)
その1(5月〜6月)・その2(7月)に続いて、「ヘチマ(糸瓜)」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年8月1日
栽培4ヶ月目。
60cmプランターで……
3株のヘチマを栽培中。
葉を広げ……
茎もニョロニョロ伸ばした。
蕾を付け……
花も咲いてはパタパタ落ちる。
真夏を迎え、やっと勢いづいてきた。
こちらはラティスフェンス前のアサガオのプランター。
ここには育苗用ポリポットから、60cmプランターへ定植しきれなかった、4株を植え付けてある。
ほぼ放置状態だが、のんびりと成長中。
4ヶ月目の「ヘチマ(糸瓜)」栽培
私、初挑戦の「ヘチマ(糸瓜)」栽培。
育ちが遅いように思えたが、真夏を迎え ようやく伸びだした。
以下、現状まとめ。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
60cmプランターで、3株のヘチマを栽培中。
まずポリポットで育苗し、大きく育った3株を選んで、プランターの左から順に植え付けた。
引き続き左の株が、もっとも大きい。
中央の株は、背が低い。
右の株のみ、脇芽を伸ばすための「摘心(頂芽を切り取ること)」をしていない。
3株とも、ぼちぼち誘引しているが、もうすぐ頂上に届きそうだ。
加えてラティスフェンス前のプランターに、アサガオやフウセンカズラとの寄せ植えで、4株を栽培中。
なので相当な過密状態。
この4株は、60cmプランターへ定植しきれなかった、余った株。
これまでは、基本観察対象外としてきたが、後々よく育つので対象に加えたい。
数日後、60cmプランターとラティスフェンス前の両方に、液体肥料を追肥した。
まとめは以上。
真夏になり、やっと勢いがでてきた。
葉も花も大きい。
茎や蔓も よく伸びる。
だが、肝心の実がない。
我が北海道では、お盆を過ぎると秋風が吹き始める。
あと半月ほどで、収穫への目処が立つのだろうか。
間に合わない気がする。
初栽培のため、どうにもペースが掴めない。
まぁいい。
初体験とはそういうものだ。
そういえば私の初体験は、パンツを下ろす前に終わってしまった。
つまり初体験できなかったと。
大失敗だったと。
赤っ恥かいたと。
弁明すると……
なんの話だ。
8月12日
11日後。
暑さのなか……
大量の蔓を絡ませた。
茎も伸び、ついに蔓用ネットを超えた。
どうやら誘引開始が遅すぎたようだ。
やむを得ず、1本だけ「心止め(摘心と同じ意味だが ここでは成長を止める目的)」しておく。
ラティスフェンス前は……
やっとフェンスに絡み始めた。
だが、これが伸びきったころには、もう寒くなっていそうだ。
誘引遅れ
お盆を控え急成長。
60cmプランターでは、蔓用ネットを超え始めた。
振り返れば、誘引するのが遅すぎた。
当初は成長が遅かったので、のんびり構えたのが失敗だった。
暑くなって急成長し、やおら誘引を開始したが、時機を逸していた。
なので下はスカスカで、上はゴチャゴチャ。
やむを得ず伸びた先端を、1本だけ「心止め」してみた。
「心止め」と「摘心」は同じ意味らしいが、ここでは脇芽を伸ばすためではなく、成長を止める目的。
もう伸びなくてもいいので、早いとこ実が生って欲しい。
秋間近なので。
現状では、とても収穫なんてできそうにない。
ラティスフェンス前は なおのこと。
もっと夏が続くよう、お天道様にお祈りしよう。
祈祷師でも呼ぼうか。
私はなぜか、祈祷師という言葉や存在に、漫画チックなものを感じてしまう。
「はんにゃらほんにゃらqswでfrgtひゅじk」みたいなノリを。
漫画やアニメの見過ぎだな。
根がオタクなので改められないが。
またなんの話だ。
8月14日
2日後。
勢いを増す60cmプランター。
花も次々……
咲かせている。
よくみると……
たくさんのアリが集っていた。
独特のアーモンドのような臭いに、引き寄せられるのだろうか。
開きそうな蕾もあり……
ここいらが花期の盛りか。
成長を促すべく、化成肥料と有機石灰を与えておいた。
8月17日
3日後。
これだけ咲いていても、いまだ実らしきものが見当たらない。
8月22日
5日後。
すっかり過ごしやすくなった。
引き続き葉は繁り……
蔓用ネットを はみ出す勢い。
茎も伸び……
誘引してもしきれないので……
もったいないが心止めしている。
そうしないと、前方に垂れ下がってしまう。
蔓の「絡まり欲」には目を見張る。
過去に栽培した、同じ蔓性の「フウセンカズラ」や「ゴーヤ」より、執拗に絡まろうとする。
下側は……
葉が少なくてスッカスカ。
誘引作業が遅れた証拠だ。
ラティスフェンス前は……
着実に伸びている。
アサガオやフウセンカズラを覆い隠した。
まだまだ伸びそうだが……
花期がこれからなのは不安。
8月24日
2日後。
60cmプランターで……
2輪が……
重なるようにして咲いた。
もう今シーズンは、この大きな花を楽しむだけだと、割り切ったほうがいいかもしれない。
8月26日
2日後。
引き続き60cmプランターが……
花盛り。
そしてついに、実となる雌花を発見。
もうすぐ9月だが、なんとか収穫に漕ぎ着けたい。
やっと実が
8月も終わりに差しかかり、やっと1つの実を発見。
というか、実を結ぶ雌花を発見した。
もう秋なのに、ちゃんと収穫できるだろうか。
摘心や摘蕾をして、この実に養分を集中させるべきかもしれない。
いくつかの葉に、若干の虫喰い痕がみられる。
だがさほど食害はないようだ。
引き続き、アリには やたらと集られている。
株に勢いがあるせいか、例のアーモンドのような臭いが凄い。
アリたちも、この臭いに誘われているのだろう。
だが徒労ではなかったのか。
花が咲いていれば花粉を採れるが、花期以前から集っていた。
咲いていなくても、なにかがアリに有益なのか。
アブラムシなどは集らないのに。
謎。
なんにせよ、まだ暖かさが残るうちに、なんとかして育て上げたい。
特に対策はないが。
摘心・摘蕾と追肥くらいか。
気象に対し、なんと私は無力なことか。
それでは、ヘチマのテキトー栽培記は「その4(9月)」へと続きます。
本格的な秋到来。
降雪までには、なんとかして収穫に漕ぎ着けたい。
1本でもいいので。
食用にタワシにヘチマ水に……と考えていたころが懐かしい。
目標の下方修正である。
思えば我が人生も、下方修正の連続だった。
ここから延々、具体例を挙げていったが、20行 費やしても終わらないので削除。
そんな私に呆れつつまた次回。