真夏を乗り切り花と種!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記2015(その3|8月)
2012年(総集編はこちら)・2013年(総集編はこちら)・2014年(総集編はこちら)、そして2015年の その1(5月〜6月)・その2(7月)に続き、「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」のテキトー栽培記をお届けする。
2015年8月1日
栽培83日目。
「60cmプランター」では……
「アタリヤ農園の種」を蒔き栽培中。
すでに枯れ……
ほとんどが種。
プランターは この花で……
最後かもしれない。
「ミニプランター」では、昨年「収穫した種(花色ミックス)」を蒔き栽培中。
やはり種ばかり。
こちらは基本観察対象外の、間引き株を植え付けたプラ鉢。
移植して成長が遅れたようで、まだ花も ちらほら。
来年、青い花だけを群生させるため、青の株に目印を付けた。
種を採るとき選別するためだ。
だが、すでに花は枯れており、多くが判別不能だった。
「石の輪のゾーン」では……
昨年「収穫した種(青い花のみ)」を蒔き、地植え栽培中。
5列の株が……
みごとに群生。
ヤグルマギクの青い花は……
私が1番好きな花だ。
混じりで1株……
紫の花を咲かせる株も。
プランターより遅いが、徐々に種も目立ってきた。
「石の輪のゾーン」の片隅には、(株)アタリヤ農園「セントウレア」の種を蒔き、3株が育った。
そのうち左の株が……
ついに開花。
初めてみる変わった花だ。
中央と右の株は……
中央は蕾だが……
右は開花。
この左右の2輪が「セントウレア」の初開花となる。
こちらは「セントーレア(ブルー)」。
種から育てた「実生」ではなく、苗を購入して栽培中。
いまは花と……
蕾と……
種が混在中。
多年草らしいが、いつまで咲いてくれるだろうか。
4ヶ月目の「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」栽培
今年で4年連続となるヤグルマギク栽培。
8月を迎え、そろそろシーズン後半か。
以下、現状まとめ。
栽培地は北海道某所(札幌圏)。
「60cmプランター」では、(株)アタリヤ農園の「矢車草 平山寒咲き」を、2列に すじ蒔き。
アタリヤ農園の種は、これが初栽培となる(セントウレアを除く)。
「ミニプランター」では、昨年の栽培で「収穫した種(花色ミックス)」を、1列に すじ蒔き。
元は(株)トーホクと(株)サカタのタネ、の種。
両プランターとも、すでに ほとんどが枯れ、いまは種の収穫待ち。
地植えの「石の輪のゾーン」では、2種類の種を蒔いた。
スペースの大部分は、昨年の栽培で「収穫した種(青い花のみ)」。
広いので、5列に すじ蒔きしてある。
青い花が咲き乱れ、徐々に種も増えてきた。
「石の輪のゾーン」片隅には、(株)アタリヤ農園「セントウレア」を蒔いた。
こちらは赤い花を咲かせる、ヨーロッパから輸入された種だ。
昨年 余った6つの種を、1列に すじ蒔きし、うち3株分が芽吹いた。
そして昨日、やっと2輪が開花した。
ここまでの種蒔きは、すべて5月11日に実施。
「セントーレア(ブルー)」は、6月下旬に「花フェスタ2015札幌」にて購入。
つまりこれだけ「実生(みしょう。種から育てる、また育てた株)」ではない。
よく育つよう、プラ鉢へと植え替え(移植)済み。
現在は、蕾・花・種が混在中。
ヤグルマギクではなく、セントーレア(セントウレア)と称される場合は、多年草の株だと思われる。
葉の姿形も微妙に異なる。
セントーレアはヨーロッパから輸入されたヤグルマギク(元々ヤグルマギクはヨーロッパ原産)で、日本で定着したヤグルマギクは1年草である。
と理解している(テキトー)。
今後ヤグルマギクとセントーレアで、どんな違いが現れるか観察したい。
まとめは以上。
我が北海道では、お盆を過ぎると秋風が吹き始める。
そうなると、ヤグルマギク栽培も終盤だ。
春・秋が栽培適期だが、みごとに夏を乗り切った。
今夏は多雨ぎみなので、夏越しさせるのは楽だった。
毎年こうならいいのだが。
いやよくない。
「トマト」は不作だし。
いつの日か、天候に左右されない園芸ライフを送れないものか。
やはりビニールハウスか。
暖房も要るな。
LED照明も駆使して。
コストがかかるな。
なら無理だ。
どうせ死ぬまでハーフニートなので。
ハーフが消えている可能性も高い。
ヤグルマギクなんて育てている場合じゃないな。
いっそのことヤグルマギク農園でも開くか。
よし、それが将来の目標だ。
ザ・無謀。
8月4日
3日後。
今年一番の暑さ。
そんななか「セントウレア」の……
中央の株が開花。
また変わった花で嬉しい。
これで赤系の「セントウレア」も、3株すべてが開花した。
あと翌日、成長を促すべく、全体に液肥を与えておく。
8月7日
3日後。
「石の輪のゾーン」は……
引き続き花盛り。
花火のスターマインのように……
枯れては咲き、枯れては咲き。
なので1株の花期が長い。
プランターでは、最初の蕾くらいしか咲かなかったのに。
同日に種蒔きしたのに、この差はなんだ。
「セントウレア」は……
左の株が……
2輪目を咲かせた。
中央と右の株では……
中央の花が……
「ナデシコ」に似た感じ?
いっぽう右は……
普通のヤグルマギクと大差ない、薄桃色の花。
8月12日
5日後。
「セントーレア(ブルー)」も……
そろそろ成長が止まったようだ。
花は まだ咲くが……
どれも小さめ。
あわてて1輪、切り取って……
1時間ほど水を吸わせて……
ミニプラ鉢にて「挿し芽(挿し木・挿し穂)」に挑戦。
湿度管理が重要なので室内に置く。
ただ、もっと大輪の花でやりたかった。
「彼岸ごろが挿し芽の適期」との情報に囚われ、時機を逸してしまったようだ。
「挿し芽」に挑戦
ヤグルマギク(セントーレア)は、無性繁殖法の「挿し芽(挿し木・挿し穂)」でも殖やせるらしい。
試しに「セントーレア(ブルー)」で挑戦。
1輪を切り取り、切断面を1時間ほど水に浸したのち、ミニプラ鉢に挿した。
用土はバーミキュライト。
挿し芽成功のコツは、湿気を保つことらしいので。
茎は極力斜めに切り取る。
それには細すぎるが。
そもそも購入時と比較し、ひと回りほど小さい花なのだ。
茎も細く短い。
手ごろな花も1輪だけだったし。
「彼岸ごろが挿し芽の適期」との情報を得ていたが、8月でも遅すぎたかもしれない。
というか明らかに時機を逸した。
ちゃんと発根するだろうか。
別に失敗してもいいが。
いまから殖やす理由もないし。
どうせ私なんて、失敗続きの人生さ。
とかいいつつも、つい いじけてしまう。
なんて弱い人間なんだ。
花のように ひ弱だ。
だから花を育てているのです。
そうだったんだ。
8月14日
2日後。
「セントウレア」が花盛り。
左の株も……
中央も……
慎ましげに咲いている。
右の株は……
これと……
これの2輪。
昨年育てた「セントウレア」より、花も株も かなり小さい。
ちなみにこちらが、昨年育てた「セントウレア」。
昨年の花は こんな感じ。
種は同じなのに、この違いはなんだ。
8月20日
6日後。
ミニプラ鉢の挿し芽は……
枯れた。
花が枯れるのは寿命だが、このまま発根を待っていいものか。
8月23日
3日後。
すっかり過ごしやすくなった。
「60cmプランター」は……
完全に枯れた。
種を収穫するにしても、遅すぎるほどだ。
「ミニプランター」も……
同様。
観察対象外のプラ鉢も……
ついに枯れた。
こちらは、ひと足先に収穫し、栽培終了。
「石の輪のゾーン」でも……
種の割合が増えてきた。
それでも……
いまだに……
数多くの花が。
まだ蕾の姿も。
紫の株も……
いまだに花期。
しかも まだ蕾が。
種も目立つが、まだまだ花期は続きそう。
すぐ枯れたプランターと違い、長らく花を楽しませてくれる。
「石の輪のゾーン」の日当たりの悪さが、のんびり成長させるのだろうか。
それとも地植えのため、根を広範囲に張れるからか。
こちらは片隅の「セントウレア」。
左の株は、いまだ花期。
中央と右も……
まだ花を咲かせそう。
種は これからか。
「セントーレア(ブルー)」は……
ついに種だけに。
だがよくみると……
ひとつだけ、小さな蕾が残っていた。
8月26日
3日後。
「石の輪のゾーン」の紫の株が……
2輪 咲かせていた。
変異のわりに、安定して咲いている。
左は普通の青い花。
色の違いは明らかだ。
この紫を固定して、来年以降も咲かせられないだろうか。
「セントウレア」は……
右の株がまた咲いた。
位置的に、著しく日当たりが悪いせいか、株は貧弱。
それでも しぶとく咲いている。
真夏を乗り切る
我がヤグルマギクたちは8月になっても、美しい花をみせてくれた。
プランターは終了したが。
「石の輪のゾーン」は、本当に花期が長い。
同日に種蒔きしたのに。
そういえば昨年も、プランターは早く終わった。
対して「石の輪のゾーン」は日当たりが悪く、成長は遅れがちだ。
そのぶん寿命が伸びたのかもしれない。
地植えのため、根が深く張れるお陰かも。
どちらにしろ栽培環境によって、花期が大きく変わってくると。
つまり栽培主の知識や技術が、大きな影響を及ぼすと。
責任重大だな。
「ヤグルマギク農園」を開くにはノウハウが要るな。
まだいってんのか。
それでは、2015年度版ヤグルマギクのテキトー栽培記は「その4(9月)」へと続きます。
引き続き花期だが、そろそろ種が中心となる。
プランターは、さっさと収穫して終わらせたい。
我がヤグルマギク栽培も、いよいよ終盤だ。
断末魔を迎える、9月のヤグルマギクのテキトー栽培記に、皆様ぜひお付き合いください。
実は10月にも続くのはナイショ。