採種して栽培終了!「バジル(バジリコ・メボウキ)」テキトー栽培記(その4|9月〜11月)
その1(6月)・その2(7月)・その3(8月)に続いて、「バジル(バジリコ・メボウキ)」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年9月1日
栽培4ヶ月目。
秋栽培に突入。
60cmプランターにて……
100円ショップ「ダイソー」の種を蒔き栽培中。
先月から……
花序が伸びて……
花期開始。
白い花が……
いまもポツポツ咲いている。
狭いプランターに、大量に茂った。
水やりするたび、バジルの爽やかな香りが漂ってくる。
摘心した株が、葉を増やしている。
下側の葉は萎れてきた。
「石の輪のゾーン」では……
茎挿しした3株と……
植え替えしてきた10株が、遅れながらも元気に成長中。
さらなる成長を促すべく、全体に液肥を与えた。
秋を迎えた「バジル(バジリコ・メボウキ)」栽培
初挑戦の「バジル(バジリコ・メボウキ)」栽培。
この9月で、栽培4ヶ月目。
以下、現状まとめ。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
種は100円ショップ「ダイソー」で購入。
60cmプランター内に、前後2列に「すじ蒔き」した。
当初は伸び悩んだが、暖かくなり大量に茂った。
8月からは、花序を伸ばして花期に突入。
8月2日には、トマトのコンパニオンプランツとしてプランターから10株を、「石の輪のゾーン」へと植え替え(移植)。
8月7日には、プランターから3株分の挿し穂を、「石の輪のゾーン」へ「挿し木(挿し芽)」として植えた(これを茎挿しと呼称)。
計13株が、プランターに遅れつつも、元気に成長中。
まとめは以上。
我が北海道は、秋真っ盛り。
残るイベントは、種の収穫(採種)くらいか。
今シーズン(2015年)は、とても栽培品種が多い。
そのため、この栽培記の公開が、2016年に ずれ込んでしまった。
早めに終わらせねば。
なので ここでは、終了までの3ヶ月分(9月〜11月)を、いっきにご覧いただこう。
相変わらず計画性がない。
でも行き当たりばったりではない。
いろいろ考えてはいるが、計画が破綻するのだ。
かえって駄目だな。
そんな私でも、バジルは簡単に栽培できました。
お洒落なハーブを「テキトー」に栽培したいかたは、ぜひバジルを育ててみてください。
9月2日
翌日。
正午前から暴風雨。
今日は萎れてきた、下側の葉を中心に収穫。
それをトマトと一緒に……
軽く炒めて……
「バジル&トマトパスタ」にした。
いつもどおり、なかなか美味い。
だが少し、バジルを炒めすぎてしまった。
美しい緑が色落ちし、風味も損なわれた(そのぶん癖が減り食べやすくはなった)。
9月16日
14日後。
今日は豚焼き肉の仕上げに混ぜた。
火を通すことで、古い葉でも問題なく喰える。
薬味としてパクチーの「生の実」も混ぜてみた。
両者ほどよい存在感で、爽やかさを演出。
9月20日
4日後。
今日も加熱調理。
生食すると硬く、苦味を感じるようになった。
攻撃的な清涼感といった感じ。
やはり生食なら、栽培当初の若い葉だ。
9月22日
2日後。
秋深まる。
そんななか、まだまだ元気。
そろそろ花期は……
終盤らしい。
種が徐々に……
実ってきている。
しばらくは成熟待ちか。
下側の葉は、ほとんど収穫し尽くした。
たくさん茂ったせいで、プランターが前に倒れてしまう。
なので石を挟み、軽く後へ傾けている。
「石の輪のゾーン」の……
植え替えしてきた10株は……
まだまだ成長途中。
この様子だと、花期は当分 先だろう。
もう寒いが大丈夫か。
茎挿しした3株は……
活着して元気。
やや背も伸びたが、やはり成長は遅い。
10月3日
11日後。
栽培5ヶ月目。
数日嵐が続いたが、やっと落ち着いた。
もう10月だが、まだまだ元気。
すでに葉よりも……
種の時期。
成熟し、黒くなった種も ちらほら。
ぼちぼち収穫してゆきたい。
花期は ほぼ終わりのようだ。
秋以降、徐々に葉が色褪せている。
摘心した株は……
枝分かれし葉を増やす。
だが実施が遅かった。
もっと早くに摘心したら、ぐんと茂っただろう。
抜くと根が、みっしり張っているのがわかる。
今後も栽培終了に向け、少しずつ抜いてゆきたい。
「石の輪のゾーン」の……
植え替えしてきた10株が……
黒ずんできた。
折れた株もある。
先日の嵐の影響だろう。
もう食べられそうもないので、とりあえず2株 抜いた。
成長途中のわりには、意外と根が張っている。
なかなか強健な植物だ。
茎挿しした3株は……
成長が遅れたぶん若い。
だがもう寒い。
どこかで見切りをつけなくては。
10月10日
1週間後。
朝方の最低気温が、10℃を下回る日が増えてきた。
8日の台風23号(温帯低気圧)の影響で、一部の株が折れてしまった。
初雪までには、採種を終えたいところだ。
10月11日
翌日。
葉は そろそろ、最後の収穫か。
軽く炒めて……
焼き肉の付け合わせに。
園芸シーズンの終了を、しみじみと噛みしめる。
10月23日
12日後。
初雪の気配が。
残る葉が、いっそう色褪せた。
そろそろ種を……
収穫したい。
僅かだが、こちらが初収穫の種。
まだ未熟な種も多い。
食べられそうな葉も、いくらか残る。
遅く芽吹いた、比較的 若い株なら、食べても問題なさそうだ。
終了に向け抜こうとしても、根が張っていて抜けない。
生命力の強さを感じる。
「石の輪のゾーン」は……
以前の嵐で、すっかり弱った。
なのですべて抜き……
栽培終了とした。
ここの株は、トマトのコンパニオンプランツとして植えたのだが、バジルの観察対象としては蛇足だったかもしれない。
成長が遅れて、葉も種も収穫できなかった。
10月24日
翌日。
残った若い株から……
すべての葉を収穫。
抜こうとすると、やはり根が固く張っている。
引っ張ると、用土まるごと持ち上がる。
これが最後の葉の収穫。
少量なので湯通しし、うち数枚をガシガシ囓り、残りは捨てた。
11月2日
9日後。
栽培6ヶ月目。
初冬を控え、すでにご覧の有様。
花序も……
ほぼ枯れた。
本日 収穫の種。
採り難くて手間なので、これだけ。
恐らく来シーズンは、蒔かないだろうし。
多くの葉が落ちてしまった。
抜こうとすると、やはり根が固く張っている。
丈夫なのはいいが、終了時には やっかいだ。
11月22日
20日後。
もう すっかり……
枯れ果てた。
すべて抜きたいが、固くて抜けず放置状態。
根が張りすぎることが、バジル栽培で最大の問題かもしれない。
11月24日
2日後。
朝起きると、根雪の勢いで積もっていた。
これで終了。
お疲れ様でした。
種を収穫・初雪降って栽培終了
バジルたちは、10月いっぱいまで元気だった。
発芽適温は高めらしいが、育つと耐寒性があるようだ。
種が たくさん実ったが、成熟には時間がかかった。
予め摘蕾したほうがいいのかも。
熟した黒い種は、いろいろと利用価値があるという。
目にいれると、ゼリー状の物質が出てきて、ゴミを取り去るのだとか。
和名「メボウキ(目箒)」の由来は それから。
膨張を利用して、ダイエット補助食品としても用いられるらしい。
どちらも試すのは嫌だが。
それに採種が面倒だ。
外し難いので。
来シーズンは蒔かない予定だし。
つまり、ここに載せる目的での採種だった。
なので少量の収穫で済ませた。
やはり葉は、古くなると味が落ちる。
その場合、軽く加熱するといい。
ただ、あまり火を通しすぎないよう注意。
すぐ真っ黒になるので。
長期間 収穫するなら、時間差栽培をしながら、常に若い葉を摘むといい。
バジルの株は、固く根を張るようだ。
やたらと水を欲するせいか。
なので凄く抜きにくい。
生命力も強いのだろう。
茎挿しで殖やせるくらいだし。
用土が固くなると、引っ張っても抜けないので困る。
用土まるごと持ち上がる。
なので、栽培終了時の後片付けが骨だ。
私は放置してしまった。
来シーズンは、用土ごと捨てなければ、プランターが空かないだろう。
このように根が張りすぎることが、バジル栽培で最大の問題かもしれない。
つまり、栽培自体は難しくない。
水やりは骨だが。
だが水やりするたび、バジルの爽やかな香りが漂ってくるのは愉快だ 。
それでは、バジルのテキトー栽培記は「その5(総集編)」へと続きます。
次回は総集編です。
つまり、これだけ観ればOKなのだ。
ここまでご覧くださった皆様は、徒労だったかもしれない。
まぁこの「テキトー栽培記」は、情報よりも過程を楽しむ記事なのだ。
どうかご容赦を。
ぶっちゃけバジルなんて、テキトーでも育ちますので。
なら次回も観る必要がない。
いやそうでもない。
そうでもあろうがなかろうが、次回も必ずご覧あれ……。