秋の盛りに花盛り! ついに結実!「ヘチマ(糸瓜)」テキトー栽培記(その4|9月)
その1(5月〜6月)・その2(7月)・その3(8月)に続いて、「ヘチマ(糸瓜)」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年9月1日
栽培5ヶ月目。
60cmプランターで、3株のヘチマを栽培中。
もう秋だが……
引き続き花期。
実らしきものは、これひとつだけ。
だがやっと……
雌花の蕾が増えてきた。
茎は伸び続けている。
すでにネットの頂上を越え、誘引しきれなくなった。
やむを得ず心止め。
暖かさが残るうちに、なんとかして いまある雌花を、収穫まで育て上げたい。
こちらはラティスフェンス前のアサガオのプランター。
ここには、60cmプランターへ定植しきれなかった、4株を植え付けてある。
ほぼ放置状態で、成長は遅かった。
だがここにきて伸びてきた。
いまや同居のアサガオやフウセンカズラを、覆い隠しそうな勢いだ。
5ヶ月目の「ヘチマ(糸瓜)」栽培
初挑戦となる「ヘチマ(糸瓜)」栽培。
すでに秋だが、まだ暖かさが残るうちに、なんとかして育て上げたい。
以下、現状まとめ。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
60cmプランターで、3株のヘチマを栽培中。
まずポリポットで育苗し、大きく育った3株を選んで、プランターの左から順に植え付けた。
その後、伸びた茎を誘引し続け、いまは入り組み3株の判別不能に。
花期が続くが、いまだ収穫はゼロ。
咲き終わった雌花が ひとつと、雌花の蕾は複数あるので、今後の成長に期待したい。
加えてラティスフェンス前のプランターに、アサガオやフウセンカズラとの寄せ植えで、4株を栽培中。
この4株は、60cmプランターへ定植しきれなかった、小さめの株。
過密栽培のなか着実に伸び、フェンスを支配する情勢に。
それでも、いまだ花期さえ迎えていない。
なので本日、2ヵ所ともに液肥を与えた。
まとめは以上。
我が北海道は、すでに秋たけなわ。
来月下旬には、初雪が降ってもおかしくない。
あと2ヶ月弱で、ちゃんと収穫まで漕ぎ着けられるだろうか。
正直無理そう。
食用にタワシにヘチマ水に……と考えていたころが懐かしい。
初栽培のため、どうにもペースが掴めない。
園芸は、早め早めの計画実行が重要なのだな。
人生と同じだな。
子どものうちから将来を決め、具体的な努力を重ねよと。
定年後のライフプランも、若いうちから築いておけと。
でもなんか嫌だな。
世知辛くていかん。
先のことなんか考えても、不安が つのるばかりだろう。
なので私は、その場のノリで生きてきた。
そうしてハーフニートの負け組になった。
また嫌な自分語りを。
9月5日
4日後。
よく日が当たるよう、邪魔な葉を避けていたら……
育っていた実が もげてしまった。
まるで刃物を使ったかのような切り口。
せっかくの実が残念だ。
残る希望は……
雌花の蕾。
いくつかあるが……
ちゃんと育つだろうか。
雄花の蕾は……
小まめに摘蕾している。
養分を少しでも、雌花に集中させたいので。
9月10日
5日後。
花が いくつも咲いていた。
秋の盛りに花盛り。
ラティスフェンス前では……
ついに初開花。
美しいレモン色。
しかも、なんと雌花だ。
さっそく60cmプランターから……
雄花を摘んできて……
人工授粉。
よくみると、蘂(しべ)の形が違っている。
9月12日
2日後。
60cmプランターは……
日々いくつもの花が咲く。
上のほうの花は……
背が低い私には撮影しづらい。
大きな花だが……
朝咲いて すぐ萎む。
アーモンドに似た臭いのせいか……
相変わらずアリが集る。
もっと雌花が咲かないと……
実にならないのだが。
あと3日後に、化成肥料を追肥。
9月21日
9日後。
60cmプランターでは……
1輪だけ咲いていた。
やはり咲くのは多くが雄花。
ラティスフェンス前は……
かなり茂ってきた。
花もいくつか……
咲いている。
フェンスの裏側には……
雌花が咲いていたので……
また60cmプランターから雄花を摘み人工授粉。
気づけば、なんと実が育ってきていた。
10日に人工授粉した花が、見事に結実したようだ。
いつの間にかラティスフェンス前が、メインの60cmプランターを追い抜いた格好だ。
9月23日
2日後。
60cmプランターで……
6輪の花が咲いていた。
この60cmプランターは、10月も近いのに、いまだ実が育たない。
雌花が開花しても、すぐに萎えてしまう。
9月26日
3日後。
ラティスフェンス前では……
葉の虫喰い痕から……
フウセンカズラの花が顔をだしていた。
ただ、それだけ。
秋深まるなか花期の盛りに
我が北海道では、そろそろ晩秋を迎える。
しかしながら、ほとんど実が育っていない。
1本、細い実があるだけ。
しかもラティスフェンス前。
以前は観察対象外だったのに。
メインである60cmプランターは、どうなっているのだろう。
雌花の蕾は複数あるが。
花が咲いてもすぐ落ちて、実が育ってこないのだ。
受粉していないからか。
ラティスフェンス前の育った1本は、10日に人工授粉したものだ。
ちゃんと受粉しなければ、結実しないのかもしれない。
今後 雌花をみかけたら、必ず人工授粉をしよう。
いつも雄花は咲いているし。
ただどちらにしろ、時間が足りない。
あと ひと月もしたら、初雪が降ってもおかしくない。
なのでもう、人工授粉したところで、収穫までは育たないだろう。
せいぜい いまある1本か。
食用にタワシにヘチマ水に……と考えていたころが懐かしい。
どうしてこうなった。
育苗の開始や定植が、遅かったのかもしれない。
多雨な気候もよくなかった。
そもそも北海道でのヘチマ栽培は、難度が高いのかもしれない。
周囲で育てているのをみないし。
それでは、ヘチマのテキトー栽培記は「その5(10月〜11月)」へと続きます。
ひとまず次回で終わる予定です。
その残念な結果を、ぜひご確認ください。
残念とかいっちゃっていいのか。
一縷の希望を胸に、晩秋の栽培記をご覧あれ……。